猫がお風呂場までついてくる理由をご紹介!分離不安とは?
猫と暮らしていると、案外いろいろなところについてくることに驚きます。猫はツンデレとよく言われていますが、トイレやお風呂についてきたり、ドアの外で出待ちしていたりして、全然ツンデレと感じません。今回は、猫がお風呂場までついてくる理由についてご紹介します。
最終更新日2020.05.06
そもそも、なぜ猫は色々なところについてくるのでしょうか。
我が家の場合はお風呂場だけじゃなく、部屋を移動するだけでもついてきます。私はそれを「ストーカー」と呼んでいますが、その姿はまるで人間の子供のようで、とってもうれしく思う反面、少し不安な気持ちにもなります。好かれていることは十分わかっても、その裏側にある「猫の気持ち」「猫の心理」は一体どういうものなのでしょうか。
次項で、そんな猫の行動、お風呂場やトイレについてくる理由をご説明します。
猫がお風呂場までついてくる理由
理由① 親だと思っている
子猫時代から飼い主と暮らしている猫は、精神的に大人になりきれていない部分があります。そのような猫は、飼い主を親猫のように思っています。親猫にくっついて行動する子猫のように、飼い主の側を離れようとしません。これが理由の1つです。
理由② 甘えたい&かまってほしい
飼い主に甘えたい、かまってほしいという気持ちが強い猫は、後ろをついてきたり、ストーカーのような行動をします。
お風呂場までついてくる猫の場合は、飼い主が湯船にのんびり浸かっているときは、かまってもらえるチャンスであることを知っています。普段の生活から、そのタイミングを見計らっていると思われます。
理由③ 見守りたい
大好きな飼い主を見守るために、お風呂についてくる場合もあります。お風呂場までは入らなくても、ドアを開けたときに出待ちをしていることはありませんか?
私はほぼ毎日そうですが、飼い主がお風呂から出てくるのをじっと待っていたり、ときどきお風呂の様子をのぞいたりするのは、猫なりの「見守りたい」という気持ちの表れです。
理由④ 不安
理由①~③は、飼い主にとってもうれしいもので、ストーカーだとは言っても、嫌な気持ちにはまったくなりませんよね。むしろ私は待っててくれる猫たちに「ありがとう」と伝えています。そのことが、猫にとっても「いいこと」と伝わり、毎日の行動に繋がっているのかと思っています。
しかし、理由④の「不安」については、少し心配になってしまうような猫の心理状態があります。詳しくお伝えします。
猫の不安① 飼い主が見えないと不安になる
常に飼い主が見える場所や側にいないと、不安になってしまう猫がいます。その不安から、飼い主が席を立ったり、お風呂やトイレに行ってしまうと、急に不安になってついてきたり、追いかけてくる場合があります。
猫の不安② 一人にしないで!
お風呂やトイレなどで席を立った飼い主に対して、「一人にしないで」という気持ちになり、ついてくることもあります。飼い主不在のときに怖い思いをしたり、何かの音などに恐怖を感じているのかもしれません。
基本、猫は単独で行動する動物です。しかし、ペットとして飼われている猫の場合は、野生味や本能を出す必要がなく、一般的に思われている猫のイメージを覆すような行動や仕草が多く見られます。上記2つの猫の不安も、ペットの猫ならではかもしれませんが、実はあまりにも不安がる猫に対して、「分離不安症」と呼ばれる症状があります。
猫の不安分離症とは?
猫の不安分離症とは、「足元にまとわり付く」「トイレやお風呂にまでついてくる」「目が合うまでじっとこちらを見つめる」「視界に割り込んでニャーニャー鳴く」「ドアの向こうで叫ぶ」「トイレの砂をひっかく」など、飼い主の関心を絶えず自分に向けさせようとする行動のことです。
この原因は様々ありますが、猫が異常なまでに飼い主の関心を求める行動をする背景には、満たされない欲求が多いといえます。欲求を満たすための行動をしているうちに、飼い主への依存心がどんどん強まってしまっている可能性があります。
ついてくるから、追いかけてくるからといって、全部が全部不安分離症ではありませんが、ストーカー行為以外の異常行動が見られたら、不安分離症を疑ってみましょう。その上で、不安分離症の解消に努めていきましょう。
まとめ
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それでは猫がお風呂場までついてくる理由をご紹介していきます。