モグラはペットとして飼育できる?モグラの種類や食べ物もご紹介!

モグラはペットとして飼育できる?モグラの種類や食べ物もご紹介!

野生のモグラを見かけてふと、ペットとして飼育はできるのか?と考えたことはないですか?実際にはモグラを飼育することは物理的に困難なことがわかっています。そしてモグラは想像するよりも大食いです。エサの量も日常的に準備できるような量ではないことがわかります。

hoshino
ライター

hoshino

小型犬と家族同様に暮らして10年が経ちます。現在0歳から5歳までの小型犬を大切に育てています。毎日が発見と学びの連続です。

記事の目次

  1. 1.モグラはペットとして飼育できる?
  2. 2.モグラをペットとして飼育できない理由

モグラはペットとして飼育できる?

モグラに興味がある!という人が案外と多いのではないでしょうか?よく見るとなかなか愛嬌のある表情をしている。

そんなモグラをペットにできないものか?と真剣に考えている人もいるようです。ただ、モグラ生活拠点は土の中です。ペットとしてその環境を整えることは難しいわけです。巨大な水槽のようなものに大量の土を入れる?ということで土の中は再現できるかどうか?それも未知数です。飼おうとすること自体に無理がある動物なのです。

モグラは手のひらサイズで、とてもコンパクトです。だから、つい、ペットとしての飼育はできるのかどうか?と真剣に考えてしまうわけです。世の中には畑を荒らす害獣として捉えている方もいます。そこを考え合わせると、安易にペットとして飼えるのかという選択肢にはあまり意味がないことに気づかされるのです。かわいいから!と感じて手を出すのは、モグラにとっても迷惑な話なのです。

温度管理が難しいモグラ

モグラは温度が一定の土の中で過ごします。環境の変化に弱いモグラは、とにかく人工的に温度を一定に保つこと自体が困難です。

そしてとにかく大食いのモグラのために、大量のミミズを毎日準備できるのか?ということには、やはり物理的な無理が生じます。

モグラが生活をする、土の中という環境や温度を地上で再現することほど、難しいことはありません。飼うことを希望したとしても、モグラ側には何のメリットもないのです。却って、死期を早めてしまう可能性もあるからです。かわいいから、という感情だけでむやみに手出しをするものではないのです。日本の風土に合わせた暮らし方をしています。だからこそ野生の生態が確立されているのです。
 

モグラの種類

日本各地に生態系のあるモグラ。モグラが生息する地域によって種類が分かれています。

  • アズマモグラ・・本州のうち紀伊半島や広島、四国、小豆島などの低地の草原や農耕地に生息しています。
  • サドモグラ‥本州の越後平野や佐渡島に生息しています。水田付近や湖畔当たりを住みかとしています。
  • コウベモグラ・・本州中部よりも南、対馬、種子島、屋久島、隠岐などに生息しています。
  • センカクモグラ・・尖閣諸島に生息します。
  • ミズラモグラ・・本州の青森県から広島県の間に生息しています。
このように地域によって呼び名も違って生体にも違いがあるようです。

食べ物

モグラは動物食です。昆虫や主にミミズを食べて生きています

トンネルW掘りながらその中に落ちて来る動物などを食べて命をつないでいるのです。実際のモグラには視力がほとんどありません。獲物はすべて感覚で食べているのです。エサについては振動を感知して穴にあるエサを一気に貪るわけです。

仮に人間が飼うとして、子犬たちはこれまで通りの生活を送ってくれるでしょうか?野生の習性というものがあります。そこを理解するべきです。

モグラは飼育できる?

モグラの生態やエサの確保を考えるとモグラを飼育するのは厳しいです。モグラは自分の体のサイズ程度の量のミミズを食べます。土の中にはモグラが生活するうえで恰好のエサが豊富に含まれているのです。

物理的にこれを人工的に準備するとなると分量が想定外に多く必要になります。

しかも、もぐらは繊細な動物です。12時間以上の空腹には耐えられません。食事の世話を飼い主が行うと言っても意思の疎通が困難なモグラを飼育することは極めて現実的ではありません。そして太陽の光には弱いのです。少しでも自分の体温が上がると死んでしまうほどに耐性がないわけです。結論的には人間の人工飼育は困難です。

モグラをペットとして飼育できない理由

モグラをペッととして飼育すことが困難です。どのように準備をしても人間の手で飼育できるほど、簡単な動物ではありません。

そして野生のモグラをペットとして飼育する際には都道府県知事の許可が必要です。

エサの管理ができない

モグラの体の大きさほどの大量のミミズを毎日確保することは、現実的なことではありません。エサの管理も市販のものを購入して簡単に与えるというタイプの動物ではありません。きわめて困難でしょう。

寿命が短い繊細な動物

温度管理が難しいモグラは土の中から引き出してしまうと、たちまち弱ってしまいます。数日程度で必ず命を終えてしまうことでしょう。すべての生態環境が人工的に再現できないものばかりなのです。

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