シベリアンハスキーはバカ犬?知能が低い・しつけしにくいのか?

シベリアンハスキーはバカ犬?知能が低い・しつけしにくいのか?

洗練された顔付きと風貌で、長期的人気のシベリアンハスキー。とても知能的で賢いイメージですが、実はバカ犬で知能が低い?しつけがしにくいってホント?今回はそんなシベリアンハスキーが「バカ犬」と呼ばれる理由を検証していきます。

ポット
ライター

ポット

2015年9月生まれのきょうだいハチワレと共に暮らしています。この子たちの存在は何よりの活力です。そのパワーがあふれ出し、2017年12月に「愛玩動物飼養管理士2級」を取得。猫だけじゃなく、愛玩動物といわれペットについて少しでもお役に立てればと思っています。

記事の目次

  1. 1.シベリアンハスキーはバカ犬?
  2. 2.シベリアンハスキーがバカ犬と言われる理由
  3. 3.シベリアンハスキーは本当は賢い?
  4. 4.まとめ

シベリアンハスキーはバカ犬?

Photo byTanya50

マンガや映画の影響で、1980~1990年に爆発的人気があったシベリアンハスキー。当時は色々なお宅で飼われていましたし、様々なグッズも登場するほどの大ブームを巻き起こしました。そのブーム以降、人気は長らく落ち着いていましたが、ここ最近でまた人気がジワジワと復活してきています。

ちなみに、タレントの所ジョージさんも、過去にCMで共演したシベリアンハスキーの愛犬・インディーくんと暮らしていました。インディーくんは大型犬としては長寿で、18歳まで生きたそうです。

シベリアンハスキーは、元々はペット用の犬ではありません。極東北極圏を中心に、トナカイ遊牧や狩猟、犬ぞりとして人荷の運搬・狩猟補助などを行うための用務犬として重用されてきたため、なんとなく賢そうなイメージがあります。見た目もシュッとしていて落ち着いた雰囲気も感じますが、なぜかシベリアンハスキーは「バカ犬」「馬鹿犬」といわれています。

Photo byTriplexAdventures

豪雪の中で用務犬として大活躍するシベリアンハスキー。いかにも賢そうですが、なのになぜ、シベリアンハスキーは「バカ犬」といわれてしまうのでしょうか。本記事では、その理由や実際のところを詳しくお伝えします。

シベリアンハスキーがバカ犬と言われる理由

Photo byfilipmt305

かわいい…

シベリアンハスキーが「バカ犬」といわれるようになったのは、さきほどお伝えした「時代」が関係しているようです。

というのも、ハスキーが大ブームになった1980~1990年ころは、ちょうどバブル時代です。なんでもありのその時代にブームとなったハスキーは、本当に多くのお宅で飼われていました。しかし、そのことが、ハスキーが「バカ犬」呼ばわりされてしまうことになったのです。

時代に翻弄された、悲しきハスキー

ハスキーを迎え入れた人の中には、終生大切に育てた方も当然います。

しかし、まるでぬいぐるみ感覚のような安易な気持ちで飼った人の中には、ブーム終焉とともに平気で捨てたり、保健所に持ち込む、というケースも多くありました。無責任な飼い方はもちろんですが、ハスキーは普通の犬よりも飼い方が難しいといわれているため、ぬいぐるみ感覚で迎え入れたことで、最後まで飼い切れない・面倒見切れないというダメ飼い主が後を絶ちませんでした。

ハスキーの飼い方が難しいと言われる理由は、用務犬時代の本能から、「無駄吠え」や「遠吠え」などのしつけが大変とされるからです。飼い主としてしつけは当然の義務です。しかし、そんな覚悟もない人たちの安易な迎え入れ・飼育が、ハスキーブームを終わらせただけでなく、現代まで「バカ犬」呼ばわりされてしまう要因を作ったのです。

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シベリアンハスキーは本当は賢い?

実際のシベリアンハスキーは、きちんとしつけをされていれば、ほとんど吠えず、そして友好的です。でなければ、狩猟犬・用務犬としての役目は果たせていません。むしろ、状況判断力に優れ、飼い主に忠実な賢い犬です。

ただし、性格的に頑固な一面もあり、一度でも飼い主を「リーダーではない」と認識してしまうと、命令を一切聞かなくなってしまいます。そして、友好的であるがゆえに、番犬には向いてません。

Photo byjpgordijn

まとめ

シベリアンハスキーのブーム、当時は本当にすごいものがありました。その後も、ミニチュアダックスブーム、チワワブームと、年代ごとに犬のブームがやってきます。その度に、必ず出てくるのがぬいぐるみ感覚の人たちです。自分の覚悟ができていないのに、「かわいいから」「子供にせがまれたから」という理由で飼う行為は絶対にやめてほしいです。

自分たちのしつけができていないのに、「バカ犬」呼ばわりされた上に、捨てられてしまう。

ハスキーに限らず、犬の主従関係はしつけが肝ですので、犬の賢さや飼いやすさを左右するためには、やはり飼い主の努力と覚悟が必要です。悲しい悪循環を繰り返さないためにも、安易な気持ちでペットを飼う人がいなくなることを願います。

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