【静電気対策】猫の静電気を除去&防止する方法をご紹介!
空気が乾燥している状態で猫に触れたときに、「バチッ」と指先に静電気を感じたことはないでしょうか?あまりの痛さに、猫に触れることを躊躇うなんてことも少なくありません。今回は、そんな猫の静電気を除去&防止する方法を、便利な防止グッズとともにご紹介します。
最終更新日2020.05.06
猫の静電気を除去したい
猫とじゃれあったりモフモフしあったりするのが幸せと感じる冬の季節ですが、思わぬ痛みを味わうのが「バチッ」と地味に痛い静電気です。冬じゃなくても、春や秋といった、空気が乾燥する季節になると誰しもが経験する嫌な現象です。
せっかく猫と遊びたくても、この静電気のことを考えると、ついつい触ることを躊躇ってしまいます。そして何より、人の指も痛ければ、猫だって痛みや違和感を感じるハズです。できることならば、静電気はなくしたいですよね。
本記事では、猫とのよりよい生活をキープするために、静電気の除去や防止方法についてお伝えしていきます。お役立ちグッズも紹介しますので、ぜひご参考ください。
静電気が発生する原因
そもそも静電気とは、「乾燥」と「摩擦」という2つの条件がそろった時に起こる物理現象で、空気が乾燥しがちな冬の時期は、一年でも特に静電気が発生しやすくなります。子供の頃に下敷きをこすって遊んだことはありませんか?あれがまさにこの状態です。
冬の時期に、洋服を脱ぎするだけでも静電気が起きますよね。あれは、洋服と髪の毛の摩擦によって起きている状態で、特に化学繊維を用いた衣服がこすれることによって帯電することが多いようです。
例えば「アクリル素材」と「ウール素材」、「ナイロン素材」と「ポリエステル素材」を使った服同士の重ね着は相性が悪く、この2種類の素材がこすれあうことで、特に静電気が溜まりやすいと言われています。
知らない間に静電気が溜まり、その状態で猫に触れると、溜まっていた静電気が一気に放電され、「バチッ」と刺激を感じる、という仕組みです。
同じことが、猫のブラッシングでも起こります。ブラッシングをすると、猫の被毛とブラシの間で摩擦が起き、静電気が溜まります。その状態で飼い主が猫に触れると、溜まっていた静電気が放電して刺激を感じます。
ということは、飼い主が組み合わせの悪い素材同士の服を着て、ブラッシングをしたばかりの猫を触るとどうなるかというと、想像するだけでもとても痛そうな結末が予想されます。人も猫も痛い思いしかしません。そしてお互いがストレスを感じてしまいますね。
静電気の影響
静電気が人に与える影響
乾燥や摩擦が原因といっても、静電気が起きやすい人と起きにくい人がいると思います。ちなみに私は起きやすくて、夫は起きにくいタイプです。同じ条件の家に住んでいるハズなのに、私はドアノブもダメですし、車のドアも毎回バチバチします。猫ももちろんです。
静電気が起きやすい人には、肩こりや関節痛、頭痛、冷え性などの症状が出やすいという因果関係が指摘されています。静電気によって体内が「+」に傾くことで、血液中のマイナスイオンが不足し、「血液がドロドロ」の状態になるそうです。これが不調の原因といわれています。
また、免疫力の低下や、自律神経の乱れといった悪影響を及ぼしたり、髪の毛や肌にもダメージを与えるそうです。
ちなみに、静電気が起きやすい私は、肩こりも関節痛もひどく、かなりの頭痛持ちです。さらに不調を訴えて病院に行けば、必ず「自律神経が乱れている」と診断されます。なので、これらの因果関係や指摘はあながち嘘ではないと思います。
静電気が猫に与える影響
静電気が発生すると、そこに物を引き寄せやすくなります。下敷きをこすったときに髪の毛がつくのがそういうことです。
これを猫の体に置き換えると、静電気が発生したことにより、猫の被毛には、ノミやダニ、近くのゴミ、ハウスダストやアレルゲンなどを引き寄せてしまいます。人と違って猫は毎日お風呂に入らないので、被毛や皮膚が清潔な状態ではなくなります。それに猫はグルーミングをするので、被毛についたそれらも舐めることで、体の中にも入ってしまいます。
猫がアレルギー体質の場合は、痒みや肌荒れの原因となってしまいますし、何より「バチッ」とした痛みはストレスにもなります。
人にとっても猫にとっても、静電気はあまりいいものではありません。通常は流れる電流も小さく、生命機能を今すぐに破滅させるようなことはありませんが、時として危険を伴い、体の不調の原因になることは間違いありません。
次項では、静電気を除去する方法と、防止する方法をご紹介します。
猫の静電気を除去する方法3選
湿度を保つ
静電気は、湿度が35%以下の場合に発生しやすく、65%以上になると発生しにくくなります。
ですので、乾燥が強くなる冬の時期は加湿器をつけたり、濡れタオルや洗濯物の部屋干しなどをして、部屋の保湿に努めましょう。猫にとっても、40%~60%の湿度は通年の適正数値ですので、過ごしやすい環境にもなります。また、乾燥が防げればウィルスや細菌感染も防ぐことができるため、部屋の保湿は人にとっても重要です。
霧吹きでスプレー上に水を噴霧するのも効果的です。私も毎年やっています。ただし、エアコンなどの電化製品にはかからないように注意しましょう。
部屋の中に湿度計があると便利ですよ。