マヌルネコとはどんな猫?子猫の写真や鳴き声・会える動物園を紹介!
コミカルキュートなルックスで人気爆上げ中のマヌルネコ。他の猫にはない魅力満載のルックス、モフっとした丸いボディーがチャームポイントです。そんなマヌルネコ、実は絶滅危惧種に分類される希少な猫です。今回は、そんなマヌルネコについて詳しくご紹介します!
最終更新日2020.05.06
マヌルネコの体長は平均50〜65センチ。尻尾の長さは20〜30センチ。体重は3kg〜5kgと、イエネコとほぼ同じ。もふもふの毛をしているため大きく見られがちですが、大型猫には分類されません。
寿命
普通にしていてもまるで顔芸を披露しているかのようなマヌルネコ。ずっしり体型だからかとても強そうに見られがちですが、実はとっても繊細な猫です。慣れ親しんだ飼育員さんに対してはなつく仕草を見せますが、とても警戒心が強く、人懐こい性格ではありません。
マヌルネコの平均寿命は飼育下であれば約11年と言われます。しかし、感染症での死亡率が高く、いくら飼育下であっても繁殖がとても難しい猫なのです。理由は免疫力が低いことにあり、病原菌の少ない高地に生息する猫であることがその理由とされています。
そんな厳しい条件の中、世界中の動物園が協力し合いマヌルネコの繁殖を続けています。2019年4月22日には、日本にある『那須どうぶつ王国』で8匹のマヌルネコが誕生しました。しかし残念ながらそのうち6匹は感染症などにより亡くなりました。残った2匹はすくすくち元気に成長中。ぜひ一度お目にかかりたいものです。
生態
マヌルネコは基本夜行性です。昼間は岩の間や岩穴に潜み、夜になると活動を始めます。
単独行動を好み、野生のマヌルネコの集団に出会うことはかなり稀です。
寸胴な体に付属した短めの手足から想像できるように、足は決して早くありません。そんなマヌル、獲物をとる時はちょっとずるをします。狩りたい獲物を見つけたら、後ろからそっと尾行、ここぞとタイミングを狙って捕獲!
主にナキウサギ類を主食とし、そのほかネズミなどの小型齧歯類や鳥類を食べるものもいます。
イエネコとの大きな違いのひとつでもあるのが歯の本数。イエネコが30本なのに対し、マヌルネコは28本と2本少なく、上顎第一小臼歯がその少ない部分にあたります。
マヌルネコの性格
かわいいルックスから、おっとりした性格をしているのでは?と想像しますが、実はマヌルネコ、怒るとちょっと怖いのです。
威嚇をする際、上唇の片方を釣り上げプルプルと震わせ、犬歯をキーッ!とむき出しにして怒ります。
マヌルネコはペットとして飼育出来る?
そんなかわいいマヌルをペットに迎えたい方は少なくないはず。
しかし残念ながら絶滅危惧種とあり、ご家庭では飼うことはできません。しかしマヌルに会える動物園が日本に6ヶ所あります!
マヌルネコが見れる日本の動物園
《マヌルネコに会える!動物園一覧(※2019年9月現在)》
・旭山動物園(北海道)
・那須どうぶつ王国(栃木県)※2019年4月22日赤ちゃんマヌルが誕生しました!
・埼玉県こども動物自然公園(埼玉県)
・上野動物園(東京都)
・東山動植物園(愛知県)
・王子動物園(兵庫県)
まとめ
今回は大変希少なマヌルネコをご紹介しました!
愛らしいルックスとは裏腹に、繊細で警戒心の強いマヌル。動物園で見せるコミカルな存在は見る人たちを魅了し、ファンが急増中です。一度見ると忘れられない独特な見た目はイエネコと一線を画する存在と言えます。
そんなマヌルネコにぜひ一度会いに行って見て下さいね!
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