猫の「サイレントニャー」は愛情表現?意味や理由について解説!
猫がニャーと鳴く顔をしながら声を出していない、これを「サイレントニャー」といいます。何も知らずにサイレントニャーを見ると、どこか体調が悪いのか?声が出づらいのか?と心配になると思います。サイレントニャーの、様々な意味や理由をご説明します。
最終更新日2020.10.26
猫がする行動「サイレントニャー」とは?
一見威嚇のようにも見えるかもしれませんが、サイレントニャーには様々な意味が込められています。
また、英語圏では「Silent Meow」(サイレントミャウ)と呼ばれています。
サイレントミャウのほかにも「愛のささやき」や「猫の最終兵器」等、ユニークな呼ばれ方をすることもあります。
サイレントミャウや他の呼び方を見ると、サイレントニャーがどれだけ世界中に普及しているかわかりますね。
様々な種類の猫がサイレントニャーをする
サイレントニャーは特定の猫の種類や、年齢の猫がするものではなく、子猫でもシニア猫でも、家猫でも野良猫でもサイレントニャーすることがあります。
(もちろんサイレントニャーを全くしない猫もいます)
猫がサイレントニャーをする意味や理由は?
では猫がサイレントニャーをする意味や理由は何なのでしょうか?ご紹介していきます。
親に対する愛情表現
サイレントニャーは親に対する愛情表現です。
通常サイレントニャーは、子猫が親猫に対して行う行動であるため、飼い主に対して声を出さずに鳴く、サイレントニャーをするということは、猫が飼い主に対して甘えているという理由が考えられます。
子猫が親猫を呼んでいる
サイレントニャーは周波数の高い高周波で鳴いているため、この鳴き声は人間には聞き取ることができません。
子猫が天敵から身を守るためであったり、何か身に危険がある場合等には、ほかの動物には聞こえづらく、親猫には聞こえる鳴き声である、サイレントニャーを使うのです。つまりサイレントニャーは、「声を出さずに鳴く」ということではなく、しっかりと声は出ているということです。
何かを要求している
猫が親に対して何かを要求しているときに、サイレントニャーをすることがあります。
「外に行きたい」、「お腹がすいた」、「遊んでほしい」等、様々な理由でサイレントニャーをすることがあります。
ただし、サイレントニャーは信頼関係がしっかりしている相手にしか行うことはないため、猫が飼い主を親として信頼している証です。
サイレントニャーと似た症状の病気に注意
咽頭炎
咽頭炎(いんとうえん)とは、口と食道の間が炎症を起こしてしまう病気です。誤飲や口内炎が原因となる可能性もあるため、注意が必要です。炎症により声が出ていないことも考えられます。
サイレントニャーとは、猫がニャーと鳴き声を出す顔になっているのに、実際には鳴き声が出ていない様子のことをいいます。