ホーランドロップの飼い方まとめ!【環境・食事・コミュニケーション】
ペット用に誕生したホーランドロップは、実際にペットとして大人気の品種です。今回は、そんなホーランドロップの飼い方についてご紹介します。特に環境面や食事面、コミュニケーション面での飼い方についてお伝えします。ホーランドロップが気になっている方必見です!
最終更新日2020.05.06
ホーランドロップとは?
ホーランドロップとは、ペット用に誕生したウサギの品種で、生物学上の分類は「ウサギ科アナウサギ」です。垂れ耳が特徴のロップ種の中でも最も小さい品種で、「ミニロップ」とも呼ばれています。
ホーランドロップの歴史
ホーランドロップは、1945年~1950年ごろに、オランダのウサギブリーダーによって誕生しました。ブリーダーのコック氏が、当時の最良品種であるフレンチロップ(大型の垂れ耳で)のオスと、ネザーランドドワーフ(小型)のメスを掛け合わさせたところ、6匹の小さな垂れ耳の子供が生まれました。
さらにその後、イングリッシュロップのオスと、ネザーランドドワーフのメスを交配させると、今度は2匹の立ち耳の子供と3匹の半垂れ耳の子供が生まれます。その後も何度か交配を繰り返し、最終的には半垂れ耳のウサギと、最初に生まれた垂れ耳ウサギを掛け合わせ、現在のホーランドロップが誕生します。
誕生から現在まで、ホーランドロップはウサギの愛好家やペットオーナー、ブリーダーに非常に人気の高い、好まれる品種となっています。
大きさ・体重
ホーランドロップの体重は、約1.5~2.0kgで、大きさは35cmぐらいと言われています。しかし個体差があり、最小だと大人の片手よりはやや大きく、逆に大きい個体だと、両手で持ち上げるぐらいの子もいます。
ホーランドロップの体重や大きさには、親からの影響(遺伝)によるものが多いようです。
性格
ホーランドロップはとても穏やかな性格で、攻撃性のない平和的な性格です。そして人懐っこい面もあり、飼い主以外の人でも抱っこがしやすいといわれています。ウサギは警戒心の強い動物ですが、その特徴がより顕著な立ち耳のウサギに比べれば、穏やかで友好的な面があります。基本的には臭いもないため、穏やかな性格と相まってとても飼いやすいといわれています。
しかし、猫やイタチ・フェレットのようなネコ目の動物は天敵であるため、同居はなかなか難しいとされています。でも実際は一緒に暮らしている例もあるので、一概に「ダメ」とはいえません。
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— まゆ (@xS4J295NiP0FXsX) August 4, 2019
ホーランドロップじゃないウサギも一緒ですが、ウサギはウサギです。ウサギにしてみれば、猫は天敵のハズなのに、ものすごく馴染んでいますよね。しかも仲良く草を食べているあたり、上手く共存している様子が伺えます。
なお、ホーランドロップの性格に関しては、下記リンクでさらに詳しくご紹介しています。ご参考ください。
【環境編】ホーランドロップの飼い方
音がする首輪をつける
ホーランドロップを飼う場合は、小さな鈴などがついた、音がする首輪の装着をおすすめします。これはホーランドロップだけじゃなくてウサギ全般にいえることですが、ウサギはほとんど鳴かないため、居室のどこに行ってしまったかわからなくなってしまいます。
なので、音のする首輪を装着することで、そういった事態を防ぐことができます。一緒に外出する際はハーネスがあると良いでしょう。
かじり木を用意する
げっ歯類のウサギは、歯の伸びすぎを防ぐために「物をかじる」という習性があります。けしてイタズラをしている訳ではありませんが、家中の物をかじられたり、電化製品のコードなどがターゲットになってしまうと大変です。しかし、かじることを止められてしまうと、ウサギ自身はストレスになってしまいます。
そこで、ぜひご用意いただきたいのが、ウサギ専用の「かじり木」です。これさえあればウサギも人も大助かりです。店頭ではもちろんのこと、ネットでも簡単に入手できます。好みにあったかじり木を見つけるのも飼い主の役割です。
ただし、かじり木があるからといって、油断は禁物です。ウサギに限らず、ペットのいるお宅は、電気コードなどはカバーなどの噛みつき防止対策を行う必要があります。火災や感電といった事故にならないように注意しましょう。