狼(オオカミ)の大きさ・特徴・生態を紹介!最大最強の狼の種類とは?
日本からは姿を消してしまった野生の狼。その生態系はどういうものでしょうか。狼って人間を襲うの? 狼から犬が誕生したってホント?どんな種類がいるの? 大きさはどれくらい?素朴な疑問に答えていくとともに、最強の狼の大きさなど、いろいろ述べていきたいと思います。
最終更新日2020.05.06
子狼から成体へ
子狼は羽や骨などを玩具にし、獲物に見立てて解体の練習をします。
生後6ヶ月で狩りに参加し、一人前になったときに群れを去るか留まるかの選択をします。
アルファでない自分はここにいたら繁殖はできない。
オスの大半は一匹狼になるリスクを冒してまでも群れを離れます。
メスは、自分の子供でなくても子育てしようと残ります。
一匹狼はどこの群れの縄張りでもない「狼のいないエリア」をさ迷い歩き、細々と生活をしていかなければなりません。
それでも仲間を見つけ、伴侶を見つけ、アルファとなり自由を得るという期待をかけて、新天地を目指す彼らのことを考えると、胸が熱くなりますね。
自由。
それがアルファにあたえられた特権です。
彼らには繁殖の自由があり、どこに行くか何をするか、いつ狩りに行くのか、すべてを選択し決定する力を持ちます。
繁殖し子育てができるというのも、その選択権や決定権の故なのです。
一生を終える
飼育下の狼は15年間生きますが、野生の狼は早く死んでしまいます。
子狼はたくさん命を落とし、成体になれたとしても10歳を超えることはまれです。
5~6年で、その生を全うします。
種類
では狼にはどのような種類があるのか。
紹介していきたいと思います。
アラスカオオカミ
アメリカ北西部やカナダ北西部など、北アメリカ大陸に生息する狼です。
大きな体躯、灰色の体毛。
日本人がイメージする狼といえば、このアラスカオオカミなのではないでしょうか。
ヨーロッパオオカミ
「ヨーロッパオオカミ」という名前ですが、ユーラシア大陸全般に広く分布しております。
茶色っぽい体毛をしています。
迫害されてきた歴史のため、現在では東欧の僻地とフランスの一部を除き、ヨーロッパではほとんど見られません。
ホッキョクオオカミ
カナダ北部、グリーンランド北東部などの北極圏に生息するとても大きな狼です。
白い体毛が神秘的ですね。
シンリンオオカミ
アメリカ北東部とカナダ南東部に生息している狼の亜種です。縞があるため、英語では「Timber Wolf」といいます。
タイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)とコヨーテの混血により誕生したと言われています。
群れで暮らす狼