フクロウの鳴き声の種類と意味を紹介!【ホーホー/ギャーギャー】
フクロウカフェでお茶をしながら触れ合いが出来ると評判で人気が急上昇中のフクロウやミミズク。彼らをペットに迎える人も少なくありません。夜行性だから自宅で夜中に「ホーホー」と鳴き声を上げるの?そもそもどうして鳴いてるの?といった彼らの種類と鳴き声の意味を紹介します
最終更新日2020.05.06
夜聞こえてくる、この声の主は「ふくろう」「ミミズク」
この声・・・「人気のない夜の森」を想像させる鳴き声。この声の正体はフクロウやミミズクです。
フクロウやミミズクの鳴く声を「ホーホーゴロスケホーホー」という擬音で表現される方もいらっしゃいますが、ゴロスケ・・・ってとてもかわいい表現ですね。
実は、フクロウやミミズクの鳴き声にも色々とバリエーションがあるのでご紹介します。
彼らとコミュニケーションを取るためのヒントになれば嬉しいです。
フクロウの鳴き声の種類とその意味
フクロウも種類によってや場面によって、個体の性格によって鳴き声が変わってきます。
「ホーホー」と鳴く以外に、どんな鳴き声をするのか、どんな時に鳴くのか、鳴いたら何かしてあげた方がいいのか・・・フクロウやミミズクと仲良くなるため色々調べてみました。
フクロウとミミズクの違いとは、頭の上に耳があるかどうか・・・なのですが、多々例外の子も居るようで「同じ仲間」として扱われている場合がほとんどのようです。
フクロウの鳴き声としてよく聞く「ホーホー」という声は?
一般的に思うフクロウの「ホーホー」は、「お腹が空いているよ~」のアピールであると言われています。(フクロウの種類によっても多少の違いがあり、鳴き方が違うこともあります。)この子はワシミミズクという種類です。
例えば、メンフクロウは、フクロウの中でも声の高い鳴き声です。アフリカオオコノハズクは、少しこもった声で鳴きます。
このお腹が空いているときに鳴くことを「餌鳴き」といいますが、野生のヒナ鳥が親鳥に餌をねだるときの鳴き声を呼びます。
野生のフクロウの場合、成長するにつれ「餌鳴き」はしなくなっていきますが、人に飼われていると自分で餌を取りに行くことが出来ないので、成鳥になっても餌をねだる鳴き方をしてアピールするようです。
逆にいえば、お腹が空いたときに「お腹が空いたよ」と鳴けば、餌がもらえると学習したから大人になっても「餌鳴き」をするのかもしれません。賢い子たちです。
ちなみに・・・
お腹がいっぱいになってご機嫌なときには「ホッホッホッ」と短く鳴くようです。
威嚇の意味を込めた鳴き声
威嚇してるときのフクロウって・・・という説明はいらないほど、このフクロウちゃんは見るからに威嚇してます。この子はユーラシアワシミミズクという種類です。ここまで怒っているときには彼らの意思を尊重する意味で、ある程度の距離が必要です。
威嚇の行動として、羽を広げて自分の姿形を大きく見せながら「ギャァーー」と鳴いたり、くちばしを大きく広げたり、カチカチと鳴らすこともあります。こういう行動をされたときは、近寄らず、一旦引くことがお互いのためです。
オスとメスでも鳴き声に違いがある
フクロウのメスの声は、ものすごく小さいようです。
「ホッホッ」と短く鳴き、声が届く範囲は100mほどです。
対してオスは、自分の強さを誇示するため、周りの仲間たちと連絡をとるため、そして求愛のために、喉にある「喉袋」と呼ばれる袋を膨らませたり縮めたりして、おおよそ2kmほど先まで鳴き声を届かせることができるといわれています。
怪獣っぽい?
クルクルお目々で、こんなに愛らしいお顔をしているのに、怪獣の鳴き声っぽいこの子は、
フクロウカフェにいるアフリカオオコノハズクです。
体を左右に揺らしながらこちらの様子にも興味がありそうにも見えますね。