初心者におすすめの熱帯魚の種類18選!飼育しやすい人気の熱帯魚はコレ!
熱帯魚を飼いたいと思っている初心者におすすめの熱帯魚の種類18選をご紹介していきます。グッピーなど小型の熱帯魚から、エンゼルフィッシュのような中型、シルバーアロワナのような大型の熱帯魚までご紹介していきます。ぜひ飼育しやすい人気の熱帯魚を飼育しましょう!
最終更新日2020.05.06
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大型魚の花形ともいえる、アロワナの仲間の一種です。
日本では観賞魚として有名ですが、原産地では食用にされています。アロワナの仲間は5種類が知られていますが、その中でももっとも飼いやすく、大型になる種です。観賞魚全体を見渡しても最大級の大きさになります。
大型水槽さえ用意できれば、初心者の方にもおすすめの飼いやすい種類です。安価で入手も簡単なため、人気があります。アマゾン川に生息しています。
図鑑では、野生のものは1.2メートルにもなるといわれ、水槽飼育でも50センチは優に超えます。80センチ以上になることも珍しくありません。白銀の体色が美しく、背ビレと腹ビレの先端には赤い斑点が浮かびます。迫力と美しさを兼ね備えた姿を楽しむためには、最低でも90センチの水槽が必要です。理想的には、幅120センチ、奥行き45センチの水槽を使いたいところです。
性格は非常に温和なので、特に低層を泳ぐ魚とは相性がいいでしょう。ただし、シルバーアロワナそのものが大型なので、余裕のある水槽でない限りは単独飼育が基本です。また、肉食性なので、口に入る大きさの魚とは一緒にできません。
シルバーアロワナ
- アロワナの中の最大種
- 肉食性なので、専用フードか小魚を餌にする
- 丈夫で飼育は簡単
オスカー
オスカーは大型シクリッドの代表格です。
黒い体色に赤い模様が入り、まさに迫力満点の魚です。500円玉サイズの幼魚が売られているので、好みの個体を探し、じっくり育てるといいでしょう。成長が早く、すぐに大きくなるので、寂しいからと複数飼育するのはおススメできません。
幼魚のうちは白点病にかかりやすい傾向がありますが、10センチを超えれば丈夫な飼いやすい魚になります。肉食性ですが、大型シクリッド専用の餌もあるので、そういった人工フードで飼育することができます。良く人馴れすることでも知られ、しばらく飼っていると、飼い主の顔を見て寄ってくるようになります。
鑑賞用としてはもちろん、ペット的に飼いたい人にもぴったりの魚です。
オスカー
- 大型シクリッドの代表種
- 肉食性なので、大型シクリッド用フードや肉食魚専用フード、小魚を餌にする
- 良く人馴れすることでも知られる
ポリプテルス
ポリプテルスはアフリカに生息する古代魚の仲間で、そのルーツはハイギョよりも古いとされています。
ギザギザとした背ビレが特徴で、いかにも古代魚という雰囲気が魅力の魚です。10種類ほどが知られているグループで、パルマスやセネガルスなどの小型種は30センチほどです。人気のエンドリケリーや最美種ともいわれるオルナティピンニスは80センチほどになります。どの種も特に神経質な点はなく、丈夫で飼いやすい魚です。そう活発ではないので、大型種でも90センチ水槽で飼育可能です。
とてもおとなしい種なので、ろ過さえしっかりしていれば複数飼育もできます。特に、デルヘッジやエンドリケリー、オルナティピンニスは模様の個体差が大きく、好きな個体を集める楽しさも味わえます。ポリプテルスをコレクションするマニアも多く、隠れた人気を誇る種類です。
ポリプテルス
- アフリカ産の古代魚
- 30センチほどの小型種から、80センチほどの大型種まで、10種類ほどが知られている
- 肉食性なので、専用フードか小魚を餌にする
ピラニア
ピラニアは非常に有名な、アマゾン原産の肉食魚です。
観賞魚としても古くから有名ですが、パニック映画などでの知名度のほうが高いかもしれません。実は先に紹介したカージナルテトラと同じ「カラシン」というグループの魚です。ピラニアは数十種類の総称です。もっとも一般的なものがナッテリーで、20センチほどになり、腹部の赤みが不気味な美しさを持ちます。黒味の強いブラック、体が大きく黄色味の強いイエロージャイアントなどいくつもの種がおり、大型種は人気があります。獰猛なイメージとは裏腹に非常に憶病な性格で、単独飼育ではなかなか表に出てきません。90センチ以上の水槽を使い、5匹程度の群れで飼育するといいでしょう。
また当然、他種との同居は不可能です。特に飼育が難しい点はなく飼いやすい種ですが、取扱には十分注意しましょう。怪我をした手を水槽に入れると、血の臭いに興奮して噛まれ、大けがをすることがあります。
ピラニア
- 大変臆病な魚なので、複数の群れで飼う
- 水質は弱酸性を好む
- 噛まれると大けがになるので、水替えなど取扱には十分注意する
タイガーショベルノーズ
大きさ:50センチ~1メートル
価格:1000円~5000円
性格:おとなしい
群泳:なるべく単独飼育
難易度:★★★
迫力ある模様が魅力の大型ナマズで、ナマズの中でも特に鑑賞効果の高い種です。アマゾン川に生息しており、日本で観賞魚として高い人気を誇る一方、原産地では食用や、釣りのゲームフィッシュとして人気があります。幼魚が安価に販売されていますので、そこから育てるといいでしょう。
幼魚と成魚では模様が変わるので、幼魚を購入するときは模様は気にせず、餌をしっかり食べている元気な個体を選びます。吻端の尖ったシャープな体型も魅力の一つなのですが、狭い水槽で飼うとガラスにぶつかって、せっかくの吻端が潰れてしまいます。できれば120センチ程度の大きな水槽で広々と飼育しましょう。ガラスへの激突を避けるため、普段の飼育でも脅かさないことが大切です。
飼育そのものは簡単ですが、美しい体型を維持するのが難しい種と言えるでしょう。性格はおとなしいのですが、肉食性で口が大きいため、同じサイズの魚でないと同居はできません。単独飼育が基本ですが、先に紹介したアロワナとの相性は比較的良いようです。
タイガーショベルノーズ
- 大型になるナマズの仲間
- 肉食性なので、専用フードか小魚を餌にする
- 体型を美しく保つため、できるだけ広い水槽で飼育する
プロトプテルス・ドロイ
プロトプテルス・ドロイはアフリカに生息するハイギョの中で、もっともポピュラーな種です。
ハイギョは特に生き物に詳しくない人でも知っていることの多い有名な古代魚で、「肺魚」の名の通り原始的な肺を持っています。その代わりエラ呼吸はほとんどできないため、水槽のフタと水面の間に空間を作っておかないと、魚なのに溺死してしまいます。頭部の模様も特徴的で、よく見ると個体差があります。
特に派手な模様や美しい色彩はなく、鑑賞効果が高いとは言えませんが、全体に漂う古代魚独特の雰囲気が魅力です。
非常に丈夫な種で、水質悪化にも酸欠にも強く、とても飼いやすい魚です。
不活発なので90センチ水槽で最後まで飼育することができます。ただし、のんびりとした顔に似合わず気が荒く、他の魚と同居はできません。飼い主が噛まれることもあり、あごの力が強く噛まれれば怪我をするので注意が必要です。