狼犬(ウルフドッグ)とはどんな犬?性格や飼育しやすいのか・購入価格などをご紹介!
狼犬(オオカミ犬)とは犬と狼との交雑犬です。飼い主のしつけ次第で家族にも従順に接してくれるようになります。オオカミ犬は警戒心注意深さを本能的に持ち合わせます。飼い主との過度なスキンシップは苦手という性質もあります。そんな狼犬についての情報を集めてみました。
最終更新日2020.05.06
狼犬(ウルフドッグ)とはどんな犬?
確かに狼の血統が混ざっていることもわかります。果たして、ペットとして一緒に暮らしていくことは可能なのでしょうか?その前に飼い主になろうとしている人が、狼犬の性格をきちんと把握しておくことが大切です。
簡単に言えば、元々犬は飼い主に忠実です。しつけ次第では従順な性格を形成することもできます。そこに加えて、狼犬の場合には、犬以外である狼の本能が加わっていると考えてください。つまり狼の持つ警戒心の強さを持ち合わせて生まれてきているということです。エサも大型犬以上に旺盛に食べる場合があります。一杯食べて元気に育てる!それが狼犬には必要なことなのです。寿命は一般的な大型犬と同じで10年から12年程度です。
性格
狼犬(ウルフドッグ)は、性格的にとても警戒心の強い性格をしています。一般的な犬とは違う独特な用心深さは、狼の持つ本能が作用しているものです。そこを矯正するのは困難です。結論から言えば、一般的な犬のようにペットとしては飼育困難な犬種であることは間違いありません。それでも、愛犬として迎え入れようとしている人もいます。
この場合には子犬のころからドッグトレーナーを付けて完全なしつけを身に付けるなど、飼い主側の努力も必要になってきます。狼犬には種類がありますが、性格的なものはほとんど変わりません。
学習能力は高い
飼い主が努力をし、狼犬の方が信頼を置いて飼い主を認識すると、リーダーとして信頼関係を築くことができます。ただ、そこまでに至るまでには時間がかかる犬種と言われています。エサを与えるときに、コミュニケーションを十分に図るなど、飼い主としても精一杯努力をしてください。コミュニケーションさえ、きちんと取れれば狼犬を飼うことは難しいことではありません。
大きさ
狼犬(ウルフドッグ)の大きさは次の通りです。
- 体高→60センチ~85センチ
- 体重→40キロ~70キロ
種類
サーロスウルフボンド
オランダが原産の犬種で、見た目も美しく国際畜犬連盟に公認されているウルフドッグです。身体能力の高さからも世界中のウルフドッグ愛好者から注目をされている犬種です。ピンと上を向いた耳と豊かな垂れ尾が特徴的です。引き締まったボディーにハスキーのような毛色で精悍なイメージがあります。
- 体高→60センチ~75センチ
- 体重35キロ~40キロ
クンミングウルフドッグ
中国、雲南省昆明市原産の狼犬です。そもそも警察犬、軍用犬として活躍をしている犬種です。2008年北京オリンピックの開催時には雲南省の警備にも活躍を果たしました。中国以外ではまだ知名度も低く認知されていない犬種でもあります。見た目はジャーマンシェパードによく似ています。毛色はウルフカラーです。
- 体高→65センチ~70センチ
- 体重→30キロ~40キロ
チェコスロバキアンウルフドッグ
旧チェコスロバキア三の犬種です。国際畜犬連盟に公認されているウルフドッグの一種です。他のウルフドッグと比べると、本物の狼に一番、容姿が似ていると言われています。性格的には内向的でおとなしいタイプが多いようです。狼犬を家庭犬として育てたいと思う人には向いていると言われているほどです。訓練次第では素直で忠実な犬に育てることが十分に可能です。
- 体高→60センチ~65センチ
- 体重→20センチ~30センチ
寿命
ウルフドッグの寿命は一般的な大型犬と同じです。12年から14年というのは平均的な寿命となっています。飼育環境や持病などによっては、多少の前後は生じますが、健康的に寿命を全うするウルフドッグは14歳程度までは長生きします。
狼犬(ウルフドッグ)と聞けば、やはり気性が激しく獰猛な性格をしているのでは?と思ってしまいますよね。
実際の狼犬はどのような性格をしているのでしょうか?確かに見た目は狼のような雰囲気です。