ドブ貝・カラス貝の飼い方・飼育のポイントをご紹介!【二枚貝/餌/産卵/繁殖】
「貝」というと、アサリやホタテといった食べる貝を想像しますが、ドブ貝やカラス貝のように、観賞用に飼うことができる貝の種類もあります。今回は、ドブ貝とカラス貝の飼い方や、飼育のポイントをご紹介し、二枚貝の魅力についてお伝えします。
最終更新日2020.05.06
水草を育てる
水草には、水質を安定させる要素があり、また二枚貝の主食である「植物プランクトン」を湧き出す環境づくりをしています。実際、自然界の二枚貝は、金魚藻と呼ばれるマツモやアナカリス、カボンバの生えている環境で生息しているので、それら水草を入れてあげるようにしましょう。
エサを作る!
ここまでお伝えした、良質な底砂や水草までは完璧なのに、なぜか二枚貝が死んでしまうケース。こういった場合、そのほとんどの原因として考えられるのは、エサを食べてくれないことの「餓死」です。
二枚貝のエサとなる水槽内には、常に植物プランクトンが繁殖していないとなりません。しかし屋内での水槽で、この植物プランクトンを発生させることはなかなか難しいことで、そのため、二枚貝はエサを食べることができず、気づいたころには餓死をしている状態が多いと言われています。
これが、二枚貝の長期飼育が難しいと言われる所以ですが、植物性プランクトンを始め、アミノ酸やビタミンなどの入った二枚貝の専用のエサも売っていますので、色々と難しいと思う方は、最初からエサの購入をおすすめします。
その他にも、水温を維持させることも非常に重要です。室内の場合、夏場でも水温の上限は23℃以下にして、寒い季節の場合は、最低水温が5℃以上になるよう注意が必要です。
そして、水の環境が変わる際には、「水合わせ」も考慮しなくてはいけません。水合わせとは、今までと違う水槽(淡水から水槽、水槽から水槽など)に入れる際に、水温と水質を合わせる作業のことです。割とやりがちですが、水合わせもせずにいきなり水槽に入れてしまうのは、長期飼育とは程遠くなってしまいますので、絶対にしないように注意しましょう。
まとめ
今回は、ドブ貝・カラス貝をメインに、二枚貝の飼い方や飼育ポイントにスポットをあてました。いかがでしたか?貝の世界もなかなか奥が深いようで、一般的にはあまり知られていないことでも、いざ知ってみるとどんどんその「沼」にハマっていく気がします。違う貝も気になりますね!
二枚貝の飼育についてお考えの方がいましたら、本記事をご参考になり、ぜひ、その際は長期飼育に挑戦してみていただきたいと思います。
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