猫の爪とぎのしつけ方法を紹介!しつけで壁・ソファを守る
猫ちゃんが、大切なソファや家中の壁で爪とぎをするのはなぜなのでしょうか?ぼろぼろにされた壁を見ると、思わずため息が出てしまいますよね。一体どうやってしつけたらいいのでしょうか。今回は、猫が爪とぎをする理由や、ストレスを与えないしつけ方をご紹介します。
最終更新日2020.05.06
猫の爪とぎをしつけする理由
猫ちゃんが、背を伸ばしたり丸めたりして「爪とぎ」する姿はかわいいですよね。
でも爪とぎを何も対処せず、そのまま放っておくと、部屋中ぼろぼろになって大変なことになってしまいます。
爪とぎを放置するデメリット
特に猫は、一度爪とぎをした場所には何度もするようになるので、ひどくなると壁などは中の板が見えてしまうまで爪とぎすることもあります。
マンションなど集合住宅では、猫ちゃんが壁で爪とぎをする音が壁を伝わって響くことで、騒音問題に発展してしまうかもしれませんし、また賃貸の場合は壁紙などがボロボロになり、退去時に原状回復で、敷金を上振れして負担になってしまう可能性もあります。
爪が伸びすぎていると、ひっかく時に引っかかってケガをしてしまうこともあります。
そんなことにならないように、あなたの大切な猫ちゃんが爪とぎしない猫になるようにしつけていきましょう。
猫が爪とぎする理由は?
猫ちゃんが爪とぎするのは本能であり生理現象と同じなので、それ止めさせることは出来ません。
猫が爪とぎをするのは、主に下記のような理由があります。
- 肉球から発せられる自分のニオイを対象物(壁など)をひっかくことでマーキングするため
- 自己顕示欲を満たすため(他の猫がそばにいると頻繁に爪とぎをする)
- ストレス発散
- 飼い主さんの関心を集めたいため(構って欲しいときなど)
- 爪の手入れをして清潔を保つため
- 爪とぎをするときに背を伸ばすことでストレッチをしている
このように、猫ちゃんは猫なりの理由があって、爪とぎをしているんですね。
そのため、爪とぎしない猫にすることは出来ないのです。
飼い主さんが出来ることは、猫が気持ちよく爪とぎを出来る場所を用意してあげることです。
その上で、爪とぎをしても良い場所、悪い場所を教えることが猫の爪とぎのしつけとなります。
さらに爪とぎについて知りたいあなたは、下記の記事をご覧ください。
いつから爪とぎのしつけが必要?
猫ちゃんに爪とぎのしつけをするのは、いつからがいいのでしょうか?
猫ちゃんは、生後1ヶ月の子猫の頃から爪を出し入れするようになるので、同時に爪とぎも始めます。
そのため、丁度生後1~2ヶ月になったら、爪とぎを用意してしつけを開始するといいでしょう。
拾い猫やもらった猫などで、生後1~2ヶ月を過ぎていたら、猫用具を揃えるときに必ず爪とぎを用意してあげてくださいね。
子猫の時には、ゲージに入れておくことも多いと思うので、ケージの中に爪とぎを入れておくといいですね。
猫の爪とぎのしつけ方法
爪とぎに1万円!?と思ったけど実物見たら納得。猫も気に入ったみたいで良かった。セール品の芋虫もお気に入り。#カリカリーナ pic.twitter.com/mYlCtfKCtD
— もぐら (@mogurakrtek) July 9, 2019
それでは早速、猫ちゃんに爪とぎのしつけをする方法をご紹介します。
まず一番大切なことは、「猫ちゃんが好む爪とぎを用意する」ことです。
猫が好みやすい爪とぎの素材としておすすめなのは、「麻ロープ」「カーペット」「ダンボール」「木」などです。
市販の爪とぎには、さまざまなタイプがあるので、猫ちゃんの好みを見つけてくださいね。
爪とぎの真似をしてしつける
猫ちゃんが好みの爪とぎを選んだら、爪とぎしやすい場所に爪とぎをおいてあげましょう。
子猫に爪とぎを教えるときは、まずは飼い主さんが爪とぎの真似をしてみせるのが効果的です。お利口な猫ちゃんはこれだけで爪とぎを覚えることもあるくらいです。
ただし、それでも効果がない場合は、子猫の前足を持ってあげてじかに爪とぎの上にのせてあげるといいでしょう。いずれの場合も、猫ちゃんが上手に爪とぎできたら必ず褒めてあげてくださいね。
どうしても爪とぎを使ってくれないときには、またたびがついている爪とぎを使うと、猫ちゃんがくいついて、爪とぎしやすくなりますよ。