飛行機に犬を乗せても大丈夫?犬の飛行機利用のリスクを紹介
犬を連れて遠出する時には、飛行機が1つの選択肢になります。特に、海外を含めて飛行機以外の交通手段がない行先では、飛行機を利用しないと愛犬と離れ離れになってしまいます。犬と一緒に飛行機を利用する時にはどんなことに注意した方が良いのかをご紹介します。
最終更新日2020.05.06
現在さまざまなルールの下で飛行機を使って犬と移動することは可能になっています。
しかし、一部の海外航空会社を除いて、飼い主さんと愛犬は離れた空間で1時間以上を過ごし移動することになります。
「うちの子は安全な飛行機移動ができるのかな?」
と不安に思っている飼い主さんに向けて、飛行機移動の流れや注意点をお話します。
飛行機に犬を乗せるまでの流れ
まずは、愛犬と飛行機に乗るための手順を知っておきましょう。
国内移動だけの場合と、日本以外の国に渡る場合では手続きが異なる部分があるため、日本国内での移動を中心にご紹介します。
国内線の利用
1.航空会社のホームページでサービス内容を確認
最初に行うことは、航空会社のホームページで犬の輸送に関わる部分をよく確認することです。
ホームページの案内の中には、
- 輸送可能な動物種・条件
- 輸送環境(照明や室温、音など)
- 対応ケージサイズ・重量制限
- 輸送にかかる料金
- お預かりからお返しまでの流れ
きちんと預けるためのスペースを確保するためにも、事前に航空会社に予約をしておくか、問い合わせをしておくことをおすすめします。
こういった確認事項を怠り、当日になって「知らなかった!」となっても、フライトをキャンセルするしかなくなる場合もあります。
2.出発日までに物品と愛犬の準備
出発日までに預け入れに必要な物品を準備しておきましょう。
航空会社によってはケージの貸し出しを行っていますが、ペットにしてみれば知らない箱におさまるよりも、普段から自分が使っているケージに入る方が安心できます。
また、ケージに取り付けることができる飲水用の給水器は、お皿タイプはこぼれる危険性から受け付けてもらえません。ケージの扉に取り付けるタイプの給水器から愛犬が水を飲むことに慣れていなければ、緊張や室温の上昇によって体温が上がってしまった時に、お水を飲めない可能性があります。
そのため、事前に航空会社に預け入れる時にも使えるケージを使ったクレートトレーニングや、給水ボトルからの飲水の練習をしておきましょう。
3.当日は愛犬の様子をしっかりチェック
当日は自分の出発準備で最後までバタバタしてしまうこともあるでしょう。
しかし、搭乗直前に愛犬のごはんをたっぷりあげてしまったり、逆に空腹になっていると、嘔吐などの体調不良の原因になりがちです。
また、いつもと違う雰囲気を感じた子の中には、体調に変化が生じている可能性もあります。
必ず前日までに自分の準備を終わらせ、当日はゆっくり愛犬の様子を確かめられるようにしておきましょう。
4.預け入れは十分な時間を確保
航空会社へのペットの預け入れ対応時間は、搭乗30分前までなどと決まっていることがほとんどです。
自分の搭乗時間に余裕を持つのはもちろん、預け入れの手続きに時間がかかる可能性を視野に入れて、十分な時間を確保しておきましょう。
当日に焦らなくても良いように、ペットの預け入れカウンターを確認しておくと安心です。
そして、料金の支払いをこの段階で行うことも多いため、費用の準備も忘れずにしておきましょう。
事前にインターネット上でクレジットカード払いを行うことができる場合もあるため、できるだけ手続きを簡単にしておきたいなら利用することをおすすめします。
5.到着空港で愛犬を引き取り
愛犬を預けたら、移動中は客室とは異なる貨物室での移動となるため、飼い主さんは到着するまで様子を見に行くことはできません。
そのため、目的地に到着後、手荷物受け取りと同時に愛犬を引き取ることになるでしょう。
引き取った後は必ずすぐに愛犬の様子を確認し、体が熱くなっていないかなど体調をチェックしてください。
無事に引き取った後は排泄や飲水時間を設けるなど、愛犬のケアを優先してあげてくださいね。