猫がカリカリを食べない場合の対処法をご紹介!【食べなくなった/急に/子猫】
飼い猫がカリカリを食べない!という悩みを持つ飼い主さんはたくさんいます。カリカリを食べない理由は様々で、子猫から老猫までライフステージによって異なってくることもあります。なぜ猫がカリカリを食べなくなるのか、その理由を解説します!
最終更新日2020.05.06
ストレスの軽減
ストレスがかかる環境原因があれば、できるだけ猫から取り除いてあげる努力をしましょう。
お部屋環境や新しい家族を迎えたといった変化なら、猫がその環境に慣れるまで隠れて心を休められるスペースをしっかり確保してあげる必要があります。
また、無理に触ったり猫が求める以上にかまうことは避けてあげましょう。
食器を変更してから食べない場合であれば、プラスチックやステンレスよりも陶器の方が好きという猫もいるので、そちらに変更してみたり、元々使っていた食器の素材に戻しましょう。食器の形や大きさも、元の食器に近いものに戻してみてください。
その他猫のストレス対策についてはぜひ下記の記事を参考にしてみて下さい。
カリカリを食べない原因が治療を必要とする時
病気が原因で食べることを止めてしまった場合には、獣医師による治療を優先しましょう。
口の痛みが原因の時には抗炎症薬や痛み止めを使用したり、歯周病には歯石除去などを行う必要もあります。
内臓機能の低下が明らかになった時は、点滴や療法食への変更など、ダメージを最小限に抑えて進行を抑える治療も必要になってくるでしょう。
シニア猫の場合は特に病気が隠れていたという事態も多いため、7歳を過ぎれば年に1回の健康診断をしておくことをおすすめします。
食べない時間が長く続くと…
ドライフードを食べない時に、「食べるまで待とうかな?」と考える飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、猫の場合は「食べたくないから食べない!」という頑なさをいつまでも見せることが多い動物です。
太った猫の場合は特に、この絶食期間が続くことで引き起こされる「肝リピドーシス(脂肪肝)」という状態に陥ることがあるので注意しなければいけません。
亀戸動物病院「肝リピドーシスの猫の1例」
絶食し、肝臓に脂肪がたまることで肝臓の機能が落ち、肝不全になって命の危機に陥ってしまいます。
36時間を超える絶食はこの脂肪肝のリスクが高まるので、猫の絶食は絶対に行ってはいけません。
愛猫の健康を守るためにも、おいしくごはんを食べ続けられるようその子に合った食事の準備を行ってあげてくださいね!