猫の嗅覚は人間の何倍?猫の苦手な臭いとは?

猫の嗅覚は人間の何倍?猫の苦手な臭いとは?

ご飯の支度中、どこからともなくすっと現れる猫。例えばその晩ご飯が魚であれば、猫は全ての物事を置いてすっ飛んでくるでしょう。猫の嗅覚たるや達人レベルです。今回は、そんな猫の優れた嗅覚のお話をします。猫が苦手とする臭いについてもご紹介。ぜひ最後までご覧下さい。

ごま
ライター

ごま

猫3匹と暮らすフリーランス/ラガマフィン(♀5歳)ラグドール(♂4歳)保護猫(♀推定6歳)

記事の目次

  1. 1.猫の嗅覚は人間の何倍?
  2. 2.猫の嗅覚はどのくらいすごいのか
  3. 3.猫が苦手な臭い
  4. 4.まとめ
Photo byArtTower

ニオイにつられてやってくるのは何も猫だけではありません。遺留品捜査や被災者探索といった大役を果たす犬もまた、優れた嗅覚の持ち主。犬が持つ感覚のうち、一番発達しているのがこの嗅覚と言われます。

そんな犬と同じく、猫の嗅覚もとても敏感です。

猫の嗅覚は人間の何倍?

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猫の嗅覚は、正直なところ他の動物と比べると、飛び抜けて優れている、とは言えません。それでも人間の数万から数十万倍の嗅覚を持っているため、たとえ人間には無臭に近いニオイでも、猫にとっては強烈に感じます。

嗅覚だけで言うと、実は犬の方が猫よりも優れています。犬の嗅覚は人間と比べて数千から数万倍。その数だけ見ると猫の方がすごいと感じます。しかし、犬はニオイの種類を繊細に嗅ぎ分ける能力に長けており、酢酸のニオイに関しては人間の1億倍まで感知できます。

これは嗅覚の仕組みに理由があります。嗅覚は、鼻腔の嗅上皮にある嗅覚需受容神経によって感じとります。人間の嗅上皮が1層から3層なのに比べ、犬は数層にもなっているのです。この優れた嗅覚を生かし、警察犬として危険物を探し出すなど、重要な役割を果たしているのです。

では猫の嗅覚はどのような仕組みになっているのでしょうか?

猫の鼻は決して大きくありませんし鼻の穴も小さいですよね。しかしその内部はというと、凸凹していて表面積が見た目以上にとても広いのです。その広い表面積でニオイを敏感に感知し、自分の生活に必要なものからそうでないものまで幅広く選り分けています。

猫の嗅覚はどのくらいすごいのか

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そんな猫の嗅覚にまつわるエピソードをご紹介します。ちょっとユニークなものもありますよ、ぜひご覧下さいね。

猫の嗅覚は凄い!「隣の部屋のニオイも感知」

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「キッチンに置いてあった魚の尻尾が無い?!」これは、ちょっと目を話した隙に猫にかじられてしまったエピソード。人間の数万倍もある嗅覚は、たとえ人間が感じない何メートル先の距離にあるものでも、猫はすぐさま感知します。好物の魚であればなおさら。

猫の嗅覚は、視界が遮られる夜であっても敵や獲物をしっかり確認できるよう発達したと言われます。視力よりも嗅覚のほうが優れているのです。それゆえ、たとえ視界の範囲内になくとも、嗅覚で察知し、「美味しい魚があるぞ!」と感じたらすぐさま狙いに来ます。飼い主としてはちょっと気が抜けず困ります…。

猫の嗅覚は凄い!「浮気もすぐさまバレる…?」

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犬の嗅覚は主に獲物の収穫のために使われます。それに比べ、猫の嗅覚は食べ物の区別や縄張りチェックに使われます。

猫は自らのニオイをつける行為「マーキング」をして、自分のテリトリーを把握します。人間にすりすりと体を擦り付ける行為もまさにこのマーキングですね。飼い主を「自分のもの」にするため、自らのニオイを付着させるのです。そしてそのニオイを頼りに自分の居場所を整えて行きます。

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猫のマーキングとスプレーの意味とスプレー対策をご紹介!
飼い主の帰宅時やのんびりとしているとき、ご飯を待っているときの猫がすりすりしてくる姿は飼い主にとって、とても癒されるものです。マーキングには飼い猫にとってどういった意味があるのか、マーキングにはどのような種類があるのかについて紹介します。

しかし、飼い主が外でどこか違う猫をお触りしてきたとしましょう。家猫は飼い主が家に入るやいなや、「ん?違う女(猫)のニオイがする…」とすぐさまキャッチ。近寄ろうとはしません。これは嫉妬でもあり、「自分の持ち物をどこか知らない女に取られてしまった」そんな感覚に似ています。飼い主は愛猫をそんな気持ちにさせないよう、気をつけて浮気しましょう。。。

猫が苦手な臭い

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優れた嗅覚だからこそ、猫にとってNGなニオイには注意したいもの。嗅覚が鈍感になってしまったり、病気になる危険性もあります。

猫が苦手とするニオイは以下のようなものが挙げられます。

  • 香水やアロマ
  • 洗剤
  • 柑橘類の果物
  • メンソール
  • 香辛料

日常的に気をつけたいのは、香水やアロマなど化学物質系のニオイです。
ニオイは肝臓で分解されます。猫の肝臓はとても小さく、たとえ少しのニオイであっても、嗅覚が優れている上にその小さな肝臓には日常的な香り系はかなりの負担になります。継続してアロマを使うことで肝臓の病気になる猫もいます。

お香を好む方のため、改めて猫にとってお香はどのくらい危険なのか、そして使うにあたりどのようなことを注意したら良いのか、それについて詳しく書いた記事があります。参考までに、ぜひ一度目を通してみて下さいね。

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猫にお香は危険?猫を飼っている人がお香を焚く際に注意すべき事をご紹介
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まとめ

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