フクロウって賢いの？フクロウの知能についてエピソード付きで紹介！

ここ数年で大人気のフクロウですが、ペットとして飼われている方も多くいます。なかには「私もペットとして飼ってみたいけど、犬や猫のように懐くのかしら」と思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんなフクロウの「知能」「賢い」「頭いい」部分をご紹介し、フクロウについてもっと知っていただければと思います。フクロウについて知ることで、もっともっと魅力に引き込まれるかもしれませんよ。

フクロウというと、なんとなく賢いイメージがありますよね。

よく問題集やクイズ番組などでも、フクロウ先生やフクロウ博士といった具合に、フクロウが白衣を着たり、メガネをしているイラストをよく見かけます。

たとえばこのイラストのように、とても知的なイメージを持たれていますが、実際のフクロウは、「森の哲学者」「森の賢者」と呼ばれているように、とても知能の高い、賢い動物だといわれています。さらには、記憶能力に長けているともいわれています。

そのため、ペットとしてフクロウを飼育すると、道を覚えることができたり、名前を呼ぶと反応することもできるようになります。さらには、人間の行動を観察し、記憶することもできるため、人間から受けた「いいこと」については恩返しをしたり、逆に人間からされた「ひどいこと」の場合は、攻撃的になることもあるようです。

比較的鳥類はもともと知能が高く、フクロウだけが特別高いというわけではありません。カラスに比べれば低い部分もあるようですが、なぜ、イラストのようなイメージを抱かれるようになったのでしょう。

その理由には、知能の高さに関する数々のエピソードがあるからです。
次項で、そのエピソードについてご紹介します。

イギリスに住むとある男性が、ケガをしていたモリフクロウのヒナを保護するために自宅に連れ帰ったところ、そのフクロウは男性の家をテリトリーと認識。以後は外に出ようともせず、男性の側から離れずに、仲良く暮らしているとのことです。

南アフリカに住む男性が、ケガをして飛べなくなっていたワシミミズクを保護します。2か月に渡る治療の末、再び飛べるようになったワシミミズクは、その恩返しとして男性に様々なプレゼントを毎日持ってくるようになります。

ワシミミズクにとっては大きなプレゼントのつもりでも、男性にとっては困るもの。それはワシミミズクのご馳走である、ネズミやヘビといった獲物です。ヘビを咥えた状態で持ってくるので、男性も嬉しいような悲しいような。しかも、朝一番の獲れたてを、まだベッドで寝ている家族の鼻先まで持ってきます。

プレゼントの内容はともかくとして、これは立派なフクロウの恩返しです。

この2つのエピソード以外にも、ケガをして飛べなくなったり動けなくなっているフクロウを保護したり、自宅で看病をしている人のエピソードが多いです。人間に看病されることでなついたり、外に出ようとしなかったりするのも、人間との関係を構築する知能があるからですね。頭いい証拠です。

フクロウは、ギリシャ神話では女神・アテナ、ローマ神話では女神・ミネルバの従者として、「知性」「学問」「工芸」象徴となっています。またアテネの聖鳥とされているため、それにまつわる物、例えばネックレスやコイン、置物などにもフクロウが採用されています。

フクロウは、ギリシャ神話に由来して「聖鳥（神の使い）」「英知の象徴」「霊力を持つ鳥」と呼ばれ、目に見えない自然界の様々な潜在的問題を、英知と不思議な霊能力で解きほぐし、人間を守ってくれる「幸福を呼ぶ鳥」として人々に信じられています。

• くるくる回る頭　⇒　頭の回転がいい、知恵の神
• 首が回る　⇒　商売繁盛
• 夜目が利く　⇒　見通しが明るい
• 聴力がすぐれている　⇒　情報を聞き逃さない
• 鋭い目と爪で夜も眠らない　⇒　森を守る守り神