猫が水を飲まないのは病気?猫に水を飲ませる方法10選!
何日も飼い猫が水を飲んでいないのは病気なのではないかと不安に思う飼い主さんも多いと思いますが、まずは、冷静に飼い猫の状況を見て判断する必要があります。子猫や老猫にどう水分補給をさせればいいのか、スポイトで無理やり飲ませる前にできる対策をご紹介します。
最終更新日2020.05.06
猫が水を飲まないのは病気?
水を飲んでくれないことに対して、何かしらの病気になっているのではないか、体調が悪いのではないかと不安になり、病院に駆け込む人も少なからずいます。
確かに暑い日に水を飲まない子(猫)に対して脱水症状になるのではないかと不安に思うのも理解できますが、もともと猫の祖先は砂漠で生活をしていたので少ない水でも生きていけるように進化してきた動物です。
他動物と比べても少ない水の量でも大丈夫なので、まずは焦らずに、猫の様子を観察することから始めてみましょう。
猫が必要とする1日の水分量
猫が摂取する1日の水分量は、猫の体重1kgに対して50ml(50g)程度必要になります。
猫の体重 | 1日に飲む水の量 |
1kg | 50ml(50g) |
2kg | 100ml(100g) |
3kg | 150ml(150g) |
4kg | 200ml(200g) |
5kg | 250ml(250g) |
6kg | 300ml(300g) |
7kg | 350ml(350g) |
8kg | 400ml(400g) |
9kg | 450ml(450g) |
10kg | 500ml(500g) |
猫の水の計り方
水を入れてから24時間後に容器の重さを抜いた水の量を測れば飼い猫が1日に何ml(g)飲んだのか知ることができるので試してみましょう。
水を飲まない原因
- 体調不良
- ストレス
- 水が綺麗じゃない
- 口の中に口内炎がある
- 老化
- 水分の多い食事を与えていて水分が足りている
以上の内容に当てはまる項目がありましたら、それについては改善するようにしましょう。それでも改善しない場合は、かかりつけの獣医師に相談して対策をとることをおススメします。
飲水量が少ないとどんな病気になる?
尿石症
尿に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が石を作り出し、尿の通り道に石が詰まってしまう病気です。体の水分量が減っていくとオシッコの濃度が濃くなり、尿石ができる危険性が高くなります。
膀胱炎
尿石が膀胱粘膜に傷をつけて膀胱炎になることがあります。そのため尿石症が見つかった場合は早期の治療が大切です。症状としては、ちょろちょろと何回にも分けておしっこをしたり、血尿をしたりすることがあります。
腎不全
尿石症によって尿が排泄できない状態になると腎不全へと移行する可能性もあります。すると毒素をおしっことして排出できなくなるため、尿毒症という命が危険な状態になることもあります。他の原因も含めて猫が最もなりやすい病気の一つなので、定期的な検診で必ず獣医師にチェックしてもらいましょう。
飼い猫がなかなか水を飲まない状態になり、不安に感じた飼い主さんは多いのではないでしょうか?