猫のお留守番エアコンは付ける?猫にとっての適温を紹介!
猫と暮らす人にとって、夏は悩みが付きません。中でも、留守番をさせる際の暑さ対策について、皆さん頭を抱えているのではないでしょうか?今回は、猫のお留守番に「エアコンは付ける?付けない?」ということで、エアコンに対するお悩みを解消できるようにお伝えしていきます。
最終更新日2020.05.06
先ほどもお伝えしたように、猫は被毛を舐めることで体温調整をはかります。グルーミングで体を湿らせ、その水分を放散して体温を下げています。冬の場合は、ブルブルと筋肉を細かく収縮させる「シバリング(振戦運動)」という方法で体温を上げたり、毛を逆立てて体を膨らませることで、毛の間に空気層を作り、ダウンジャケットのように、体熱の放出を防いでいます。
猫には汗腺が少なく、汗をかけるのは肉球のみで、体熱を外に逃すことがうまくできません。それでも、上記のように猫は体温調整が上手です。寝床がいくつもあったり、コロコロ変えたりするのも、自分にとって快適な場所を探しているからです。猫は賢いですね。しかし、そんな猫でも、部屋中が寒すぎるのは苦手です。室内飼いの猫の場合、住まいの中だけの移動なので、家中がキンキンに冷えてしまうと快適とは思ってくれません。
猫は快適な寝床を探す天才ですから、暑ければ自分で涼しいところを選び、逆に寒すぎたら温かい場所に移ります。これをさせてあげられるよう、夏場でも温かい場所を設定する必要があります。なので、留守番をさせる際には、エアコンがついている部屋と、ついていない部屋の両方があっても良いでしょう。
居室が1部屋しかない場合は、毛布を置いたりして、エアコンがついていても猫が暖を取れる場所を作ってあげましょう。
猫のお留守番でエアコンをつけない場合の注意点
エアコンなしのお宅だったり、エアコンがあってもつけない選択をした場合の注意点をお伝えします。
猫を熱中症にしない!させない!
エアコンをつけずにお留守番させることは、市販されているものを上手に使えば案外可能です。
また、様々な工夫をすることで、猫の熱中症を防ぐことができます。
- 飲み水を増やす
- 日陰の場所を作る
- 風が流れるように換気する
- 暑い部屋に閉じ込めないよう気をつける
- クールマットを利用する
- ブラッシングして抜け毛をとる
そして、最近ではペット用のクールマットなどが売られていますが、噛み癖がある猫の場合、中にある保冷剤を誤飲してしまう可能性があります。大変危険ですので、ご購入・ご使用の際にはご注意ください。
暑さ対策グッズは他にもあります。下記リンクをご参照ください。
猫を脱走させない!
さすがにエアコンをつけなくて可哀想だからといって、窓の開けっぱなしは非常に危険です。猫の脱走に繋がりますし、防犯上にもよくはありません。留守中に強盗にでも入られれば、猫にも危険が及んでしまいます。
網戸があるからといって油断は禁物です。猫は網戸なんて簡単に突破できます。ですので、網戸があったとしても、戸締りは必ずするようにしましょう。最近の住宅やマンションには換気口がついていますので、部屋の風をよくするため、すべての部屋の換気口を開けておくだけでもだいぶ違うと思います。
またその他、猫の脱走防止の対策方法を下記の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
私も以前、天気予報の通りにして、エアコンを切って出勤したことがありますが、予報通りにはならず、とても暑い中お留守番させてしまったことがあります。温度が上昇するたびに気になって気になって、仕事中は身が入らず、無事に帰宅したものの、猫たちに申し訳なくってひたすら反省しました。それ以来、エアコンをつけない、ということで悩むことはなくなりました。
冬や肌寒い分には、持ち前の賢さで温かい場所を探し、自らのぬくもりで温めることはできても、やはり日本の厳しすぎる夏は、さすがの猫でも大変です。ましてや狭い家の中だけで過ごす室内飼いの猫にとって、飼い主の管理しか頼るものがありません。
なので、エアコンをつける・つけないで迷ったり悩んでいる方は、夏場はエアコンをつけてあげてほしいと思います。スイング機能や除湿・ドライ機能、寒暖差を作るなどの工夫をして、快適な環境の中、伸び伸びと過ごさせてあげてほしいです。その方が、我々もお留守番の心配が少しは楽になりますよね。
以上、「猫のお留守番エアコンは付ける?猫にとっての適温を紹介!」でした。
また猫の夏を乗り切る暑さ対策やおすすめグッズについて下記の記事でも紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてみて下さい。
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