猫はスルメを食べても大丈夫?スルメを食べた場合の対処を紹介

猫はスルメを食べても大丈夫?スルメを食べた場合の対処を紹介

猫がスルメを食べると腰を抜かすというのを聞いたことがありませんか?その言葉から猫にスルメを与えてはいけないということが飼い主の間で広まりました。猫にスルメを与えてはいけないものなのか、猫に必要な栄養素についても含めて紹介します。

堀江
ライター

堀江

記事の目次

  1. 1.猫はスルメを食べても大丈夫?
  2. 2.猫にスルメが敬遠されてきた理由
  3. 3.猫にスルメがおすすめ出来ない理由
  4. 4.猫が勝手にスルメを食べた場合の対処法
  5. 5.猫のお腹に優しい食事
  6. 6.まとめ

猫はスルメを食べても大丈夫?

Photo bywerner22brigitte

猫が食べてはいけないものとして広まってきたスルメですが、実は猫に与えても少量であれば問題無い食材です。スルメが好物な猫も多いのではないでしょうか?

しかし、与える場合は与えるときの調理法と与える量を把握しなければなりません。
しっかりとした方法で与えるのであれば栄養的には問題ない食材ですので与えるのであればうまく活用しましょう。

おやつとしてあげよう!

食が細く好き嫌いの多い猫にとってキャットフードをなかなか食べてくれないことも多いですが、必ず主食はキャットフードにし、スルメを与える場合はおやつとして与えるようにしてください。

キャットフードの総合栄養食は猫が健康に暮らせるために猫に必要な栄養素が詰まった健康食です。
このバランスが崩れると猫は栄養不足で病気の原因になりますので、食事のバランスは整えましょう。

キャットフードを食べてくれない場合は、ウェットフードに変えてみたり、ボイルしたヘルシーなトリムネ肉をトッピングしてあげると食べやすくなります。

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本当に良いキャットフードを選ぼう!キャットフードの選び方・おすすめTOP10を紹介!
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猫にスルメが敬遠されてきた理由

Photo bywilkernet

あたりめ、スルメイカなどの原材料はイカの内臓や眼を取り除いて乾燥させたものです。

イカには「チアミナーゼ」という酵素が含まれています。
「チアミナーゼ」の働きとしてビタミン1を分解する働きがあるため過剰摂取を避けなければならない食材です。

摂取量を守っていれば問題ないものですが、この「チアミナーゼ」を含んでいることで猫に食べさせてはいけないという話が広まったのではないかといわれています。

しかし、「チアミナーゼ」は加熱すると壊れて失われますので、スルメは「チアミナーゼ」を気にすることなく与えることができます。

生のイカを与えるときは過剰摂取に十分気をつけてあげてください。

ビタミン1の働き

「チアミナーゼ」の分解効果の影響はどのような影響があるのかご存知でしょうか?
猫にとってビタミン1は糖質をエネルギーに変える、神経・筋肉・心臓の維持に必要な栄養素です。

ビタミン1が不足すると、元気がなくなり嘔吐、症状が進むと痙攣症状が出る場合もあります。
「猫がイカを食べると腰を抜かす」という言葉はこの痙攣症状で猫がうまく歩行することが出来ない状態から出来た言葉ではないかといわれています。

猫にスルメがおすすめ出来ない理由

フリー写真素材ぱくたそ

スルメ自体は与えても問題のない食材ですが、与える際に気をつけなければならないことがあります。
食べたときの注意ポイントについて紹介します。

消化に悪い

スルメは猫にとって消化に悪いです。人間にとっても消化に悪いものというのは聞いたことがあると思いますが、肉食動物の猫にとってはさらに消化の悪いものです。

特にスルメは干してあるものなので、胃で膨れます。
そうすると良く噛まずに飲み込む猫にとっては消化が出来ずに胃に留まり膨張することで、胃の不快感や嘔吐、下痢などの症状が出る場合があります。

スルメを食べた後に元気がない、吐きたそうにオエついているような姿がありましたらすぐに病院に連れて行き、処置をしてもらってください。

また、スルメを与える場合は、細かくちぎり与えるようにしましょう。

尿路結石に注意

スルメはミネラル分を豊富に含んだ食材です。ミネラル分豊富な食事は尿路結石のリスクを高めます。

尿路結石とは尿道に石ができることで、排泄時に痛みを伴うものです。
猫は排泄時に鳴いたり、排泄を我慢して膀胱炎を併発する場合もあります。

おしっこをしたそうにしてるのに出ない、落ち着きがなくうろうろしている、排泄時に鳴く、血尿をしている、元気がなくぐったりしている場合は、膀胱炎を併発する前に受診し、早期治療をしましょう。

特に、猫は飲水量が少ないので尿路結石になりやすい動物です。1度尿路結石になっている場合や、特に尿路結石になりやすいオス猫などは避けるのがよいでしょう。

また、尿路結石を予防するために日ごろから水をよく飲ませるようにしましょう。

与える量に注意

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猫が勝手にスルメを食べた場合の対処法

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