アメリカン・スタッフォードシャー・テリアとはどんな犬?性格や値段についてご紹介!
「スタッフィー」の愛称で親しまれている、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア。あまり見かけることが多い犬種ではないかもしれません。強そうな外見をしていますが、性格はどうなのでしょうか。犬種の歴史や値段、ピットブルとの違いについてもご説明します。
最終更新日2020.05.06
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアとはどんな犬?
もともとは闘犬用の犬種であるため、訓練を徹底できる人以外は飼うことをおすすめしません。訓練が完璧にされていても、子どもがいる家庭では飼わないほうが良いでしょう。
現在はほとんど闘犬用には繁殖されていないため、家庭犬で飼育することも可能です。顎の力がとても強く、闘犬用は特に強いです。そのため、番犬としてはその威圧感から、とても頼りになるでしょう。
しかし、訓練を徹底しなければ他人に限らず飼い主にも襲い掛かってしまう可能性があります。
毛色はブラック・アンド・ホワイト、タン・アンド・ホワイト、ブルー、ブラック等様々です。短毛のわりには柔らかくサラサラとした肌触りで、艶があります。抜け毛の量はそこまで多くはありませんが、換毛期になるとそれなりに抜け毛が増えるので、被毛のケアをする必要があるでしょう。
皮膚を傷つけないようラバーブラシを使用し、週に1、2回ブラッシングをするだけで良いでしょう。そのため、被毛のケアに関してはそこまで心配しないで良さそうです。ただ、定期的にシャンプーをしたり、濡れタオルで身体を拭いてあげることで、清潔な身体を保つことができるでしょう。
性格
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアを飼うのであれば、飼い主の目の届かない場所で自由に行動させるのは避けたほうが良いでしょう。
先述したとおり顎の力が強いため、他人やほかの犬を誤って噛んでしまったりして、思わぬ事件や事故となってしまうことも考えられます。子ども一人で散歩をさせることは絶対にしないようにしましょう。
大きさ
運動量は多いため、毎日の散歩は十分に確保してあげないといけません。朝晩で各1時間ずつ、たまに走ったりして運動をさせてあげると良いでしょう。
ただ、引っ張る力が強いため、引っ張り癖は絶対につけないようにしましょう。
寿命
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの寿命は平均12歳です。
先天性の心臓病に気を付ける必要があります。もともとは闘犬であるため我慢強く、痛みにも耐えてしまうため、飼い主のほうで日ごろから身体中を触ったりしてあげてコミュニケーションをとり身体の以上をいち早く察知することが、長生きに繋がるでしょう。
歴史
それをさらに闘犬として力強くしようと交配させてできた犬種が、ピットブルです。
20世紀になり闘犬が禁止されると、ピットブルをペットとして飼育したいと考えた人たちが、計画的に繁殖を行い、比較的穏やかな性格をもつアメリカン・スタッフォードシャー・テリアへと生まれ変わりました。
その努力の甲斐あり、1972年にはアメリカン・スタッフォードシャー・テリアは犬種として正式に認められました。
ピットブルとの違い
ピットブルとの違いは、見た目ではなかなか見分けがつきません。
一番のピットブルとの違いとしては、闘争本能の違いです。
ピットブルは好戦的な性格であるのに対して、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは闘犬の血が取り除かれているため、比較的穏やかではあります。
しかし、個体によってはアメリカン・スタッフォードシャー・テリアでも闘犬の血が眠っていることがあるため、注意が必要です。
また、ピットブルとの違いとして、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは犬種として公認されていますが、攻撃的な性格の持ち主であるピットブルは、未だに犬種として認定されておりません。
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは身体つきがしっかりとしており、筋肉量が多い犬種です。
見た目はピットブルに似ています。耳は垂れ耳であったり巻き耳であることがありますが、個体によっては断耳をされています。