猫がストーカーのようについてくる理由を紹介!【同じ部屋/トイレ/お風呂/寝る時】
普段はそっけない猫なのに、トイレやお風呂場までストーカーのようについてくる…そんなことありませんか?「寂しいのかな?」「構って欲しいの?」飼い主としてはついてくる猫の心理を知りたくなるもの。今回は、そんな猫のストーカー行為の真相を解明します。
最終更新日2020.05.06
猫がついてくる理由①【構って欲しい時】
先ほども言った通り、猫はとっても気まぐれな性格です。
普段は自由気ままに家の中を闊歩していても、自分の中の「構って欲しいニャ!」スイッチが入ると飼い主につきまとうのです。
構って欲しいと訴える心理の時、猫の瞳の形に注目して下さい。クリクリのお目目で飼い主を見上げ「撫でて?」と言わんばかり、最大限の可愛い顔で見つめてくるはず。常に近くにいたがる、甘えた声で鳴きながらついてくるのも構って欲しい時のサインです。
そんな時は、時間を惜しまず猫とスキンシップをはかりましょう。
猫がついてくる理由②【ごはんが欲しい】
猫はとても記憶力の良い生き物です。一度経験したことはよく覚えています。
例えば飼い主が猫のご飯を準備する際、キャットフードの置かれている場所や開封する音までしっかりと記憶します。
そのため、飼い主がキャットフード付近へ向かうと、「あ、ご飯がもらえるかも!」と猫は勘違いし大興奮!ご飯をくれるまでずっとつきまとうのです。
これはある意味、猫にちゃんと食欲がある証拠でもあります。ご飯まで時間があるようならば、猫用オヤツを少しあげると良いでしょう。太り気味の猫ちゃんであれば、カロリーオフのオヤツを買っておくと良いですね。あまり多く間食させると肥満の原因に繋がります。体調管理を心がけつつ猫の欲求を満たしてあげましょう。
猫がついてくる理由③【母親と勘違いしている】
ほどんどの猫は、子猫期6ヶ月ほどで親離れをします。しかし中にいつまでも甘えん坊な猫もいて、成猫になっても子猫の気分が抜けない子もいます。
そこが可愛いとも言えますが、常に飼い主の近くにいたがる、追いかけてくる、寝る時も常に一緒じゃなきゃ嫌だ、同じ部屋に来るなど、もう離れるのが寂しくて仕方がない!状態になってしまうと、ちょっと飼い主としては目を離せなくなりますし、自分の用事すら済ませられなくなりますよね。
しかし、だからと言って飼い主がそっけない態度をとると返って逆効果。猫は気持ちのやり場を失い、とても傷つき孤独を抱えます。
飼い主は「まだ親離れできない甘えん坊さんなんだなッ」と、そんな猫の心理まるごと包み込んであげましょう。
ちなみにこのような猫の場合、新たに子猫を迎えることで親離れできる例もあります。子猫をまるで自分の子供のように思い、親の気分になるのです。ただしこれは個体差により反応は様々です。
目の前の愛猫とじっくり向き合い、共に成長するよう飼い主は猫の心に寄り添ってあげて下さいね。
猫がついてくる理由④【不満・不安がある】
猫はひとりでも平気なイメージが強い生き物ですが、そんなことはありません。長い間お留守番をしたり、環境の変化や騒音といった数々のストレスが原因となり、気持ちが不安定になる子だっているのです。
そんな不安や寂しさをうめるため、飼い主にずっとついてまわる猫もいます。常に同じ部屋に来る、なんてこともありますね。ずっと近くにいたがる様子を見せたり、鳴きながらついてくることもあります。その時の鳴き声はいつもと違い、か弱かったり、逆に大きく鳴いたりもします。そんな時は猫の表情を見てあげて下さい。目が垂れ下がり、ちょっと不安そうな表情を浮かべているはず。
普段と違うなと感じた場合、飼い主はスキンシップはもちろんですが、優しく声をかけたり、おもちゃで遊んだりしながら気分を紛らわせてあげましょう。
猫のついてくる以外の愛情表現
猫が飼い主につきまとう、近くにいたがるといった行動の他に、猫が飼い主に見せる愛情表現はいくつもあります。飼い主のみなさんは、それに気づけていますか?
では一体、それはどのような行動なのでしょう?
頭をすりつけてくる
猫が飼い主の体にコツンと頭を当ててきたり、スリスリ体をすりつけてくることはありませんか?これは猫が飼い主を「私のものだ!」と独占したい気持ちの現れです。
猫には臭腺というニオイを出す器官が『額』『口』『顎下』『尻尾の付け根』『肉球』『肛門の両側』にあります。この器官は自分のテリトリーを守る上でとても必要になってきます。自分のニオイをつけることは、猫にとって「安心を守りたい」といった心理の現れ。
そんな猫に対し飼い主が気をつけるべき点は、香水やアロマなど匂いの強いものを身にまわないようにすること。猫には優れた嗅覚が備わり、強い香りの影響で体に負担をかける可能性があります。猫と接する場合や猫のいる部屋では香水やアロマの使用は避けましょう。