猫の平均寿命は何歳?飼い方・性別・種類によって異なる寿命を紹介!
猫を飼っている人なら誰でも、愛猫がどれくらい生きるのか気になりますよね?猫は猫でも、野良猫や飼い猫、品種や性別によって平均寿命は変わってきます。ここでは、それぞれの平均寿命と、長生きさせるためのポイントなどを紹介していきます。
最終更新日2020.05.06
猫の平均寿命
犬より猫の方が長生きなのを聞いたことがある人は多いと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
2017年アニコムによるデータ検証によると、アニコム損保に契約している犬と猫それぞれの平均寿命は、犬が13.7歳で猫は14.2歳と、やはり猫の方が長生きなのが分かっています。
猫の平均寿命は伸びている
家猫は、野良猫と比べて事故が少ないのと、飼い主の目が行き届きやすいため、病気も早期発見しやすいです。そのことから、猫を安全から守るために屋内で飼う人が増えたのもありますが、外飼いの猫が近所に迷惑をかけるのを防ぐといったのも屋内飼育が増えた要因です。
屋内飼育の方が、外で飼うより断然安全なので、猫にとっても長く生きるには屋内飼育が良いです。
猫の平均寿命が14.2歳とありますが、猫の14歳は人間に換算するとおよそ72歳。この歳になると、人間も様々な症状や病気に悩まされますよね。
人間も猫も同じで、年齢によってかかりやすい病気や死因などを知っておくことも、飼い猫を長生きさせる重要なポイントだと言えるでしょう。
猫の死因と、かかりやすい病気は?
猫の死因について
猫の死因はいろいろですが、年齢によってそれぞれが占める割合は変わってきます。しかし、猫の死因トップは、0歳期が感染症、それ以上では泌尿器系疾患と大きく2つになっています。子猫を保護しても、すぐに弱ってしまったという経験をしだ人は多いのではないでしょうか?母猫から離れてしまった子猫は、特に免疫力が弱いので、感染症にとてもかかりやすいのです。
その他の死因は、呼吸器系疾患・腫瘍・循環器系が並びますが、子猫では呼吸器、高齢猫では腫瘍が高い割合を占めたりと、少しばらつきが見受けられます。
猫がかかりやすい病気について
前述した猫の死因から見ても分かりますが、0歳期の子猫以外は年齢に関係なく腎臓病(腎不全)や尿路結石、膀胱炎などの泌尿科系疾患にとてもかかりやすいことが分かっています。原因は、細菌感染や老化による腎機能の低下などが挙げられています。しかし、猫自体がなぜ腎臓系の病気になりやすいのかは定かではないようです。
その次に挙げられている呼吸器や循環器、腫瘍ですが、人間同様に加齢とともに起こりやすくなると考えて良いでしょう。
これは、猫の年齢を人間の年齢に換算すると分かりやすいですが、猫の5歳は人間の36歳、猫の10歳は人間の56歳、猫の15歳は人間の76歳になるからです。
歳をとれば病気はつきもの、しかし、そうならないように防げるものは未然に防いでいきたいですね。
猫の種類や飼い方による寿命の違い
飼い方による平均寿命の違い
飼い方による猫の平均寿命ですが、ここでは、飼い猫の平均寿命を外飼いの猫と家猫で区別して説明をしていきます。
何故ならば、正式に測ることは困難ですが野良猫の平均寿命は、環境省や動物愛護センターなどのデータによるとおよそ3年〜5年と、飼い猫の半分以下の長さだからです。野良猫の子猫となるとさらに過酷で、生存率は約50%だとも言われています。
では、外に出る猫と完全な家猫の平均寿命はどれくらいなのでしょうか。一般財団法人日本ペットフード協会の調査によりますと、平成29年度の調査では以下のような結果が出ています。
- 家猫の平均寿命…16.25歳
- 外猫の平均寿命…13.83歳
- 調査猫全体の平均寿命…15.33歳
このことからも、家猫の方が平均寿命が長い理由が分かりますね。
また、日々の健康管理も家猫の方がしやすいのもあります。餌、水、トイレの管理はは勿論、見た目や行動の異変にも気付きやすいです。しかし、外猫は、家猫ほど管理ができないことが多いので、家猫よりも平均寿命が短くなってしまうのでしょう。
猫の平均寿命はどれくらいなのか、猫を飼っている人であればとても気になりますよね。
自分の愛猫には、少しでも長く生きてほしいものです。