猫のトイレの掃除の頻度と洗い方の方法を紹介!簡単に掃除する方法は?
猫のトイレ掃除はサボることができない日課です。しかし、仕事や外出時間が長いと、どうしてもトイレ掃除がすぐにできないタイミングが出てきてしまうことがありますよね。今回は、猫のトイレ掃除をできるだけ負担なく行うための方法をお話します。
最終更新日2020.05.06
猫のトイレ掃除をしようと思ったら、1日のうちに複数回排泄があるのはもちろん、多頭飼いならさらにその掃除頻度は増えてしまいますよね。
もちろん「愛する猫たちのため!」と思いつつも、仕事や家事、育児に追われていれば、少しでもトイレ掃除の負担を軽くしたいと思うのは当然のことです。
ただし、むやみやたらにトイレ掃除の頻度を減らしてしまうと、
- 猫の尿・便の異常に気づくのが遅れる
- 臭いが部屋全体にこもって染みつく
- 猫が排泄自体をむだに我慢してしまう
- 猫が汚いトイレを嫌がってトイレ以外の場所で排泄をする
そのため、「できるだけ衛生面は保ちつつも負担の少ないトイレ掃除」を追求していく必要があるのです。
今回は、猫のトイレ掃除の頻度、毎日行うこと、楽ちん掃除方法などをご紹介します。
猫のトイレ掃除の頻度と仕方
まずは、猫のトイレ掃除をどのくらいの間隔で行うのか、普段の掃除方法から考えてみましょう。
トイレ掃除の頻度
まずは、トイレの中のお掃除頻度です。
トイレの中にしたうんち・おしっこは、基本的に毎日片づけます。
排泄物は愛猫の体調の変化を知る健康チェックのバロメーターですし、汚いトイレのためにトイレ以外の場所で粗相をされることを防ぐためです。
猫砂の取り換えは、どんな商品を使っているかにもよりますが、2週間に1度はすべて変えてあげましょう。
その際、猫砂をどかした後は猫トイレ用の消臭スプレーなどを利用して、ざっときれいに拭いてから新しい砂を入れてください。
拭かずに新しい猫砂を入れてしまうと、古い猫砂の匂いや残った排泄物の残り香によって、せっかくきれいな砂を入れても「なんだか臭い…」と困った事態になることもあります。
トイレ本体を洗う頻度
トイレ本体は、
- 固まる砂を使用したオープンタイプのトイレ:2週間に1回
- 固まらない大きめ粒の猫砂を使用したシステムトイレ:1か月に1度
猫砂の交換時にスプレーできれいにしていても、繁殖した雑菌や排泄物のこびりつきは多少なりとも残りがちです。
そのため、定期的なトイレの丸洗いを行うことをおすすめします。
ただし、猫が下痢を伴う感染症にかかっている場合や、血尿や血便で酷く汚れてしまった時には、洗うタイミングは変えてください。
特に子猫に多い
- コクシジウムや回虫といった寄生虫症
- ウイルス・細菌感染
そして、洗い方にも注意が必要です。
トイレに寄生虫の卵やウイルス・菌が残っていると、いつまでもそこが感染源になってしまい、薬を飲んでもなかなか治りません。
それを除けば通常頻度で大丈夫です。
うんち、おしっこはいつ片付ける?
うんちやおしっこはできれば猫がした後すぐに片づけましょう。
猫のおしっこは体の仕組み上、より濃縮されて体から排出されるので、犬よりも臭いが強い傾向にあります。
できるだけ早く片付けることで臭いが拡散するのを防ぐことができ、寄生虫卵が含まれていた場合はその感染源を排除できます。
うんち・おしっこの片づけは、スコップを使って砂の一部分を取り除く程度で済みます。
また、もし2段構えのシステムトイレを使用していれば、複数回分のおしっこをまとめて掃除できます。
下段のシートに出たおしっこをチェックして、さっと新しいものと交換するだけで対応できますよ。
猫砂の種類によってはスコップですくうだけではこびりついてなかなか掃除しにくいものもあります。
その場合は、以下のような掃除方法を参考にしてみてくださいね。
うんち・おしっこのチェックポイント
うんち・おしっこを片づける時には、
- おしっこの色(赤色、透明に近い薄い黄色など)
- うんちの形状(軟らかい、硬い、水っぽい、泥っぽい)
- 1回量(多い・少ない)
- 回数(多い・少ない)
うんちやおしっこに関わる体調不良の時、動物病院で困るのが
「いつから」「どの子が」「いつしたものか」
がよくわからないと答えざるを得ないことです。
また、異常に気づくのが遅れて治療が長期に渡ったり、手遅れになってしまうこともあります。
愛猫を守るためにも、最低限トイレの中でした排泄物は、健康チェックも兼ねて毎日掃除してあげましょう。
猫のトイレ(本体)の掃除方法
それでは、ここからは2週に1度行う猫のトイレの丸洗い方法を順に解説します。