キンカロー(マンチカール)の子猫・大人の写真や性格・価格を紹介!
最近話題の「キンカロー」をご存知ですか?キンカローの日本名は「マンチカール」で、その名の通り、人気種の「マンチカン」と「アメリカンカール」を掛け合わせた特徴のある個体です。今回はそんなキンカロー(マンチカール)についてご紹介していきます。
最終更新日2020.05.06
キンカロー(マンチカール)はどんな猫?
キンカローとは、日本名の「マンチカール」からもわかるように、「マンチカン」と「アメリカンカール」が交配して誕生した種です。キンカローという名前は、縮んでいることを表す「kinky」と、体高が低いこと・短い脚を表す「low」「low legs」の合成語とされています。
キンカロー(マンチカール)の写真
次の写真をご覧ください。見事に両方(マンチカン&アメリカンカール)の特徴が出ています。子猫時代の可愛さも目を引きますが、大人=成猫になってからも独特な可愛らしさがありますね。大きさの比較できます。
子猫
まずは、マンチカールの子猫です。
アメリカンカールとマンチカンの特徴がずばり出ていますね。子猫ということもありますが、耳のカール具合といい手足の短さがたまらないです。お目目もクリクリです。
成猫
続いて、成猫です。
成猫になると、パッと見だけならアメリカンカールですが、全身を見ると、やはり手足の短さがマンチカンを思わせますね。両方の特徴ある遺伝子が見事に表れている猫種です。
子猫も成猫も本当に可愛いですね。日本ではまだまだ認知度は低いですが、この可愛さならばあっという間に人気上位が予想されます。
キンカロー(マンチカール)の歴史
キンカローの歴史はまだ浅く、20世紀の末ごろ(1990年代)に、マンチカンが持つ短い足と、アメリカンカールが持つ巻耳の両方の特徴出現を目的に、アメリカ在住のテリー・ハリス氏によって交配が試されました。その後の1997年に、アメリカの猫の登録団体「TICA」にキンカローは「研究・実験的な猫種」として登録されています。
まだ誕生して日が浅いため、キンカローについては研究や観察が続いていますが、というのも、マンチカンの短足にしても、アメリカンカールの巻き耳にしても、本来は遺伝子的な異常が考えられ、全身の骨格異常にも大きな影響があるため、マンチカンやアメリカンカールなどの遺伝子異常同士の交配には厳しいモラルが求められています。
キンカローの育種に尽力している繁殖者たちは、ダックスフンドなどの小型犬や、スコティッシュフォールドのような骨格異常を引き起こす可能性は低いと主張していますが、キンカローのようにマンチカンの短足、小型の体格、アメリカンカールの巻き耳の形状といった両方の遺伝子を引き継ぐため、無理な交配を行うことで、半身不随や死産というような、不幸な猫が生まれる可能性が高くなると考えられています。
そのため、現在でも、キンカローに関してはあくまでも「研究・実験的な猫種」による登録であり、猫種としての本登録にはまだまだ観察や検討の時間を必要としています。どのように繁殖及び育種され、将来的に健全な猫種として確立できるのかどうかについて、今後も観察と検討が続きます。