猫にカニカマを与えても大丈夫?おすすめ出来ない理由を紹介!
猫と言えば、海の幸が好きそうなイメージですが、加工品であるカニカマはどうなのでしょうか?そもそも、猫にカニカマを与えても大丈夫?猫にとっては魅力的なものでも、与えることでリスクや病気発症を伴います。今回は、その観点から猫とカニカマについてのご説明です。
最終更新日2020.05.06
カニカマ好きな猫は多い?
猫は海の幸が好きなイメージがあります。加工品であるカニカマも例外ではありません。
猫用のカニカマも売られていますが、人間用のカニカマを好む猫もいます。それもそのはずで、カニカマは魚のすり身で作られていて、さらにはカニの風味を出すためのエキスも入っています。猫にとっては魅力的でありそそられる食べ物になります。
しかし、猫にカニカマは大丈夫なのでしょうか?次項で詳しくお伝えします。
猫にカニカマを与えても大丈夫?
猫にカニカマ、結論からいうとそれは「NG」です。
猫用のカニカマはともかく、人間のカニカマには、相当な量の塩分が入っています。他にも保存料や着色料といった添加物も含まれているため、猫の健康を害する心配があります。
猫にカニカマがおすすめ出来ない理由
カニカマに含まれている塩分は、猫にとっては天敵だからです。塩分には豊富なミネラルがあります。「ミネラル豊富」というと、一見良さそうな感じがしますが、猫がミネラルを摂取しすぎると、尿路結石やストラバイトの元になってしまいます。ストラバイトを含む泌尿系の病気は、猫の腎臓を弱めてしまうことになりますので、おすすめすることはできません。
食べたからと言って今すぐ病気になる訳ではありませんが、食べ続けることで、内臓をジワジワと弱らせ、気づいたころには大きな病気に発展してしまう恐れがあります。中でも一番は、腎臓病です。
猫の腎臓病は、猫のかかりやすい疾患で多く、死因の上位でもあります。猫用のカニカマなら塩分量も配慮されているので、もしどうしてもの場合は、人間用ではなく、猫用の物を与えてください。人間用に比べたら比較的大丈夫です。
よく見かけるのがこのカニカマです。パッケージにも「保存料不使用」と書いてあります。こういった間食のパッケージには必ず成分量が書いてあり、塩分量に関しても当然表記があります。ご購入の際には必ず見るようにして、購入判断の一つにしてください。
ちくわも同じ
ちくわやはんぺんも、カニカマと同じように、魚類を加工した製品です。カニカマと同じように塩分が多く含まれています。ですので、ちくわやはんぺんといった練り物についても、カニカマと同じような注意が必要です。
まとめ
一番良いのは、人間の食べ物をあげないことです。一度でもあげてしまうと、何度も何度もおねだりをするようになってしまいます。猫を大切に思うのであれば、猫には猫専用の食べ物を与えるようにしましょう。
なお、本サイトでは、他にも「猫にあげてはいけない物」をご紹介しています。ぜひご参考ください。