猫が一緒に寝たがる理由は?寝る位置で分かる猫との信頼関係!
寒い季節は、猫と一緒に寝ると本当に温かいですよね。こっそり布団に入ってきたり、お腹に乗ってきたり、足元に寄りかかったりと、寝る位置は様々。しかし、猫はなぜ一緒に寝るのが好きなのでしょうか?その理由と、寝る位置でわかることなども、解説していきます。
最終更新日2020.05.06
猫が飼い主と一緒に寝る理由
そろそろ寝ようかとベットに行くと、猫はまるで飼い主がお布団に入るタイミングを見計らってるかのように、絶妙なタイミングで一緒に寝るために寄ってきます。ゴロゴロと喉を鳴らして、とても可愛いですよね。
でも、なぜ猫は飼い主と一緒に寝たいのでしょうか?猫が一緒に寝たがる理由を知りたいですよね。
では、その心理を少し覗いてみましょう。
飼い主のそばは安心できる場所
可愛い猫でも、野生では小さな肉食獣。睡眠時は、1日の中で最も無防備な状態なのです。外敵から身を守るため、猫は寝ていても熟睡していないと言われています。
そんな猫が飼い主のそばで寝るのは、飼い主のそばがとても安心できる場所だからなのです。猫は、一度飼い主のそばで寝るのを始めたら、ずっと寝続けるでしょう。冬だけでなく、真夏の猛暑の時でもそばで寝ようとするはずです。
飼い主は暑いでしょうが、猫は一緒に寝たいのです。ここは猫のためだと思って、少し我慢してあげて下さいね。
一緒に寝ると子猫の気分になる
飼い主のそばで寝るのは安心できるから、というのは前項目で挙げましたが、子猫の気分になるからというのが、正にそれでしょう。
避妊去勢手術をした猫や高齢で不妊の猫などは、そうでない猫と比較した場合、飼い主のそばで寝る率が高いとも言われています。猫が寝るときに、布団をモミモミするのも意味があって、母猫の母乳を出すために、子猫が母猫の乳をマッサージするという仕草の名残りのようです。
喉をゴロゴロ鳴らせて添い寝されたら、どんなに年老いた猫でも、子猫みたいで愛おしくなりますね。
飼い主を独占したい
猫は、人間のことを保護者だと思っています。猫でも人間でも、親を独占したいという気持ちは同じで、猫が飼い主と一緒に寝たがるのは、その独占欲から来るとも言われています。特に、兄妹が多いとそうかも知れませんね。
猫が飼い主に頭を擦り付けてきたり、やたら体をスリスリしてきたりする行動は、猫を飼っている人ならよく見る光景でしょう。これも、猫が飼い主を独占するための行動です。匂いを付けて、飼い主は自分の所有物だと主張しているのですね。
猫が飼い主と一緒に寝たがるのは、添い寝して飼い主を独り占めしたいのと、他のものから飼い主を守るという意味もあるようです。特に顔の近くで寝る猫は独占欲が強いと言えるでしょう。
一緒に寝ると寝心地が良い
猫は寝る場所を選ぶ時、自分で探して寝心地の良い場所を選びます。布団は柔らかくて暖かいし、大好きな飼い主の匂いがついているため、猫にとって飼い主の側は、この上なく寝心地の良い場所だと言えます。
寒い冬は特に、猫にとって、また、飼い主にとっても、布団で一緒に寝るのはとても暖かくて幸せですよね。
ちなみに、猫は寝心地の良い飼い主のそばで寝たがりますが、どうやら寝る場所にも好みがあるようです。
寝る位置で分かる猫の気持ちと信頼度
そう言えば、猫が好んで寝る場所って、決まっていませんか?多頭飼いをしているなら、特に顕著に現れるかもしれませんね。顔の近くで寝る、隣で寝る、足の近くで寝るなど、猫がえら位置は、何か意味がありそうです。
では、猫が寝る位置の法則をここで紐解いていきましょう。
枕元で寝る
猫は、親しい間柄のものに、鼻や口、顔をくっつける習性があります。母猫が子猫をずっと舐めているのもそうで、鼻や口は猫にとって、愛情表現を表す部位だからなのです。
枕元は、飼い主の顔に一番近いところ、つまり、飼い主のことが大好きで甘えたい時に、猫は飼い主の枕元で寝るのでしょう。中には、顔をぴったりとくっつけて寝る子もいるのではないでしょうか。
飼い主の顔の近くで寝ると安心できるのでしょう、喉をゴロゴロ鳴らせて、枕元で添い寝してくれる愛猫は、本当に愛おしいです。
お気に入りの場所はここ。子供にも充分懐いてくれます。猫は、心地よいところをよく知っています。