猫にハッカ油は危険なの?野良猫よけにはハッカ油は効果的?
虫除けなどにも使える便利なハッカ油ですが、猫にハッカ油は危険という情報を見たことがあるでしょうか。本当に猫にハッカ油は危険なのか、また、野良猫除けにハッカ油は効果的なのかをご紹介します。有益な情報ばかりですので是非最後までご覧くださいね。
最終更新日2020.05.06
猫にハッカ油は危険?
虫除けなどにもよく使われているハッカ油ですが、ペットで猫を飼っている人の中には猫にハッカ油が危険なのかどうか心配に思う人も多いのではないでしょうか。
結論から言ってしまうと、猫にハッカ油は危険性があります。なぜ危険なのかということを次の項目で説明します。
猫にハッカ油が危険な理由
ハッカ油は植物性の物質で、脂溶性化学物質と呼ばれるものです。これは何かというと、体内に入ってから分解されずにそのまま体内にとどまっていると毒に変わってしまう成分になります。ハッカ油は人間が使う分には危険性がありません。なぜなら人間は脂溶性化学物質を分解できる成分を持っているからです。
猫にハッカ油が危険な理由は、肝機能に影響を与えるためです。猫は肉食動物であるため、先ほどお伝えした脂溶性化学物質という成分を分解することが出来ません。分解できないまま体内にとどまり、毒に変わります。そのため、ハッカ油は猫にとってとても危険性の高い物質なのです。また、この事実は科学的にも明らかにされています。
ハッカ油だけでなく、精油全般が猫にとって毒なのです。なので猫がいる部屋でアロマオイルを使う行為も危険性が高いです。
猫に直接つけたり、猫が舐めたりすると最悪死ぬ可能性もあります。少量でも毒のため中毒症状を起こし、下痢や嘔吐を繰り返したり、熱を出してしまうこともあるので気を付けましょう。
キャットニップというハッカ油は大丈夫
ハッカ油の中に、キャットニップというものがあります。これは犬ハッカというもので、西洋マタタビと呼ばれることもあります。
このキャットニップというハッカは、猫用のおもちゃなどにも使われているため猫に使っても安全です。あまりに大量に使っているとハッカ油と似た症状が出てくることもありますが、その可能性は極めて低いです。
猫よけにハッカ油は効果的?
猫にハッカ油が危険だということが分かったうえで、猫よけにハッカ油は効果的なのでしょうか。結論から言うと効果はあります。ハッカ油は猫の嫌いなにおいだからです。ですが、先ほどご紹介した通り猫にハッカ油はとても危険です。
そこで、ハッカ油を使用した安全な猫除けの方法をご紹介します。
猫除けの市販スプレーを使う
市販で猫除けスプレーというものが売られています。それを買って使うのもいいでしょう。ただ、やはり猫に直接かけて使うのは危険なので、猫がいつも来る場所周辺に吹きかけておくのをおすすめします。
市販の猫除けスプレーの価格帯は500円程度から高いもので3,000円程度です。
アース製薬 アースガーデン ネコ専用のみはり番スプレー 450ml
参考価格: 529円
猫除けスプレーを手作りする
市販のスプレーの中には猫の危険物質が含まれているものもあるため、絶対に猫を傷つけたくないと思う方は手作りの猫除けスプレーを使うことをおすすめします。
猫除けスプレーの作り方をご紹介します。
用意する材料は
- ハッカ油7~8滴程度
- 精製水90ミリリットル
- 無水エタノール10ミリリットル
- スプレーボトル
これを合わせてよく振ります。猫に効果が薄ければ少しハッカ油の量を数滴増やしてもいいですし、効きすぎていると感じたら調整してもいいでしょう。どれも簡単に手に入る材料なので誰でも作ることが出来ます。気になった方は是非作ってみてくださいね。
虫除けなどにも使えるハッカ油ですが、猫を飼われている方でもとても便利なものだと思っている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事は猫を飼っている方にはぜひ知っておいてほしい情報です。