猫を飼うのにいくらかかる?初期費用・維持費の見積もりを紹介!
猫を飼いたい時、準備するものや必要なお金、維持費はどれくらいなのかは知っておきたいですよね。猫の餌やトイレなどの毎日に必要なお金から、避妊去勢やワクチンなどの医療費など、一生にかかる猫の飼育に必要な飼育費用や維持費を、わかりやすく解説していきます。
最終更新日2020.05.06
猫が怪我や病気で治療が必要になった場合、経験したことがある飼い主さんはお分かりかと思いますが、万単位でお金が飛んで行くのが現実です。
では、ペット保険に入っていたらどれくらいの費用で済むのでしょうか。
凡例を挙げてみると、以下のようになります。
例えば、骨折をして1回の手術、5日の入院をしたとしましょう。
- 診察 800円
- 入院費 10,000円
- 全身麻酔 32,500円
- 検査 20,500円
- 手術費 237,000円
- 処置、注射 7,900円 合計308,700円
一般的な補償内容の保険金支払いが、216,090円だとしたら、飼い主さんの支払いは92,610円となります。
保険に入っていなかったらと思うと、すこしゾッとしてしまいそうな金額ですよね。
ちなみに、毎月の掛け金は、年齢やプランにもよりますが、月々1,000円から3,500円くらいが相場になるでしょう。
猫を飼うのにいくらかかる?見積もりを紹介
それでは、ここで、実際に猫を飼ってみたとして、一生にどれくらい費用がかかるのかをシュミレーションしてみましょう。
※生後2ヶ月の保護猫をメスとオスで2匹育てる場合を想定、ワクチン、避妊去勢なしと仮定して計算してみます。
初期費用
では、初期費用からまとめていきましょう。
- 猫白血病、猫エイズ、などの感染症検査費用6,000円×2=12,000円
- ノミダニ駆除3,500円×2=7,000円
- ゲージ2匹用 10,000円
- キャリーケース2個 15,000円
- トイレの箱2個 15,000円
- ワクチン2回分×2匹=20,000円
- 避妊手術 20,000円
- 去勢手術 5,000円
- その他の備品 5,000円
初期費用は約11万円と意外と経費がかかることが分かりますね。
1ヶ月にかかる維持費
次は、1ヶ月にかかる費用をシュミレーションしてみましょう。
- 餌代 5,000円
- トイレの砂またはペットシーツ 4,000円
- ペット保険2匹分 4,000円
1ヶ月に換算すると、13,000円と、初期費用と比べるとさほど経費がかからないような気もしますね。
年間の維持費
続きまして、年間の維持費をシュミレーションしてみましょう。
- 毎月の維持費13,000円×12か月=156,000円
- ワクチン2匹分 10,000円
- 定期検診料 20,000円
年間で約186,000円ですが、月額に換算したら、2匹で16,000円くらいの計算になります。これに、医療費などが入ってくると加算の対象になるでしょう。
一生の維持費
最後に、一生にかかる費用をシュミレーションしてみました。2匹とも15歳まで生きたと仮定します。
年間の維持費186,000円×15年=2,790,000円
医療費 80,000円
(2匹とも2回病気になり、それぞれ20,000円の手出しがあったと仮定)
埋葬料 2匹で30,000円
合計2,900,000円
猫の一生にかかる費用は約300万円と言ったところでしょうか。値段だけ聞いたらびっくりしますが、月額に戻したら、2万円を切る計算になります。
2匹目からは費用下がる?
多頭飼いをしてコストが下がるのは、避妊去勢手術の時や、ペット保険などで2匹目からの割引がある場合でしょう。
ペット保険は、頭数が増えるとそれだけ安くなる保険会社が多くあります。
多頭飼いをしてコストが下がるのは、上記の2点くらいで、あとは、頭数が増えるだけ、食費などの飼育費用でコストは上がると考えた方が無難でしょう。
多頭飼いは、かかる経費の面でメリットもデメリットもあると言えますね。
その他猫を飼う上で注意すべき事
上記に挙げた例以外にも、破損などで経費がかかることも充分に想定されます。いくつかの例を挙げて、解説していきましょう。
検査だけでも、猫は費用がかかります。でも、長生きするには必要なことなのです。