実はうさぎには肉球がある?肉球のあるうさぎの種類とは?

愛くるしい顔や仕草で、ペットとしても大人気のうさぎですが、そのうさぎに肉球があることをご存知ですか?今回は、知っているようで知らなかったうさぎの肉球について、その真実を探っていきたいと思います。うさぎ好きな方、必見ですよ!
最終更新日2020.05.06
うさぎの足の裏には肉球はある?
一般的に、うさぎには「肉球はない」と言われています。しかし、正確には「多くのうさぎには肉球がない」ということであり、必ずしも「ない」わけではありません。
すなわち、結論から言うと、「肉球があるうさぎもいる」ということです。
次項でご説明します。
肉球のあるうさぎもいる!
肉球のある品種は「ミニレッキス」や「ホーランド・ロップ」といった一部のうさぎです。また、日本の北海道にしか生息しない野生のうさぎ「エゾナキウサギ」にも、肉球があるといわれています。
こちらの動画は「エゾナキウサギ」です。
うさぎの肉球の役目と構造
うさぎの肉球には、「滑り止め」の役割があるそうです。肉球があるうさぎの生息地域は主に岩場であり、そのことが足の裏や肉球が発達した要因だといわれています。他にも、猫や犬と同じように、足音を消したり、着地などの衝撃を吸収する役割もあるとのことです。
肉球は、掌球、指球、手根球、足底球、趾球で構造されており、触感はプニプニしていますが、外側は厚い角質層で覆われている構造で、歩行時などの負傷や摩耗から、足の裏を保護してくれるのが肉球の役割です。
なぜうさぎには肉球がないのか?
では逆に、なぜ普通のうさぎには肉球がないのでしょうか。それは岩場を生息するうさぎと違い、主に草原など草の生えている、平らな地域に生息するうさぎには、滑り止め効果は必要ありません。そしてうさぎは草食動物であるため、肉食動物のように、獲物を捕るために不要な足音を消す必要もありません。
むしろうさぎには、危険を仲間に知らせる際に、後ろ足を地面に叩きつける習性があります。肉球があるとこの音が出せないため、草原地域で暮らし草食のうさぎに肉球は必要ありませんでした。
同じうさぎでも、住んでいる環境によって、体の構造が変わってくるんですね。
では最後に、ペットとして飼われているうさぎについての注意事項をお伝えします。
肉球がないうさぎを、ペットとして飼う場合の注意点
うさぎをペットとして飼う場合の注意点は、ずばり床材の硬さです。
床が滑りやすくて固い素材の住居の場合、肉球がないうさぎの足には衝撃が伝わりやすくなります。そのため、うさぎの足の裏が炎症する「ソアホック」や、骨折の原因にもなります。うさぎの骨はとても弱く、ちょっとした高さから落下しただけでも骨折する危険性があります。
うさぎに肉球はない、というのが常識でしたが、平らで柔らかい草原地域に住んでいたうさぎにとって、住宅の硬い床材は危険です。炎症や骨折をしないように、常に注意が必要です。