紀州犬とはどういう犬?しつけ方や性格・特徴についてご紹介!

紀州犬とはどういう犬?しつけ方や性格・特徴についてご紹介!

柴犬と違い、猟犬の特徴が強い紀州犬。気が強い性格と危険な印象がある一方、しつけ次第で甘える性格になることも。そんな紀州犬の特徴や危険性、子犬の値段やしつけ方、寿命について画像とともに解説します。柴犬との違いも、値段や画像、寿命と比べてみればわかりやすいですよ。

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ライター

kurumi

元・動物看護士でペットライターのkurumiです。 気になる情報はとことん調べたい研究者タイプ。飼い主さんの「知りたい」思いに寄り添ったペット情報を発信します!

記事の目次

  1. 1.紀州犬とはどういう犬?
  2. 2.紀州犬の性格
  3. 3.紀州犬の値段
  4. 4.紀州犬のしつけ

紀州犬とはどういう犬?

真正面をむく紀州犬

紀伊半島の山岳地帯に古くから日本に在来し、猟犬として活躍していたのが紀州犬です。

引き締まった体と高い運動能力を持ち、現在ではペット以外に、猟犬や田畑に来る動物を追い払う役を担う犬として活躍しています。

特徴

紀州犬の正式名称は『きしゅういぬ』と読み、アメリカを中心として海外でも人気がでています。とても我慢強く、警戒心に富んでいる紀州犬は、誰にでもすぐ懐くわけではありませんが、飼い主には忠実で従順です。

①外見的特徴

筋肉質の体型で、ピンと前向きの耳に、日本犬特有のすこし細長い眼、鼻筋の通ったハンサムな顔はかしこそうな雰囲気が漂っています。尻尾は『差し尾』とよばれるもので、オオカミのように巻いていないタイプの尻尾です。

②大きさ

紀州犬の平均的な大きさは、オスが49~55cm、メスは46~52cmです。
やや大きめの中型サイズですが、最近では小さめの紀州犬も増えているようです。

寿命

紀州犬の寿命は、平均寿命が約13年の柴犬を超えて、14年ほど
中型犬のなかでも長生きする子が多く、健康管理次第でもっと長生きしてくれる子もいます。

紀州犬が発症しやすい疾患として、甲状腺機能低下症やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患があげられます。また、緑内障も発症しやすい犬種なので、普段から気をつけてあげましょう。

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画像

気が荒い反面、飼い主には懐っこいという意外な一面もあります。
そんな紀州犬の愛らしい表情や仕草を集めてみました。

こんなにかわいい仕草を見せられたらメロメロになっちゃいますよね。警戒心の強い日本犬のため、初心者には飼うのが難しいといわれる紀州犬ですが、愛情いっぱいのしつけをして紀州犬と真正面から向き合えば、信頼関係を構築していくことができます。

心が通ったあなただけにしか見せない、愛らしい一面が見れるのも紀州犬の魅力でしょう。

柴犬との違い

紀州犬と柴犬

柴犬との違いについて、まず比較すべきなのは大きさです。画像でもわかるように、実は柴犬と紀州犬は大きさが全然違います。

中型サイズの紀州犬に対して、柴犬はオスが38~41cm、メスは35~38cmほど。紀州犬と違って、柴犬は小型犬のサイズなのです。

購入方法も異なり、ペットショップなどでよく見かける柴犬の子犬と違って、紀州犬の子犬はあまりペットショップにはいないことも。購入には、信頼できるブリーダーを探す、紹介してもらう必要があります。

性格は似ている部分が多く、飼い主に対する忠誠心と自立心が強い犬として互いに有名です。
また、警戒心が強くて攻撃的な一面をもつことも共通していますが、柴犬との違いとしては、紀州犬はしつけ次第で穏やかな性格が強くでる可能性も。どちらも、飼う場合は小さいころからきちんとした『しつけ』を繰り返すことが重要なポイントです。

気難しい一面があり、どちらも初心者向きとは言い難い犬種ですが、しっかりと信頼関係を築きながら育てれば頼もしいパートナーとなってくれるでしょう。

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紀州犬の性格

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