セレンゲティとはどんな猫?性格・その驚きの値段とは?
「セレンゲティ」という種類の猫をご存知ですか?セレンゲティは、サーバルキャットを模したような、大きな斑点模様が特徴の猫で、最近人気急上昇中です。今回は、その性格や値段についてお伝えします。セレンゲティを飼おうと考えている方必見です!
最終更新日2020.05.06
セレンゲティとはどんな猫?
斑点模様が特徴の「セレンゲティ」は、まだあまり日本では聞きなれない猫です。
しかしよく見ると、ベンガル猫のような印象を受けます。
それもそのはずで、セレンゲティは、ベンガルやオリエンタルショートヘアの交配種であり、猫としての歴史もまだ浅いのです。
そんなセレンゲティ猫について、今回は大きさ・画像・歴史・値段などをご紹介していきます。
セレンゲティ猫の歴史
セレンゲティ猫の歴史はまだ浅く、1995年に、TICA(The International Cat Association )に試験的猫種として予備登録されました。現在でもアメリカやカナダ、ドイツ、イギリス、オーストラリア、ロシアなどといった限られた繁殖者(ブリーダー)のもとで、慎重な育種が進められています。
そもそも、なぜこの猫種が生まれたのかというと、予備登録の1年前の1994年に、アメリカ・カリフォルニア州にある猫舎「Kingsmark Cattery」を営むカレン・サウスマン氏が、野生の血を入れずに、サーバルキャットに似た猫を作り出そうとして生まれたのがこのセレンゲティ猫です。
アメリカの生物保護学者であり、動物の保護や繁殖に携わっていたサウスマン氏は、アフリカに生息するサーバルキャットが密猟によって捕獲され、ペットとして飼われたり、毛皮をとられたりしていることに危機感を覚え、サーバルキャットに似たイエネコを作り出し、サーバルキャットの被害を減らしたい、と考えました。
その結果、信頼のできる仲間を集め、知識と協力を結集し、オリエンタルショートヘアとベンガルキャットを基礎とした繁殖を重ね、この「セレンゲティ猫」が誕生しました。
ちなみに、「セレンゲティ」というのは、アフリカ・タンザニアにある、数多くの野生動物が生息している「セレンゲティ平原」に由来したもので、ここで自然保護のために働く人々や、地域住民への敬意が込められているということです。
サーバルキャットは年々個体数が減少しています
セレンゲティ猫の誕生には、密漁や交通事故などによって減少しているサーバルキャットへの危惧、という背景がありました。
同じ猫なのに、毛皮をとられるって辛すぎます。人間って嫌だな、と思う反面、救おうとしているのも人間なんですよね。
なお、サーバルキャットは、主にサハラ砂漠以南のアフリカ大陸で生息していましたが、アルジェリアでは絶滅したと考えられているほか、サハラ砂漠の北縁部でも絶滅し、今ではサハラ砂漠南縁部以南のアフリカ大陸にまばらな状態で分布する程度だそうです。
しかし、獲物がいれば農地開発などにも適応することがあるため、絶滅の危険性は低いと考えらていることから、現在までに絶滅危惧種には指定されていません。
こちらがサーバルキャットです。耳が特徴ですね。
そして、セレンゲティにそっくりです。
セレンゲティ猫の大きさ
セレンゲティの体型はややスリムで、おおよその体重は3.5~6kgぐらいで、一般的な体高は25cm程度だと言われています。
筋肉質で引き締まった体型で、身体能力も大変高く、2mを超えるほどのジャンプ力があるとのことです。
セレンゲティ猫の画像
セレンゲティの他の画像もご紹介します。
ワイルドな見た目ゆえに、クールなイメージを持っていましたが、こうやってみると普通の猫と変わりないですね。
愛嬌のある表情がとても可愛いです。
こちらはセレンゲティの子猫です。可愛いですね~。