猫が香箱座りする理由は?香箱座りする写真・猫以外の香箱座りも紹介!
猫が手足を折りたたんで座っているのを、よく見かけることはありませんか?これは、香箱座りと呼ばれていまして、なんとなく趣きがあり、たまには哀愁も感じますよね。ここでは、猫が何故香箱座りをするのか、猫以外の動物はどうなのかなどの疑問を紐解いていきます。
最終更新日2020.05.06
香箱座りとは?
香箱座りとは、手足を折りたたんで体に隠して、まるで真四角の箱のような形になって座ることを言います。
猫や犬、ライオンやトラなどもこの座り方を頻繁にしますよね。動物園などで、よく目にすることができると思います。ちなみに読み方は、「こうばこすわり」と読みます。
猫が背中を丸める姿勢で、床を這う様子が香箱に似ていることからこのように呼ばれているのだとか。
では何故、猫や犬などの動物が香箱座りをするのでしょうか?その理由をここでは解説していきます。
猫が香箱座りしている写真
それでは早速、猫が香箱座りをしている写真を紹介していきます。我が家の看板猫、小五郎くんが大得意としていますので、ご覧ください。
香箱座りしている顔の表情を見ると、どこか物思いにふけっているようにも見えます。
このままずっと動かないでいることもあるし、何かの物音でサッと立ち上がってスタスタとどこかへ行ってしまうこともあります。かと言えば、香箱座りをしたままウトウト寝てしまったりと。
一体、香箱座りにはどんな意味があるのでしょうか。
猫が香箱座りする理由
家猫だけでなく、外にいる野良猫でも香箱座りをしているのをよく見かけます。
穏やかな晴れた日の公園や、お寺、港などに集まる猫たちを観察していると、比較的高い確率で香箱座りを見ることができますね。
それでは、猫が香箱座りをする理由と、その心境を少し覗いてみることにしましょう。
リラックスしている時
猫が香箱座りをしている時は、比較的リラックスしている状態のようです。
外敵がいないと判断して、手足を折りたたんで座っているのですね。中にはそのままウトウトと居眠りをする猫もいるでしょう。香箱座りで寝ている猫は、まるで置物のようでかわいいですよね。
猫を飼っている人ならお分かりかと思いますが、香箱座りよりも更にリラックスした格好があります。
リラックスモード全開の仰向けの格好や、手足を伸ばして寝そべる姿がそれです。
香箱座りは、リラックスしているものの、多少の警戒心を抱いている座り方だといえるでしょう。
野生の本能、いつでも動ける座り方
リラックスしつつも、実は急なハプニングにいつでも対応できるのが、この香箱座りなのです。
前足を折りたたんでいても、何かあったらすぐに後脚で地面を蹴って、サッと立ち上がることができるのですね。
この香箱座りなら、外敵から身を守ることがいつでも可能という訳です。
飼い主との信頼関係
猫が香箱座りをする時は、リラックスした状態であることを先に述べました。
しかし、猫が香箱座りをするには、飼い主との信頼関係がとても大切になってくるのです。飼い主との信頼関係がないと、猫はリラックスできず、安心できる座り方ができません。
逆に、今まで懐かなかった猫が香箱座りをし始めたら、猫が心を開きつつあることを意味するでしょう。
香箱座りをしない猫は、安心できる環境に身を置けてないのもあるでしょうし、実は、猫の品種や特性にも関係があるようです。
香箱座りしない猫はどんな猫?
猫の中には、香箱座りをしない猫もいるのだとか。それにはどのような理由や意味があるのでしょうか?
こちらが実際の香箱。漆塗りに和柄の繊細な模様が特徴である、茶道具のひとつです。