犬の生理(ヒート)はいつから?期間・症状・注意点を解説!
犬にも生理があることをご存知でしょうか。犬の生理中には気をつけてあげないといけないことがたくさんあります。特にメスのヒート中のニオイはオス犬にとってストレスになるものですので、避妊手術させないのであれば、ヒートの時期は気をつけて管理してあげてください。
最終更新日2020.05.06
犬の生理(ヒート)とは?
犬の生理とは人間と同じく、妊娠できるようになると出血するものです。
人間とは生理の時期が異なりますが、生理中は雌犬もデリケートな時期になり、気をつけて管理してあげないと大きなストレスになる可能性もあります。
- どのような時期にきてどのくらい、いつまでの期間なるものなのか
- 生理がきたときの特徴や行動
- 犬の生理中に気をつけたいポイント
犬はいつから生理(ヒート)になる?
犬は体が妊娠の準備の整ったら発情期に入り、生理が始まります。
個々に差がありますが、大体は6ヶ月~10ヶ月ほどから始まるとされていますが、遅い個体であれば、1歳以降になる可能性もあります。
そのため通常、避妊手術は生理が始まる半年以内におこなうことが推奨されています。
子供を産ませる予定がないのであれば、生殖器の病気を防ぐために半年以内の避妊手術が好ましいです。
犬の生理(ヒート)の期間は?
犬の生理の期間は年2回、2週間~3週間ほどです。
この時期が大きくずれる、生理の期間が長い場合は体の不調がある場合がありますので、病院での検査をするのが安心です。
病院でどこも異常がない場合は、ストレスの影響の場合がありますので、犬にとってストレスに感じるものはないか確認してあげてください。
ストレスになるようなものがあるのであれば、出来る限り取り除いてあげると、寿命を伸ばすことにもなりますので、犬の様子をみて管理してあげてください。
犬の生理(ヒート)中の症状・行動
犬の生理は、周りの犬にも影響を及ぼしますので、犬の生理中の症状や行動を理解し、穏やかに過ごせるように管理してあげてください。
犬の生理中の症状や行動について解説します。
出血する
多くの飼い主が陰部からの出血で犬の生理に気が付きます。
生理があるというのが分かっていれば、陰部の様子を見て腫れていれば出血前に生理に気が付くことができます。
しかし、出血していても犬が自分で舐めてしまい、床に付かずに飼い主が気が付かないこともありますので、出血だけではなく他の行動などの様子も把握しておくことが大切です。
食欲が落ちる
すべての犬にみられる症状ではないですが、発情が始まると生理痛はないとされていますが、体に違和感があるため、食欲が落ちたり元気がなくなる場合があります。
整理中の食事は、食事量が落ちないように工夫してあげるのが良いです。
しかし、人間の食べ物は与えずに、鶏むね肉をボイルしてあげたり、味なしの魚をトッピングしてあげるなど、自然なもので食欲をあげるようにしてあげてください。
あまりにも具合が悪そうにしている場合は、病気の可能性もありますので受診して獣医師に相談してみるのが安心です。
落ち着きがない
発情中は落ち着きがなくなることがほとんどです。
じっとしていないことが多いので、本人も疲れる時期です。
犬が休めているときはかまわずに、十分休める時間を作ってあげてください。
陰部をしきりに気にする
出血がありますので、犬は気にして舐め続けることがあります。炎症にならないように時々確認してあげてください。
デリケートで神経質になりやすい時期なので、飼い主に攻撃してしまうこともありますので、犬をびっくりさせないように、声をかけながら接してあげてください。