猫のお留守番エアコンは付ける?猫にとっての適温を紹介!

猫のお留守番エアコンは付ける?猫にとっての適温を紹介!

猫と暮らす人にとって、夏は悩みが付きません。中でも、留守番をさせる際の暑さ対策について、皆さん頭を抱えているのではないでしょうか?今回は、猫のお留守番に「エアコンは付ける?付けない?」ということで、エアコンに対するお悩みを解消できるようにお伝えしていきます。

ポット
ライター

ポット

2015年9月生まれのきょうだいハチワレと共に暮らしています。この子たちの存在は何よりの活力です。そのパワーがあふれ出し、2017年12月に「愛玩動物飼養管理士2級」を取得。猫だけじゃなく、愛玩動物といわれペットについて少しでもお役に立てればと思っています。

記事の目次

  1. 1.猫にとって室温の適温は何度?
  2. 2.猫のお留守番でエアコンをつける場合の注意点
  3. 3.猫のお留守番でエアコンをつけない場合の注意点
  4. 4.まとめ

夏が来るたびに、留守番をさせる猫のために、エアコンをつけるべきか、つけないべきかで悩む方って本当に多いと思います。

私も、我が家の猫たちが初めて夏を迎えたときは相当悩んだものです。何も考えずにエアコンをつけて出勤しても良かったのですが、電気代のことや、留守中にエアコンが故障したり、発火したりしたらどうしようなど、悪いことばかりを考えてしまい、なかなか決断できませんでした。

しかし、そうもいっていられないのが日本の夏です。窓を開けていくことも防犯上できませんし、何より猫が暑さで苦しんでいるのではないか?と思うと気が気ではなく、仕事どころではなくなり、思い切ってエアコンを付けて出勤するようになりました。

本記事では、そんな私の経験も混ぜながら、猫の留守番時のエアコンについてお伝えしていきます。

猫にとって室温の適温は何度?

Photo by Kent Wang

猫が過ごしやすいとする適温は、夏と冬では若干変わります。

夏の場合は、室温約26℃~28℃で、冬の場合は約20~23度とされています。
湿度は一年を通して約40~60%に保つのがベストです。

猫の体温・平熱は人よりも少し高め(38度台)であり、人と違う快適さを感じているようです。

エアコンは何度に設定すべき?

エアコンをつける場合は、前述したように、猫が快適と思う温度に設定します。

夏季は26℃~28℃で、冬季は20℃~23℃です。その設定だと、人間にとっては「暑い」「寒い」と感じるかもしれませんので、多少の前後は許容です。

Photo byProjekt_Kaffeebart

「室温」よりも「湿度」を気にして!

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もちろん室温の調整も大切ですが、猫は湿気を嫌う動物です。

もともと砂漠で生きていた猫は、多少の高温なら平気だったり、被毛を舐めることで自らの体温を下げる性質を持っています。しかし、そんな猫でも、ジメジメとする湿気にはお手上げです。さすがの猫もフローリングなどでお腹を見せてゴロゴロします。

ですので、約40~60%の湿度を保つべく、湿気の多い夏場は冷房よりも除湿やドライ機能の方がおススメです。我が家も初夏から初秋までは除湿機能しか使っていません。逆に冬場は乾燥し、暖房だけだと感染症やウイルスの心配がありますので、加湿器などを利用して、潤いのある空間を作ってあげてください。

猫のためではありますが、実は人間にとっても良いこと尽くしです。加湿器を導入したことにより、我々人間の喉も潤います。実際私は近年インフルエンザなどに罹患していませんし、喉も肌もいい感じです。

エアコンは付ける?付けない?

フリー写真素材ぱくたそ

住んでいる地域にもよりますが、だいたい梅雨に入ったころから、日本の夏は始まります。カラッと晴れてくれればまだしも、日本の夏はジメジメとの戦いです。特に最近の夏は命の危険も心配されるような猛暑が続き、熱中症で亡くなる、なんていうニュースにも心が痛みます。

ですので、エアコンをつけるならば、梅雨入りか梅雨明けが目安です。湿気と気温が気になり出したら稼働の頃かもしれません。しかし、ジメジメしてても気温が低かったり、逆に湿気が低くても気温が高かったりして、どうしていいのわからない日もありますよね。毎日天気予報とにらめっこ、なんていう方もいるのではないでしょうか?私もそうです。

そんなときは、エアコンを「お任せモード」などで設定すると、外気や湿気とのバランスを調整してくれるので安心ですよ。最近のエアコンは本当に便利になりましたね。

とはいえ、お任せモードがついていなかったり、やっぱり判断に迷う人も。そんな方のために、エアコンをつける場合の注意点と、つけない場合の注意点をご紹介します。それぞれのメリット・デメリットをご覧いただき、判断基準にしていただければと思います。

猫のお留守番でエアコンをつける場合の注意点

Photo by Kent Wang

まずはエアコンを付ける場合の注意点をご紹介します。

部屋の冷やしすぎには要注意

お留守番で可哀想だからといって、適正温度を無視した設定にしたり、あまりにも冷えすぎる場合、かえって猫の体調を悪くしてしまいます。冷房でも除湿でも同じことですが、エアコンの風が当たって冷えすぎないようにするため、風向きの調整も重要です。

たとえば、風向きをスイング機能にすると、室内の上空にある温かい空気と、室内の下に溜まっている湿気がうまく循環し、部屋の中が快適になります。空気が循環することで体感も変わるため、温度を1℃や2℃あげても暑く感じません。猫にとってはより快適な温度に近くなり、また電気代も1℃あげるだけでもだいぶ違ってくるはずです。

もし、エアコンにスイング機能がついていない場合は、サーキュレーターの使用が効果的です。エアコンの風が苦手な人も、この方法と組み合わせだとだいぶ楽になると思います。エアコンが苦手な猫もいるので、人にも猫にも優しい方法です。

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部屋の中で寒暖差を作る

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猫のお留守番でエアコンをつけない場合の注意点

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