イースターとは何?なぜうさぎと卵が出てくるのか?
最近見かけることが増えたイースターのイベントですが、イースターとは本来どんなイベントなのでしょうか。モチーフとなっているうさぎや卵の意味やイースター中は何を食べるのか、どんな遊びをするのかなどイースターにまつわることを紹介します。
最終更新日2020.05.06
ここ数年名前を聞くことが増えたイベントの1つ、イースター。
東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンをはじめ、様々なテーマパークでイースターのパレードやイースター関連のイベントが行われていますよね。
ポップな色合いでうさぎや卵をたくさん使ったイースターのイベントは見ているだけでも楽しくなりますが、そもそもイースターとはどういった行事なのでしょうか。
イースターとは何?
イースターについて
イースターは日本語で「復活祭」と言います。
十字架に張り付けられて亡くなったイエス・キリストが亡くなってから3日目に復活したことを記念した、キリスト教でも一番重要なお祭りです。海外ではキリストの誕生日であるクリスマスよりもイースターの方を盛大にお祝いするほどです。人が亡くなったというとちょっと怖いイメージもありますが、復活祭に関して怖い要素はありませんので安心して楽しんで下さい。
キリスト教圏の国では特別な日であるイースターには家族で集まっていつもより豪華なごちそうを食べたり、イースターならではの遊びをして過ごします。
ちなみにイースター(Easter)の語源は英語であり、フランス語では復活祭のことをパック (Pâques)と言います。同じ復活祭を示す言葉でも英語とフランス語では随分とイメージが変わりますね。フランスでも盛大に復活祭を祝うところは変わらず、復活祭が近づくと町中のお店に卵やうさぎの形をしたチョコレートやお菓子が所せましと並ぶそうです。
イースターに食べるものについて
イースターの日はどんなものを食べるのでしょうか。
食べるものは国によってやや異なるようですが、多くの国では卵料理や肉料理がメインとなります。パンやケーキ、ゆで卵やラム肉が良く食べられています。
十字の入ったホットクロスバンというパンが有名ですが、うさぎをかたどったお菓子やハト型のパンなどイースターの時期限定のメニューも多くあります。
イースターになぜうさぎと卵が出てくるのか?
イースターと言えばうさぎとカラフルに装飾されたイースターエッグを必ず見かけますが、なぜキリストの復活祭であるイースターにうさぎと卵が登場するのでしょうか。それぞれがどんな意味を持っているのか見ていきましょう。
イースター・バニー
うさぎはたくさんの子供を産む動物であることから、誕生や生命・豊穣の象徴とされています。そんな生命力にあふれているうさぎはごく自然にイースターのシンボルとなったと言われています。キリスト教にとってのうさぎは聖母マリアやイエス・キリストと共に絵画に描かれる程の神聖な存在であったこともその背景にあるようです。
そして海外のイースター・バニーはただ可愛いだけのうさぎではなく、カラフルな卵やお菓子、おもちゃをバスケットに入れて子供たちの家に届けてくれる存在です。まるでサンタクロースのようですね。
イースターの日に貧しくて子供用のイースター・エッグ用の卵を買うことが出来ず困っていた人のところにうさぎがやってきて、卵を産んでくれたという素敵な伝承もあります。
イースター・エッグ
卵は殻の中で育ち、殻を破って生まれてきます。その姿が死という殻を破ってよみがえったキリストの復活と重なることから卵がイースターのシンボルになったと言われています。
イースターでは卵を使った料理を食べて、卵を使った伝統的な遊びを行います。どんな遊びを行うのか見てみましょう。
イースター・エッグ作り
卵の殻をカラフルに色付けして装飾したものを作る遊びです。
装飾には絵具やペンの他、布などあらゆるものが使われます。元々はゆで卵が使われていましたが、最近はアレルギーを考慮してプラスチック製の卵が使われることが多いそうです。プラスチック製の卵の中はお菓子やおもちゃを入れますが、なんと現金が入っていることもあるとか。
イースターが実際にどんなイベントか知っていますか?