ホーランドロップの飼い方まとめ!【環境・食事・コミュニケーション】

ペット用に誕生したホーランドロップは、実際にペットとして大人気の品種です。今回は、そんなホーランドロップの飼い方についてご紹介します。特に環境面や食事面、コミュニケーション面での飼い方についてお伝えします。ホーランドロップが気になっている方必見です!
最終更新日2020.05.06
健康管理の徹底
耳のケア
ホーランドロップの特徴でもある垂れ耳は、その分耳の病気にかかりやすいです。なぜなら、普通のウサギは耳が立っているのに対し、ロップは耳が垂れているため、地面にこすれてしまったり、湿気などから耳垢がたまりやすいからです。ですので、定期的な耳掃除が必要です。中には自分で掃除ができる個体もいますが、それだと不十分な場合も。
ちなみに、かかりやすい病気は、ウイルス感染や中耳炎です。中耳炎がこじれると、酷い場合は脳にまで影響し、最悪死に至ってしまうこともあります。耳を痒そうにしていたり、膿が出ているような場合は、一刻も早く病院を受診しましょう。症状が出てからだと手遅れになってしまう場合もあるので、定期的な耳チェックをしてもらうのも良いですね。
ブラッシングケア
ホーランドロップは毛皮が分厚いため、定期的なブラッシングをする必要があります。ウサギは年に4回ほど換毛期を迎えます。その時期周辺になると、余計に毛の量が増大します。もし、そのままブラッシングや手入れを放置していると、お腹の中で毛玉がたまり、「毛球症」という病気にかかってしまいます。
「毛球症」といえば、猫でおなじみの疾患ですが、実はウサギにも同じことがいえます。しかしウサギの場合は猫と違い、毛玉を吐く行為ができません。そうなると、ただただお腹の中で蓄積され、食欲の低下や糞便の減少、腸閉塞などを引き起こします。
これを防ぐためにも、ブラッシングは欠かせません。最低でも週に一回はブラッシングをしましょう。専用のブラシも売っていますし、猫用のクシでも代用できます。毛球症予防用のゼリーなども販売されているので、色々な予防対策が可能です。
【食事編】ホーランドロップの飼い方
食事のメインは「ペレット」と「牧草」
食事のメインであるペレットには、ウサギにとって必要な栄養があり、栄養バランスを保つことができます。そしてもう一つのメインである牧草は食物繊維が豊富で、排便を促す作用と、歯を削る作用があるため、ウサギには欠かせない食べ物です。
この2つ以外にも、野菜と果物はOkです。ただし、野菜は新鮮な物をあげるようにしましょう。そして、多くても1日1カップまでに制限してください。なぜなら、野菜や果物ばかりを与えすぎると、肝心なペレットや牧草を食べなくなってしまいます。
あくまでも、食事のメインはペレットと牧草なので、果物はオヤツ程度でとどめましょう。
食事の回数は朝・夜の2回
ホーランドロップの食事回数は朝と夜の2回です。もともとウサギは昼間は活動しないので、昼食は必要ありません。そして、ウサギは夜中に消化器官が活発に働くため、夜の食事量は多めにします。以下をご参考ください。
- 朝(少なめのペレット+牧草)
- 夜(多めのペレット+野菜類+牧草)
なお、一日当たりのペレット量は、体重の3~4%が目安です。
【コミュニケーション編】ホーランドロップの飼い方
散歩は行ける?
最近、ウサギと一緒に散歩したり、公園を散策する人が増えています。「うさんぽ」という別名まで出ているほどです。ですので、お散歩は大丈夫です。お散歩とまではいかなくても、居室や屋内で好きなように遊ばせてあげるだけでも十分です。
ただし、お散歩や屋外に行くときは、先ほどもお伝えしたように、見失ったりすることのないようにご注意を。ハーネスは必須ですね。キャリーバックに牧草や給水ボトルもお忘れなく。
ホーランドロップとの遊び方
ホーランドロップと遊ぶときは、ウサギ用のオモチャが大活躍です。牧草を硬くしたオモチャも売られています。コミュニケーションがはかれるとともに、ウサギの「かじりたい」欲求も満たしてくれる、一石二鳥な一品です。