愛犬のカーミングシグナルに気付いてますか?カーミングシグナルまとめ!
カーミングシグナルとは、犬が自分自身や相手を落ち着かせるために出すシグナルのことである。何気ない行動の中にそれは現れていることが多い。カーミングシグナルの知識を深めることで愛犬とのコミュニケーションをさらに深めることが出来る。
最終更新日2020.05.06
カーミングシグナルとは?
犬は言葉が話せないため、いろんなサインで緊張やストレスや不安感を伝えてきます。これらの犬の行動のことを「カーミングシグナル」といいます。これは、自分で自分自身を落ち着かせようとする場合や相手に敵対心がないことや相手を落ち着かせるために出す信号です。
どんな気持ちの時に犬がどのような行動を示し、伝えてくるのかを知ると、飼い主が犬の気持ちを理解することができ、さらに愛犬との心のつながりが深くなるでしょう。
それでは、具体的な例をあげて、「カーミングシグナル」についてご紹介していきましょう。
よく見られる犬のカーミングシグナル
カーミングシグナルは、ノルウェーの女性ドッグトレーナー・トゥーリッド・ルーガス氏が提唱している理論で、「犬には自分自身や相手の気持ちを落ち着かせるための行動やしぐさがある」というものです。世界中のドッグトレーナーたちに支持され、イタリアのピサ大学では専門的に研究もされています。
日本でも、「犬が発する言葉」として、カーミングシグナルに注目が集まっています。
口舐め
口をペロペロする行動です。ご飯やおやつのあとにするのは、ただ口の周りをきれいにしているだけですが、知らない場所や嫌な場所(動物病院など)にいるときに、緊張状態や不安感を示す犬のサインです。
あくび
あくびは、本当に眠気に襲われているときにもでますが、緊張感のあらわれだと言われています。
飼い主に叱られているときには「これ以上怒らないで」という気持ちを示し、初めて合う犬などには「私はあなたに敵対心を抱いていませんよ」という気持ちを表しています。
また、本当に体調が悪いときや極度の緊張状態のときには頻繁にあくびをします。
ここは気をつけてあげなければいけないポイントですね。
そして、カーミングシグナルは、犬だけでなく猫にも当てはまるようです。特に、猫のあくびは、自分を落ち着かせるためにするそうです。飼い主と一緒に遊んでる途中で突然あくびをするそうなのですが、「ちょっとはしゃぎすぎたから落ち着こう」というサインなのだそうです。
遊びの途中で突然あくびするって、猫っぽいですね。
視線をそらす
犬が視線をそらすときは、相手に対して敵対心がないことを示すサインです。飼い主に叱られているときや知らない犬に吠えられた時に、犬は目をそらしたり知らん顔したりします。
じっと見る
他の犬をじっと見つめるのは、相手の出方を見ているときです。場合によっては、相手の犬と喧嘩になることもあるでしょう。ですので、相手が目をそらせば相手には敵意がないということなのですが、相手もじっと見つめてきたときは、その場から離れた方が安全です。
飼い主に対して、じっと見つめるときは、飼い主が何か食べていたりするときにじっと見てきますよね。