猫はなぜ爪とぎをするのか?猫が爪とぎをする理由としつけを紹介!
人の都合でお家の中で飼われるようになった猫。本来は木で爪とぎをしていました。お家で飼われても爪とぎは本能ですので止めることができません。お家の中で爪とぎされるのは困りますよね。人も猫も快適になるにはどうしたらよいのでしょう。爪とぎの理由と対策をご紹介します。
最終更新日2020.05.06
猫が爪とぎする理由
みなさんは猫が爪とぎをする理由をご存知でしょうか?
猫の爪とぎにはちゃんと意味があります。猫の爪とぎのしつけや対策を行う前にまずは猫が爪とぎをする理由について理解しましょう。
木に登ったり、武器としての爪のお手入れのための爪とぎ
人に飼われる前の猫や野良猫は、敵から逃げるためや獲物を探すために木に登ります。けんかや狩りの時、猫の爪は武器にもなります。そのため爪はいつも研いでおかなくてはいけません。
マーキングの為の爪とぎ
マーキングの為に爪とぎをします。肉球には臭腺がありますので自分にのにおいを付けて縄張りを主張するために、時には体を大きく見せるため、体を伸ばして高いところに爪とぎするときもあります。
気分転換の為の爪とぎ
ジャンプに失敗して気分転換しいたい時、目が覚めて伸びをしてリラックスしたい時、ストレス解消のときにもガリガリと爪とぎします。
アピールしたい時の爪とぎ
自分をアピールしたい時にも「こっちを見て」と言わんばかりに爪とぎします。
猫が爪とぎをしているときは何かを訴えかけたいのかもしれません。
まとめ
猫の爪は中から伸びてきて、外側の爪は薄皮のように剝がれてきます。爪とぎすることで常に外の爪を剥がして鋭くしています。
爪とぎには「武器としての爪のお手入れ」「マーキング」「気分転換」の意味があるようですね。
猫ちゃんがもし今爪とぎをしていたら、上記で紹介したどの理由に当てはまるのか周囲の状況から判断しましょう。これを意識するだけでも、猫ちゃんの行動への理解が深まります。
猫の爪とぎのしつけの方法
猫が爪とぎをする理由を見てきましたが、一方で家猫の場合は、部屋の中で爪とぎをされると壁や部屋の家具に傷が付き不利益が発生します。そこで、この章では猫の爪とぎのしつけの方法を紹介します。
まず前提として無理やり猫に爪とぎを止めさせたり、爪とぎをしていたら無条件で起こるのは止めましょう。猫に爪とぎを止めさせようとすると、逆にストレスで問題行動を起こすことになるかもしれません。
猫にとって爪研ぎはDNAに書き込まれた本能ですので止めさせることはできません。
つまり爪とぎは生まれつきの本能なのでしょうがなく、それを踏まえて、部屋の中に損害が出ないように対策やしつけを行うようにしましょう。