うさぎが足ダンする理由や意味とは?また足ダン対策をご紹介!
うさぎが後ろ足を床に叩きつけて大きな音を出す足ダン、夜中に突然大きな音が響くと飼い主もご近所の方も困ってしまいますよね。どうしたら足ダンをやめさせることが出来るのか悩んでいる飼い主の方へ、うさぎが足ダンをする理由と対策法を解説します。
最終更新日2020.05.06
うさぎの足ダン
うさぎはほとんど鳴かない物静かな動物ですが地団駄を踏むように大きな後ろ足を使って床を叩き、大きな物音を立てることがあります。それがいわゆる足ダン、正式名称は「スタンピング」という行動です。夜中に大きな音を出されてしまうと飼い主も起きてしまいますし思いの外音が響くので集合住宅の場合は近隣の方の迷惑にもなりかねないですよね。
そんな困ったウサギの足ダンですが、ただのわがままではなくうさぎなりの足ダンする理由があります。足ダンの原因とどのようにやめさせれば良いのか見ていきましょう。
うさぎの足ダンの動画
可愛い顔に似合わず大きな音を出すうさぎ達、毎日足ダンされてしまうと飼い主もストレスがたまってしまいますよね。
うさぎが足ダンする理由や意味とは?
うさぎは飼い主に危険や変化があったことを伝えたい時、ストレスを感じたり自分の気持ちを伝えたい時に足ダンをします。何故足ダンという行動をとるのでしょうか。
危険や変化を察知して伝えようとしている
うさぎは草食動物であり、野生では肉食動物に食べられてしまう立場の弱い生き物です。そんなうさぎたちには身を守るため小さな危険や変化をすぐ察知してそれを仲間に知らせる習性があります。ペットになってもその習性は変わらず、何かいつもと違うことが起きたことを察知してそれを仲間である飼い主に伝えようとして足ダンをします。
うさぎが何かに警戒している時は足ダンに加えて後ろ足で立ち、前足を伸ばして耳をピンを立てる行動を取ります。このような行動が見られた時はうさぎが危険だと思う何かがあるはずです。
嫌な気持ちになったことを表している
うさぎは声帯を持っていないため犬や猫のように鳴くことが出来ません。嬉しい時や怒っている時にプゥプゥやブッブッと鳴くことはありますが、これらは鳴き声というよりは音という表現の方が的確かもしれません。
そんな鳴くことが出来ないうさぎたちは感情表現をする時も足ダンをします。何かストレスや不快に感じていることがある時や怒っている時、足ダンをすることで飼い主にその何かを伝えようとしています。
うさぎの足ダンの対策
うさぎの足ダンはただのわがままや地団駄ではなく、声が発する事が出来ないうさぎの感情表現の方法です。とはいえその音は小さな体から出たとは思えないくらい大きくて困ってしまうのも事実ですよね。
また多くのうさぎには肉球がなく衝撃が直に足に伝わりやすいため、あまりにも足ダンをし続けるとソアホックという足裏の皮膚炎になってしまうこともあります。
飼い主の生活を守りうさぎの健康を守るため、足ダンをさせないためにどのような対策を取れば良いのでしょうか。
ストレスの原因を探して取り除く
ペットとして飼われているうさぎは野生のうさぎと違って自分で自分の暮らす場所を決めることが出来ません。お腹が減ったと思ってもエサを自分で探して食べることが出来ず、トイレが汚れていて嫌な気持ちになっても自分ではどうすることも出来ません。
ケージはキレイに掃除されているでしょうか、トイレは汚れていないでしょうか。常に新鮮な水を飲めるようになっているでしょうか、また常にチモシーが食べられる環境にしてあるでしょうか。ケージに直射日光が当たりすぎて暑かったりたり風通しが悪すぎたりしないでしょうか。
うさぎは何かを飼い主に伝えたいからこそ足ダンをしています。ケージの中やケージを置いている環境の中で何かうさぎのストレスになっていそうなものがないか、一つ一つ確認してみて下さい。前足でやたらと顔ばかりを洗う時は何か大きなストレスを感じている可能性が高いのでその時その周辺を念入りにチェックしてみましょう。
出来るだけうさぎが気持ちよく過ごせる環境を維持してあげるように心がけてストレスを減らしてあげることが足ダンを減らすことに繋がっていきます。
危ないよ、怖いよ…!そんな気持ちを飼い主に伝えたいのかも。