初心者におすすめの熱帯魚の種類18選！飼育しやすい人気の熱帯魚はコレ！

ところが、観賞魚店に行くと、色とりどり様々な熱帯魚が販売されていて、目移りしてしまいます。見たことも聞いたこともない魚ばかりで、初心者の自分に飼えるのかどうかわからない、ということもあります。

逆に、図鑑などで下調べしていったものの、予定と違う魚に一目ぼれしてしまう、ということもありますよね。

ここでは、観賞魚店で見かける機会の多い種類を中心に、初心者の方でもおすすめの飼いやすい飼育の簡単な熱帯魚の種類をピックアップしてみました。大型魚では水槽のサイズを大きくする必要がありますが、小型魚と中型魚は市販の「熱帯魚飼育セット」でそのまま飼育開始できるものばかりです。

ぜひ、参考にしてみてくださいね！

10センチ以下の、いわゆる小型魚をご紹介します。

小型水槽セットが主流の現在では、観賞魚の中でも、もっともメジャーなグループといえるでしょう。多くの種は群れを作る習性があるので、複数で飼えば見ごたえのある水槽を鑑賞することができます。もちろん、小型水槽で楽しむことも可能です。特に近年は30センチ以下の「超小型水槽セット」が充実していています。フィルターもセットになっており、器具に関する知識のない初心者の方でも水を入れて電源を入れるだけで簡単にセットできる商品が多く見られます。そういったセット水槽で飼育するにはぴったりの、飼いやすい魚たちです。

ただ、小型水槽で小型魚を飼育すると、知らず知らずのうちに過密飼育になってしまいがちです。「水2リットルにメダカ1匹」の割合が基本なので、自分が持っている、あるいは使おうと思っている水槽で何匹飼えるのか、よくイメージしておきましょう。

「熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる」とまで言われる超人気種です。

熱帯魚を初めて飼育する初心者の方から、美しさをとことん追求するマニアの方まで、幅広い層に愛されています。オスの尾ひれの美しさは見事で、様々な品種が作出されています。海外で大量に養殖されたものが安く手に入りますが、国内のブリーダーが大切に育てた個体は非常に高価です。

グッピーは水質にはうるさくなく、丈夫で飼いやすい種ですが、オスとメスを一緒に飼うとあっというまに増えていきます。数を増やしたくない人は、美しいオスだけをそろえるといいでしょう。オスをたくさん泳がせた水槽は鑑賞効果が高く、圧巻です。

グッピーは「卵胎生」といって、メスのおなかで卵がふ化して稚魚を産むタイプの魚です。簡単に繁殖を楽しめる、という意味でもおススメの魚といえるでしょう。

青と赤のネオンカラーに彩られた、非常に派手で鑑賞効果の高い小型カラシンです。

南米のアマゾン川に生息していますが、東南アジアで養殖されたものが大量に流通していて、安価で簡単に手に入ります。図鑑などではネオンテトラをおススメするケースも多いのですが、カージナルテトラの方が一回り大きく、より丈夫です。

初心者の方が飼うならこちらの方が飼いやすいでしょう。

群れを作る習性が強いので、ぜひ20匹以上でまとめて飼育しましょう。水草水槽で飼育するとよく映えます。水質には特にこだわりませんが、弱酸性で飼育するとより美しくなります。

ラスボラ・ヘテロモルファはオレンジ色のボディに黒い三角形の模様が入る、とてもおしゃれなコイの仲間です。

シックな体色は鑑賞効果が高く、群泳させると見ごたえがあります。小型のコイの仲間としては古くから知られ、人気があります。

東南アジアに広く生息していて、日本で売られているものは現地で養殖されたものがほとんどです。コイと聞くとニシキゴイのような大型魚を想像してしまいますが、先に紹介したテトラの仲間と同じく小型の魚です。とてもよく似た種で「ラスボラ・エスペイ」も売られていますが、どちらも初心者の方におすすめの飼いやすい種類です。

コンスタントに販売されているので、簡単に購入できるでしょう。群れを作って泳ぐので、複数で飼育するのがおすすめです。弱酸性の水質で飼育すると、オレンジ色がより濃くなります。