失敗したくない猫の多頭飼い!二匹飼いする場合の準備・注意点を紹介

失敗したくない猫の多頭飼い!二匹飼いする場合の準備・注意点を紹介

「愛猫に兄弟を」そんな思いから多頭飼いを考えることもあるでしょう。しかし、肝心の本猫は兄弟や仲間を欲しがっているのでしょうか?今回はそんな猫の多頭飼いに関するお話をします。「多頭飼いの注意点は?」「準備はどうしたら?」そんな悩みにお答えします。ぜひご覧下さい。

ごま
ライター

ごま

猫3匹と暮らすフリーランス/ラガマフィン(♀5歳)ラグドール(♂4歳)保護猫(♀推定6歳)

記事の目次

  1. 1.猫は多頭飼いに向いている?
  2. 2.二匹飼いする場合の準備・注意点
  3. 3.まとめ

食器を分けることは、これから先のことを考えるととても良いことです。年齢を重ねると、猫それぞれに体調の変化が出てきます。病気などが理由で今までのフードをチェンジしないといけなくなったり、お薬を飲ませるためご飯に混ぜる場合も出てきます。そんな時、食器を別々にしておくと、ご飯や薬の管理がとても楽にできます。

とは言え、お互いのご飯を横取りする、なんてことはざらにあります。その場合はあまり神経質になり過ぎないよう、そして横取りした猫を強くしからず、ご飯の場所を離して置くなどして工夫しましょう。

水用の器は1部屋に1つ置くのが理想的です。猫は水をあまり飲まない体質なので、腎臓病にかかりやすいと言われます。どの部屋にいてもいつでも水が飲めるように、これは複数飼いでなくとも心がけたいですね。

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トイレを分ける

トイレの数は『猫の数×1.5』が理想。猫が2匹の場合は3個あるとちょうど良い、ということです。「どうしてそんなにトイレが必要なの?人間でも家に1個あれば十分なのに…」と感じるでしょう。猫はとてもキレイ好きなので、他の猫が使ったトイレを飼い主が処理するまで、ずっとトイレを我慢します。それが原因でオシッコ関係の病気(膀胱炎など)になる子もいます。そのため、トイレは常に清潔に保つ必要があります。

頻繁にトイレをお掃除できる方は問題ありませんが、仕事などで家を空けがちな方は『猫の数×1.5』をひとつの目安として覚えておきましょう。

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猫の多頭飼いポイント③【新入りより先住猫を可愛がること】

Photo by 綾小路 葵

可愛い子猫を迎えると、飼い主はついそちらばかりに意識が向き、気づけば先住猫の存在を忘れてた…なんてことも。こうなると、先住猫は迎えた新入りに対して嫉妬心をむき出しにし、威嚇を繰り返し、手をつけられないまで関係が悪化することだってあります。

これは人間の子育ても同じこと。お姉ちゃん、お兄ちゃんをたっぷり可愛がってあげることが安心感につながり、新しく生まれた妹や弟を受け入れる気持ちになれるのです。猫にも人間と同じく心があります。その心のケアをしてあげることはとても重要です。

先住猫の目の前で新入りを可愛がることはなるべく避け、家族で協力し合い、別室でそれぞれと個別に遊んだりしつつ、お互いのストレスを減らしてあげましょう。

猫の多頭飼いポイント④【あせらずゆっくり時間をかける】

フリー写真素材ぱくたそ

先住猫との暮らしを思い出してみてください。最初はなかなかうまくいかず、お互いの関係に悩む日々もあったはず。そんな中築いた今の関係は、愛おしいもの以外何ものでもありません。

猫の多頭飼いは確かに難しい部分もたくさんあります。相性が悪ければ、ずっと死ぬまでわかりあえない、そんなこともあるでしょう。しかし、メリットだってあるのです。

猫は自由気ままに暮らす天才。人間と違い、自分のペースでありのままの姿や心で生き続けます。「相性が悪いから」「よく喧嘩するから」といった理由で、無理に猫たちを仲良くさせようとする、そんな必要などこれっぽっちもありません。

仲が悪ければそれぞれ過ごしやすい環境で暮らせるよう別室を与えても良いですし、多少の喧嘩は仕方がないもの。その中で重たいストレスを抱える猫に対しては、飼い主である私たちがたくさん愛情をかけてやれば良いのです。難しく考えだすと何事も堂々巡りしてドツボにハマってしまいますが、「ある程度のことは、成るように成る」そんなことを猫たちの姿を見ていると教えられます。ある意味、猫は生き方を教える教科書的存在なのです。

流血するほどの喧嘩が絶えない場合はまた別問題ですが、寄り添ったり常にべったりまるで兄弟のように過ごしていなくても、猫たちはそれなりに自分の人生を生きています。飼い主側が、必要以上に構いすぎることは猫にとっても、そして飼い主にとっても意味がありません。それよりも、その猫それぞれの性格を理解し、たくさんコミュニケーションをとることの方が重要です。

まとめ

フリー写真素材ぱくたそ

新しい猫をお迎えるする時、改めて先住猫の存在の大きさを実感し、たくさん愛してあげましょう。そうすれば、緊張していた心がほぐれ、新しい猫を受け入れる心の準備が整うはず。時間をかけ、あせらずゆっくりと猫との日々を重ねて行って下さいね。

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