猫が腕枕で一緒に寝る意味・理由を紹介!愛情の証?

猫が腕枕で一緒に寝る意味・理由を紹介!愛情の証?

飼い主にとり、愛猫に腕枕をせがまれることは最高に幸せな時間です。その反面、腕枕をすると動けなくなる…なんて幸せな悩みもありますよね。愛情表現がストレートでない猫、なのにどうして腕枕を求めてくるのでしょう?今回はそんな猫の心情と上手な腕枕の解き方をご紹介します。

ごま
ライター

ごま

猫3匹と暮らすフリーランス/ラガマフィン(♀5歳)ラグドール(♂4歳)保護猫(♀推定6歳)

記事の目次

  1. 1.猫が腕枕で一緒に寝る意味・理由
  2. 2.猫の腕枕してくれない猫はどんな猫?
  3. 3.猫の腕枕をはずすコツ
  4. 4.まとめ

猫が腕枕で一緒に寝る意味・理由

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普段はツンデレな猫が、寝る時には飼い主にべったり甘えて「腕枕して♡」と甘えてくる様子は可愛さの極み!

けれど飼い主側の本音としては…確かに可愛いことに間違いない!のですが、「時間と共に痺れる腕の痛みい耐えねばならない…」、「用事があるのに動けない…」など、複雑な気持ちもありますよね。

そんな時、無理に猫の腕枕をといてしまうことはタブー。猫との信頼関係にヒビが入ってしまいます。だからと言ってずっと耐えるわけにもいきません。

この記事では、猫が腕枕で寝ようとするその理由を先ず理解し、その上でいかにうまく腕枕を解くか、についてご説明します。

猫が腕枕で寝る理由①【飼い主を母親だと思っている】

Photo byTy_Swartz

赤ちゃんのころ、母親とくっついて眠っていた猫はその名残がずっとあり、母猫と離れても眠る時は「誰かと一緒に眠りたい」と思うもの。

毎日、自分のお世話をし、可愛がってくれる飼い主がその母親代わりとなり、眠る時にもすっと布団に入り、そっと枕元で眠ったり、飼い主の腕枕でそっと母猫との時間を想い出している、なんていうことも。

猫がそうして寄り添ってきた時は、優しく撫でながら「可愛いね」とたくさん声をかけてあげましょう。

猫が腕枕で寝る理由②【寒季節は暖かさを求めて】

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「夏は1人で寝ていたのに、冬になった途端、毎日のように布団に入ってくるようになった」そんなケースも多く聞きます。これは猫が寒さに弱い生き物だからです。

多頭飼いの場合、猫はぎゅっと体を寄せ合い暖をとります。それと同じように、寒さをしのぐため、冬は飼い主にくっついたり、暖かな布団の中で眠ります。

猫が布団に入ってくるようになると、「あ、冬が来たな」と季節の変化を感じるもの。逆に布団に入ってくれなくなると、「夏が、来た…」と思うのです。飼い主としては少々切ないですね。

猫が腕枕で寝る理由③【飼い主への独占欲】

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猫は常に飼い主にとっての1番でいたいと望む傾向にあります。そのため、例えば多頭飼いなどする場合、「私のものだニャ!」と他の猫へのアピールとして腕枕を要求するケースがあります。

この時、自分自身の匂いを飼い主の布団や枕元、飼い主自身につけてマーキングしているとも考えられます。
猫は口の周りや顎下、肉球、肛門などに臭腺という匂いを出すための腺を持っています。飼い主の腕枕に顎を乗せることで、臭腺から出た自分特有の匂いをつけているのです。

これは猫の習性とも言えます。そもそも猫は縄張り争いする生き物。自分の行動範囲を明確にし、それを他の猫にも要求します。自らが定めた縄張りの中で、自分のスペースはもちろん、「これは自分のものだ!」という想いをはっきりと他の猫に主張します。その方法の1つとして、匂いによるマーキングがあります。

繊細な猫ほどこの匂いにも敏感に反応。他の猫の匂いがついた場所では寝ない、お気に入りの場所であっても、他の猫が1度でも寝たらその場所からはしばらく距離をとるなど、匂いによって自分のテリトリーにはっきり区別をつけます。

そのような猫の場合、なるべく他の猫とわかりやすく差別化してあげると良いでしょう。そうすることで猫との信頼関係がぐっと増します。逆に、他の猫の方を必要以上に可愛がってしまったり、子猫を迎えてその子につきっきりになるなどすると、一気に距離を取られてしまいます。中には孤独のあまり、体調を崩すケースもあるので注意しましょう。

猫の腕枕してくれない猫はどんな猫?

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「うちの猫は腕枕をさせてくれない…」そんな方もいらっしゃるでしょう。その理由は大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は、1人で寝るのが好き、その方が落ち着くといった猫です。そういった猫は基本単独行動を好み、たまに甘えてくるようなツンデレタイプ。夜もゆっくりと自分のペースで寝床につき、静かに眠ります。これは飼い主と距離を置きたい、というわけでなく、その猫が本来持ち合わせた性格と言えます。

2つ目の理由は、以前に飼い主に腕枕してもらった際に、「落ち着かなかった…」と感じた猫です。
例えば、腕枕の途中、飼い主が先に眠り猫をつぶしてしまったり、突然寝返りをうち猫を驚かせたなど、猫に軽いトラウマを与えてしまったなどが考えられます。
猫はゆったり落ち着いた人を好む傾向があり、自らが落ち着いて過ごせる環境に安心を覚えます。そのため、「ゆっくり眠りたかったのに、突然驚かされてしまった!」「この人は忙しないにゃ〜」と思われてしまうと、腕枕おろか、膝の上にも乗ってくれなくなります。

これもある1つの例に過ぎません。人間と同じく猫にも個体差があります。「うちの猫は腕枕をしてくれない」ことをあまり深刻に考え過ぎす、自分たちなりのスキンシップのとり方や適度な距離感を見つけることこそ1番重要です。

猫の腕枕をはずすコツ

Photo by hide10

飼い主の腕枕で気持ち良さそうに爆睡する猫。しかし飼い主も用事などで泣く泣くその腕を解かなければならない時もありますよね。そんな時、猫の気持ちになって優しくそっと解いてあげるよう心がけましょうね。突然解くと、猫は驚いてしまい、時には爪を立て噛むことも…。

猫が気持ち良く腕枕で眠っている時、例えば、体や額など、猫が撫でられて気持ち良いと感じるところを優しく撫でながら、そっと腕を退かすと良いですね。すると猫は、そのままぐっすり心地よい眠りを続けることができます。

飼い主の枕元で眠っている場合は、腕の代わりにそっと枕を挟んであげるのも1つの方法。
猫が好むオヤツやおもちゃで気を引くのも良いですね。

「できることならずっと腕枕していたい…」そう思っているのはもしかすると、猫ではなく人間の方、なのかもしれませんね。

まとめ

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