犬と狼の違いとは?違いを知って見分けられるようになろう!

犬と狼の違いとは?違いを知って見分けられるようになろう!

犬の祖先は狼であると言われている。しかし、犬と狼は全く別の種類の動物として証明することは、専門家の間でも難しいと言われている。犬にはかなりの種類の犬種がいるので、動物学的には、犬と狼の違いを証明するのは難しいが見た目や習性などで違いを見つけることは可能である。

犬と狼の違いは?

Photo byAlexas_Fotos

犬の祖先はおそらく狼であろうと言われています。

研究者によって、いろんな意見があり、そして、未だにその結論が出ていないというのが現実です。

確かに、は見た目がとても似ています。
シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートなどは、見た目が狼と殆ど変わりません。
「この子は狼だよ」と言われれば信じてしまっても仕方がないくらいに似ています。

しかし、犬と狼は全く異なる部分もたくさんあります。そして「狼は犬みたいな動物」と思い、無警戒に接することはとても危険であるということです。

それでは、犬と狼の違いについてご説明していきましょう。

遺伝的な違い

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犬の祖先がなんであるか?どのように今のペットとして人間に飼われている犬となったのか?などの研究は、昔からされてきましたが、詳しく解明はされていませんでした。

しかし、最近になって、犬と狼は、遺伝子的にはどの動物より最も近いということがわかったようです。

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さらに、以下の三種類のグループが最も狼に近いDNAを持っていると言われています。

  • 中国犬(チャウチャウなど)・日本犬(秋田犬・柴犬など)
  • バセンジー
  • シベリアンハスキー・アラスカンマラミュート
秋田犬は大型犬だということもあって、少し理解できますが、柴犬は意外ですよね。

しかし、ヨーロッパ系の犬は、狼と遺伝子的にはそれほど近くないようです。
個体差はもちろんありますが、秋田犬や柴犬は、確かにしつけをきちんとしないと、人間の言うことを聞かなくなると言われていますね。

少し狼的要素があるような気もします。

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ペットとして飼われている犬の中でも個体差があるように、狼の中でも、人間と接することに抵抗がないものとそうでないものとが存在していました。

狩人から餌を分けてもらうことに抵抗がない狼と自分でとった獲物しか口にしない狼がいたようです。
そこから、人間と生活できる狼とできない狼に分かれ、コヨーテやジャッカルとの混血などもあり、今の人間と暮らせる犬が誕生したと言われているようです。

人類の歴史的な違い

上でも述べた通り、人間に餌をもらってそのままその人間たちと暮らすようになった狼が、狩りの手伝いをしたり、その人間を守る(番犬)ようになった狼と、自立心があり、人に頼らず狼だけで暮らしていくタイプの狼に分かれたところが、犬と狼の分岐点であったようです。

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40万年ほど前の遺跡から、人間の居住地跡から狼の骨が出土しています。
犬と人間の関係は、旧石器時代からあったんですね。

さらに、世界各地の遺跡から、人間と一緒に埋葬された犬の骨が出てきているので、40万年前には、狼と犬は既に分岐しており、犬は人間と暮らしていたということですね。

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はっきりしたことはわかっていないのですが、遺跡から出土した骨などから考察されるのは、人間に対してさほど攻撃的ではない狼を人間が飼いならし、大人しい従順な狼同士が交配し、徐々に狼から犬へと変化していったのではないかと言われています。

それでは、もう少し具体的に、狼と犬の違いをご紹介していきます。

【犬と狼の違い】骨格や特徴

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犬と狼の見た目の違いについて詳しくご紹介します。

狼のほうが体が大きい

まず、1つ目に挙げられる違いは、犬より狼のほうが体が大きいということです。さらに、狼は脚が長く胴体に付いている位置も、犬よりもかなり首に近いところに付いています。

狼は犬より肩幅が狭い

Photo byPixel-mixer

狼は肩幅が犬より狭いです。

例えば、大型犬のシベリアンハスキーなどと比べると、かなり肩幅が狭いです。
空気抵抗が少ないほうが速く走れるからでしょうか。

確か、牧羊犬などは、他の犬種に比べて肩幅が少し狭いですよね。

狼は犬より肉球が細長い

狼は犬とは違って、獲物を捕まえなければなりません。そして、速く長い時間走らなければならないので、肉球が全体に細長くなっています。犬の足跡は丸い感じですよね。

狼は犬よりも歯が大きい

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狼は、野生の鹿などの動物を骨ごと食べます。骨を噛み砕くために、犬よりも顎がしっかりしていて歯が大きいようですね。

頭の形が違う

狼はおでこから鼻にかけて真っ直ぐなのに対して、犬は目と目の間の部分が凹んでいます。
撫でると喜ぶところですね。

犬は一年で成犬になるが狼は二年かかる

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犬は、一年でほぼ成犬になりますが、狼は成獣になるまで二年ほどかかります。
さらに、犬は年に二回子どもを生みますが、狼は一回だけです。

食べるものが違う

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狼は、ほとんど動物の肉しか食べませんが、犬は雑食です。

犬は、人間が与えれば、ほとんどのものを食べます。玉ねぎなど食べさせてはいけないものもありますが、野菜やパン、ご飯なども食べますよね。

【犬と狼の違い】性格

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次に、見た目ではなく、犬と狼の性格の違いについてご紹介します。

狼は人に懐かない

狼は子供の頃から群れから離し育てれば、ある程度は人間に懐きますが、大人になったら絶対に人に懐くことはありません。もし、大人の狼を近くで見る機会があったとしても、絶対に顔を覗き込んではいけないそうです。

そう言えば、動物園にいた狼を見たことがあるのですが、狼は絶対に目を合わせることはなかったですね。
どこか、遠くをじっと見つめていました。

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それにひきかえ、犬はものすごくアイコンタクトをとってきますよね。何か困ったことが起こると、一所懸命飼い主の目を見て訴えてきます。これは、犬が人間を頼りにし、信頼している証ですね。

犬は人間に頼るが狼は警戒する

犬はとにかく飼い主さん大好きで、構ってほしくて、抱っこしてほしくて、撫でてほしいみたいですが、狼は人間に警戒心を持っています。

自分たちの群れの中での信頼関係以外は、一切警戒を解くことはありません。

犬と狼のハーフはいる?

犬と狼は交配が可能です。そのため、狼犬は存在します。狼犬は、とても知能が高いと言われています。飼い主さんをリーダーだと認めれば、やたらと他の動物を襲ったりはしません。野生の狼は、どの動物よりも一つの群れを作るのがうまいと言われているので、狼犬も知能が高いのは想像できますよね。

しかし、狼の特徴が現れやすく、飼育は難しいと言われています。国内には数百頭しかいません。狼の血が濃いほど飼育が難しいと言われています。

狼犬の犬種は、「サーロス・ウルフボンド」と「チェコスロバキアン・ウルフドッグ」です。
一部の愛犬家には、狼犬の熱狂的なファンがいるそうです。

まとめ

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以下に、狼と犬の違いを、見た目・性格の2つの点からまとめてみました。

犬との見た目の違い

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  • 体が大きい
  • 頭の形が違う(おでこから鼻にかけて直線的)
  • 脚が長く、肉球が細長い
  • 肩幅が狭い
  • 足の位置が犬より後ろにある

犬との性格の違い

Photo byComfreak

  • 人間に懐かない
  • 人間に頼らない
  • 群れの中での信頼関係は強い

狼は子供の頃から育てると人に懐くこともありますが、育ててくれた人にだけしか懐きません。犬のように、優しくしてくれる人ならほとんどの人に懐くというようなことはありません。

以下に、狼犬の特徴をとてもよく表した可愛い動画がありましたので、ご覧になってみてください。

いかがでしたでしょうか?
「犬と狼の違いとは?違いを知って見分けられるようになろう!」についてご紹介しました。

犬の祖先が狼であろうと言われているのは、シベリアンハスキーなどを見ていると納得できますが、ポメラニアンやマルチーズも、元のもとを辿れば、狼なのかと思うとちょっと信じられない感じですね。

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