猫に海苔を与えても大丈夫?量の目安やなぜ猫が海苔を好きなのか紹介!
飼い猫が海苔好きだという方は多いのではないでしょうか。しかし、海苔は人間の食べ物でもあるので猫の健康に影響がないか心配ですよね。今回は猫に海苔を与えても大丈夫な理由と注意点についてご紹介するので、気になる飼い主の方は是非参考にしてください。
最終更新日2020.05.06
猫に海苔を与えても大丈夫な量の目安
前述したような病気にかかっていない猫であれば、適量をおやつにあげるくらいなら問題ありません。
ここでは海苔一枚に含まれる栄養素の量を市販のキャットフードと比較しながら、与えていい量と頻度についてご説明します。飼い猫に海苔を与えたい方は参考にしてみてください。
マグネシウム量
マグネシウムの量を考えると、猫に海苔をあげる頻度は週に2回くらいまでなら心配ないでしょう。
市販のキャットフードの多くには100gあたり約70~90mgのマグネシウムが含まれています。100gのキャットフードは猫の一日分の食事に相当しますが、海苔は一枚当たりに約9mgしか含まれていないので一日分食事量の10分の1くらいのマグネシウム量でしかありません。
ナトリウム量
猫がナトリウムを過剰摂取した時の体への影響については先述しましたが、海苔のナトリウム含有量程度なら腎臓が負担を感じるようなことはほとんどないでしょう。
市販のキャットフード100gには約200~300mgのナトリウムが含まれていますが、海苔一枚には約16mgほどしか含まれていません。
リンの量は気を付ける程度で
海苔一枚に含まれるリンの量は20mgほど。市販のキャットフードには約300mg~500mgのリンが含まれているので25分の1くらいの量でしかありません。海苔を与えることでリンの取りすぎに繋がることはほぼないと言っても大丈夫でしょう。
一日にあげても良い枚数の目安
以上のことから、一日に海苔一枚(3g)程度なら与えても全然問題ではないでしょう。
しかし、猫の体重は人間の15分の1ほどなので海苔一枚も単純計算では15枚分与えているのと同じような感覚なんです。そのため一気に一枚分すべて食べさせるのではなく、小さくちぎりながら時間を空けてあげるようにしてください。
また、コンビニ弁当に入っている青のりなどは味付けや加工をされているものが多いです。猫の消化機能を妨げるので絶対に与えてはいけません。おすすめは無駄な味がついていない焼きのりです。
そもそもなぜ猫は海苔が好きなのか?
もちろん個体ごとの好みの違いで海苔を食べない子もいますが、好きな子も多いです。本来であれば肉食動物のはずなのになぜ海苔好きな猫がいるのでしょうか。
この答えはハッキリと解明されていないため、猫たちの特徴を考慮しながら海苔好きである背景について考察してみました。
香り
猫は嗅覚が非常に優れていますが、視力は人間以下です。そのため普段の生活の中で嗅覚を頼りに行っている動作が多く見られます。海苔は磯の香りを強く発しているので、その香りに食欲がそそわれたのかもしれないですね。
食感
猫は日常の中で見たり触れたりしたことがないものに遭遇すると興味を持つことが多いです。磯の良い香りに誘われて海苔を見つけ、食べてみたらパリパリの未体験の食感を味わえたのでクセになってしまったのかもしれません。
味
猫は味の好みも持ち合わせている動物です。
しかし、毎日食べるキャットフードは薄めの味付けなので彼らにとって物足りともいえるでしょう。そんな時に自然なしょっぱさの海苔に出会ったことでその美味しさに気づき、キャットフードにはない魅力を覚えるのかもしれません。
まとめ
今回は猫に海苔を与えてもいいのかという疑問を解決した上で、あげる際の注意点などをご説明してきました。
海苔は適量なら猫が食べても全く問題のない食材ですが、過剰摂取は大きな病気に繋がる原因となり得ます。飼い猫が海苔好きかつ記事内で触れたような病気にかかっていないのであれば、量と頻度に十分注意して与えるようにしてください。
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