猫の二匹目で後悔しないために、多頭飼い失敗の原因と対策を知ろう!

猫の二匹目で後悔しないために、多頭飼い失敗の原因と対策を知ろう!

猫を飼う3人に1人が多頭飼い経験者。しかし中には「二匹目の猫を迎えて後悔した」なんて悲しい話も耳にします。多頭飼いは猫を飼う者にとってひとつの夢。今回は、二匹目の猫を迎えた後に後悔しないため、失敗された方の具体例を交え、その原因と対策について考えます。

ごま
ライター

ごま

猫3匹と暮らすフリーランス/ラガマフィン(♀5歳)ラグドール(♂4歳)保護猫(♀推定6歳)

記事の目次

  1. 1.猫の多頭飼いに失敗する原因
  2. 2.猫の多頭飼いへの対策
  3. 3.まとめ

みなさんは自分の飼う愛猫の性格や特徴をどのくらい知ってしますか?そしてあなたが知るその特徴、それがまさに多頭飼いするために一番重要になるのです。

一般的に言われる猫の性格や特徴ないし、猫種や性別ごとに見られる性質、そうしたものはあるひとつの情報として役立ちはしますが、目の前の愛猫は、その情報にぴったり収まっていますか?おそらく、違うはずです。

まずは目の前にいる愛猫の本質をしっかり掴み、理解した上で「多頭飼いに向かない猫」なのか、「多頭飼いに向いてる猫」まで考えてみましょう。

二匹目で後悔しないために《他所は他所、ウチはウチ》

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「他所は猫同士仲良くしているのに、うちは喧嘩ばかり」と悩む方もいるはず。これはすでに多頭飼いを始めた方の悩みですね。

しかし、そんなことで悩む必要はありません。例えば人間でも、お友達の家族と、自分の家族との関係は、全く同じですか?仲の良い『友達親子』という言葉がありますが、外から見て仲が良くなければダメだなんてことは誰が決めたのでしょう。ましてや猫は、元は他人同士。たまたま相性が良かったり、多頭飼いに向いている猫同士だったかもしれないのに、「うちはいつまでも仲良くならない」と飼い主が悩むことは無意味です。きっと猫たちにこのことを話したら「そんなことより美味しいオヤツが欲しい」と言うでしょう。

「他所は他所、ウチはウチ」といった具合に、今置かれる状況から猫がどうして欲しいのかを探り、例えば「同じ部屋じゃなく別々の方がうまくいく」「おもちゃが足りない」「ご飯の時間をずらそうか」など、気づきを増やして行きましょう。解決すべき問題は、飼い主の足元に落ちています。

二匹目で後悔しないために《4つの余裕》

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「時間」「体力」「精神」「金銭」この4つの余裕を持つことが猫を育てる上でとても大切です。

多頭飼いがすんなり行かなかった場合、飼い主は猫たちにつきっきりになることだって考えられます。しかし、予定や仕事があればそれは難しいですよね。それでも猫たちは、飼い主が作った環境で過ごさねばならず、そこから逃げるわけにも行かないのです。

迎えるタイミングは本当に今なのか?2匹分の食事や医療費を払えるだけの備えはあるのか?など、先まで見据えた上で決断しましょう。

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猫を飼いたい時、準備するものや必要なお金、維持費はどれくらいなのかは知っておきたいですよね。猫の餌やトイレなどの毎日に必要なお金から、避妊去勢やワクチンなどの医療費など、一生にかかる猫の飼育に必要な飼育費用や維持費を、わかりやすく解説していきます。

二匹目で後悔しないために《相談できる人を持つこと》

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例えば愛猫が、たまたま多頭飼いに向かない猫だったとしましょう。

飼い主はその現実に悩み、猫を迎えたことに後悔するかもしれません。しかし、諦めるにはまだ早い。世間には猫を飼い、悩んだ時期もあったけれど、今はとても幸せだ、なんて方がたくさんいます。実際に周りの友達にそんな存在がいなくても、SNSやブログを通し、色んな体験談を見ることができます。そこから知り合い、実際に相談に乗ってもらえることだってあるのです。

多頭飼いが原因で猫がストレスを感じるのと同じように、飼い主だって思い悩み、そしてストレスを抱え込む方もいるでしょう。そんな時のために、頼れる人や困った時に相談できる相手がいるのはとても救いになるのです。動物病院の先生やスタッフさんにお話するのも良いですね。時には飼い主も弱音を吐き、また元気になったら前へ進む、そのくらいの隙間が長い人生には必要です。

まとめ

Photo byTeamK

猫への愛情が大きい方ほど、失敗を恐るでしょう。失敗をなくすのは難しいですが、失敗から学んだことを日々積み重ね、そこから新たな答えを見出し、猫との関係をまたより良いものへと築いていくことならきっとできるはずです。
何より猫は、ありのままの飼い主が大好きなんですよ。

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