猫のストレスサインを紹介!原因・対策・解消法をご紹介
「自由気ままで悩みなんてない」と思われがちな猫ですが、一緒に暮らしてみると、むしろ猫はストレスを抱える動物だということがわかります。どんなことにストレスを感じるのか、今回は改めて猫のストレスについてご紹介するとともに、原因や対策、解消法についてもお伝えします。
最終更新日2020.05.06
猫のストレスの原因
それでは、猫が上記のようなストレスを感じたり抱えたりする原因は何なのでしょうか。主な項目は以下の通りです。
「大きな音」と「低い音」
聴覚が非常に優れている猫は、音に対してとても敏感な動物です。そのため、そのため突然大きな音がすると驚くことがあります。私も何度も見たことありますが、そういうときはだいたい尻尾が膨らみ、身を低くして構えたり怯えることが多いです。
一番多いのは、インターホンの音です。いつも決まった時間になる訳ではないインターホンの音は、猫にとっては慣れるものではなく、何年経っても毎回ドキドキしてしまうようです。同じようなことが、携帯やスマホの着信音にもいえます。
さらに、猫は高音よりも、低音が苦手です。普段の生活で思い当たる低音と言えば、掃除機や生活家電のモーター音や、車のエンジンの振動、スピーカーからくる振動(重低音)などだと思います。人間にとっては当たり前で拾いにくい音も、猫にとっては大ストレスです。
芳香剤や香水などの匂い
猫は聴覚だけでなく、嗅覚も抜群に優れています。そのため、匂いにとても敏感です。猫はさまざまな匂いにを嗅ぎ分けて生活をしたり、物事の判断をしています。そこに、人間社会特有の匂いが混じってしまうと、猫は大変なストレスを感じてしまいます。
特に猫が苦手とするのは、芳香剤や石けん、化粧品、香水の匂いです。人間にとっては快適な良い香りでも、猫にとってはストレスにしかなりません。アロマもダメです。ダメというよりも危険です。お香もおススメしません。猫とお香に関しては、下記リンクをご参照ください。
食器やトイレなどの変化
猫は変化を嫌う生き物でもあります。なので、いつも使っている食器や水用の器が変わってしまうと、急なことに対応できなくなり、ストレスを感じてしまいます。同じことがトイレにもいえます。ほかにも、猫が普段使っているタオルや布団など、挙げればキリがないぐらい、実は猫が使っている物について、猫は我々が思っている以上に愛着を持ちます。
飼い主としては、良かれと思って新調したり、可愛いものに変えても、猫にとっては好ましくないことのようです。引っ越しなどの生活環境自体の変化も同様です。引っ越しと猫については、下記リンクをご参照ください。
構いすぎ・触りすぎ
いくらベタベタで甘えん坊な猫でも、構いすぎたり触りすぎたりすると嫌がります。ストレスサインでお伝えした「攻撃性が増す」行動に繋がっていきます。大好きな飼い主とはいえ、触られすぎたり、触ってほしくないところを触られると、さすがの猫も嫌なようです。
次のページでは猫のストレス対策についてご紹介していきます。