犬にイチゴをあげても大丈夫?イチゴヨーグルトやジャムは?注意点を解説!
犬にイチゴを与えるのは大丈夫?ヨーグルトやジャムの香りにつられて、ついつい与えていませんか?犬にイチゴを与えることは本当に安全でしょうか?今回は犬とイチゴとの関係性を調べてみました。飼い主として正しい知識を持ち合わせましょう。
最終更新日2020.05.06
犬にイチゴをあげても大丈夫?
イチゴには100グラム中に350mg程度のキシリトールが含まれているのです。イチゴの大きさにもよりますが、大きな粒の場合には40グラム~45グラムのキシリトールが含まれています。平均的なサイズの場合には、おおよそ15グラムです。
いずれにしても過剰に摂取することにはリスクがあります。1粒だけならば問題ないでしょう。飼い主の管理のもと、適切にイチゴを与えてください。
キシリトールが犬に与える影響について
犬がキシリトールを過剰に摂取すると、中毒を起こす可能性があります。キシリトールは犬の膵臓に悪い作用を起こすからです。接種した膵臓が、インシュリンを多く放出してしまいます。この作用が起きるのは犬だけなのです。すると血液の中に糖分が一気に取り込まれてしまうのです。
体内に入ったキシリトールのために、血中の濃度が下がり、犬にとっては致命傷となる低血糖を起こす可能性もあるわけです。体重が5キロの犬の場合を例に挙げると0.5グラムの摂取でも中毒を起こす可能性があります。
犬にイチゴを与える際の注意点
糖尿病の犬にイチゴはNGです
糖尿病の治療中の犬にイチゴを与えても大丈夫?これは「危険です」という回答になってしまいます。キシリトール成分が糖尿病の既往がある犬の体には悪影響を与えてしまう可能性が高いのです。基本的に糖尿病のある犬にはイチゴが与えない方が安全でしょう。
イチゴジャムやヨーグルトのイチゴでも大丈夫?
イチゴジャム、ヨーグルトには甘味料として「キシリトール」が含まれている場合があります。パッケージの裏側をチェックして「キシリトール」の表記があるものは。イチゴジャム、ヨーグルト共に犬には与えないでください。そもそも、イチゴを使った加工品については、糖分が多く含まれています。口当たりも良いので、多く食べてしまう可能性もあります。イチゴヨーグルトについても同じです。
イチゴを使った加工品について
イチゴジャムの場合、手作りのものなら大丈夫?と思ってしまいがちです。それでも。イチゴジャムを作る過程でレモンを使います。実はレモンの成分にはソラレンというものがあります。これは皮膚炎を起こす可能性もあります。市販の無添加ジャムについても同じことが言えます。イチゴジャムについては犬には与えない方が安全です。
イチゴヨーグルトにも砂糖や香料が多く使われているものがあります。ついつい欲しがるので与えてしまいますが、甘味料には要注意です。
まとめ
また必ずヘタの部分は取り去った状態で与えるようにします。イチゴを使った加工品については基本的に食べさせないようにしておく方が安全です。気を付けて安全にイチゴを与えることが重要です。
イチゴは犬が食べられる果物の一つです。
ただし、一つだけ注意が必要な点があります。それは、イチゴの成分に含まれているキシリトールが問題です。