ハリネズミの餌の量と回数は?偏食で食べなくなったときの対処法を紹介!
ハリネズミの飼い主にとって、偏食は大きな悩みの種。「今日も餌の量が減ってない…」と挫折しかけている飼い主さんも多いのでは?ハリネズミの偏食を治すには、どのように対処すれば良いのでしょうか。ハリネズミの餌の量・回数の目安とともに、偏食の対処法を解説します。
最終更新日2020.05.06
ハリネズミの餌は何を与えたら良い?
飼育下のハリネズミには、基本的には市販されている「ハリネズミ専用フード」を与えます。専用フードだけでも栄養は取れますが、副食として、ハリネズミが食べられる野菜や果物(キャベツ、ブロッコリー、りんご等)昆虫類(ミルワーム、コオロギ等)を与えてもOKです。
メインとなる餌はキャットフード、ドッグフードなどでも代用できますが、猫や犬とは必要な栄養素が違うため、やはり専用フードを用意するのが無難でしょう。
ハリネズミの餌の量と回数
ハリネズミに与える餌の量と回数は、年齢や体型など個体の条件によって異なります。子ども・大人それぞれの餌の量と回数の目安は次の通りです。
子どものハリネズミに与える量・回数
生後半年までの子どものハリネズミには、あえて多めの量の餌を与えます。成長期真っ只中のハリネズミが、いつでも十分な量の餌を食べられるようにするためです。
1日に2回、飼い主目線で「余ってしまうかな?」と思うくらいの量を入れてあげましょう。それでハリネズミが太りすぎてしまうようなことがあれば、与える量を見直してください。
また、食べ残した餌は必ず取り替えましょう。傷んでいる餌を入れたままにしておくと、ハリネズミが誤って口にし、体調不良を引き起こす原因になります。
大人のハリネズミに与える量・回数
大人のハリネズミには、基本的に1日1回、体重の5~10%の量の餌を与えます。フードの説明文を参考に量を決めても良いでしょう。
食いつきや体型の変化、便の様子などを見て、その都度量を調整していきましょう。
時間
餌を与える時間は、夜行性のハリネズミが活動を始める「夕方~夜頃」と、活動を終えて眠る前の「朝方」が理想です。
仕事の都合などでどうしても時間を合わせるのが難しい場合は、数時間ズレても大丈夫。しかし、毎回一定の時間に与えるようにしましょう。ご飯の時間があまりにもバラバラだと、ハリネズミのストレスになってしまいます。
ハリネズミも偏食する?エサを食べなくなった場合
ペットとして飼われている動物の中でも、餌の好き嫌いが激しいグルメな生き物として有名なハリネズミ。程度の差はあれど、今まで食べていた餌を突然口にしなくなる「偏食」に悩まされている飼い主さんは多いです。
偏食を発症し、いつもの餌を食べなくなってしまった場合は、どう対処すれば良いのでしょうか。
ハリネズミの偏食の対処方法
結論を言うと、「新しいフードをいくつか買って、食べてくれるものを探すこと」しか、ハリネズミの偏食を治す方法はありません。
日頃から数種類のフードをストックしておくか、「食いつきが悪くなってきたな」と感じた時点で、早めに別の種類のフードを購入しておきましょう。
フードの調達が難しい場合は、数日であれば副食として与えている野菜やミルワーム、おやつ類などを与えて乗り切ることもできます。しかし、長期間そのような食事を続けるのはNG。おやつだけでは十分な栄養が取れないため、決して長引かせず、早めに新しい餌を用意することが大切です。
偏食の期間が長引く、または体調に異変がある場合は動物病院へ
フードを変えてすぐに偏食が治る子もいれば、丸3日何も餌を食べない子もいるなど、ハリネズミの偏食の度合いは個体によってさまざまです。
そのため「◯日以降絶食状態が続くと危険」という明確な基準はありませんが、明らかにぐったりしている場合や、あまりにも長期間何も食べない日が続く場合は、病気を発症している可能性も考えられます。健康診断も兼ねて一度、動物病院を受診しておくと安心でしょう。
以下の記事では、好き嫌いの他に考えられるハリネズミの偏食の原因をまとめています。こちらも合わせて参考にしてください。