ミヌエット（ナポレオン）はどんな猫？性格・価格相場、画像をご紹介！

ミヌエットまたはメヌエットと呼ばれる猫をご存知ですか？
ミヌエットは、ペルシャ猫とマンチカンを掛け合わせた品種の猫です。

ミックス種特有の、さまざまな特徴を備えた個体が多い品種ですが、一般的には『鼻ぺちゃ』『短足』『長毛』の特徴を持つ個体を多く見かけます。

今回はミヌエットの魅力や、マンチカンとの違い、価格相場などをまとめました！

ミヌエットは2015年に改名されるまではナポレオンと呼ばれていました。

ナポレオンというとても高貴な名前を授かっていましたが、血統書登録団体のTICAが、『ナポレオン』という名はフランス国民やナポレオン皇帝に失礼にあたるのでは、という観点から改名されることになりました。

『ミヌエット』という名は英単語の『minuet=優雅な舞踏』から付けられたと言われています。現在では『ミヌエット』が正式な名称となっています。

ミヌエットを品種として誕生させたのは、なんと猫ではなく、犬のブリーダーでした。
バセットハウンドなどの足の短い犬品種を改良していたジョセフ・スミスによって誕生しました。

ジョセフは足の短いマンチカンに興味を示していました。
マンチカンは足が短いことで有名ですが、実は全体の7割が通常の猫同様、足長の個体が多いのです。
足長の個体は短足の個体よりも人気がなく、取引金額も低くなるため、悪質なブリーダーから放棄されてしまうこともままなりません。

そんな現実を悲観的に見たジョセフは、短足なマンチカンが必ず産まれれば、ブリーダーの放棄が減るのでは、と考え、ミヌエットを誕生させたのでした。

ジョセフがミヌエットを誕生させたときに交配したのはマンチカンとペルシャです。

そこでミヌエットの基盤ができましたが、後続のブリーダーたちが基盤となるミヌエットからまた新たな進化をさせています。

長毛種のヒマラヤンを交配すれば毛が長い個体が多くなり、その特徴的なカラーも引き継ぐ個体も出てきました。短毛種であるエキゾチックショートヘアを交配すれば、短毛で、より鼻ぺちゃの個体が多くなりました。

現在のミヌエットはたくさんの種類の猫ちゃんたちの、『いいとこ取り』をした品種に進化したのでした！

一般的に小さめな体格といわれるメヌエットは子猫も小さめサイズです。

成猫の大きさは雄が3~4kgで雌は2~3kgといわれています。

ミヌエットの顔はペルシャ猫のようにまあるい目とちょっとだけ潰れた鼻の個体が多く見られます。
潰れたといっても、一般的なペルシャ猫よりは少し長いマズルを持っており、この特徴的な鼻はミヌエットの祖先にあたるペルシャ猫の特徴をよく受け継いでいるそうです。

お顔はペルシャ猫に近い特徴のミヌエットですが、体格はマンチカンに寄っています。
長い毛で隠されてはいますが、マンチカンから受け継いだ筋肉質のがっしりとした体です。